「けいおん!」:かきふらい けいおん!

作者:かきふらい

マンガタイムきららコミックス

芳文社

現在3巻
(外は美人、中身は恥ずかしがりや!!)
秋山澪(みおちゃん)(1巻〜)
(物事は全て直感、おバカさん)
平沢唯(ゆい)(1巻〜)
(トラブルメーカー)
田井中律(りっちゃん)(1巻〜)
(おっとりお嬢様、実は中身は……)
琴吹紬(ムギちゃん)
(何でもできる万能妹。将来はお嫁に欲しいです)
平沢憂(うい)(1巻〜)
(ツンデレ。ツンツン)
中野梓(あずにゃん)(2巻〜)
<追加情報:2010年2/12>
・現在3巻発売中!! 春からのTVアニメ第二期も決定しております!!
昨年同様、TBSにて2010年4月より放送開始です♪


 昨年春は「けいおん!」ブームがすごかったですね。
 またアニメの世界に戻ってきますよ!!
 CD売り上げもすごかったですが(先日、NHKラジオを聞いていて、普通に曲がかかった時は驚きました)。
 楽器の売り上げが非常に好調になったという意味で、アニメと全然関係ない分野にも波及効果があったようです。はてさて、春からのアニメではどうなるでしょうか?





 
 梓「もう新入部員はいいんです。

   私、今年まではこの5人だけでやりたくなりました」


 「けいおん!」の世界は、作品内で時間が経過しております。
 1巻では1年生、2巻では2年生……3巻ではみんな3年生です。
 進路も考えなくてはいけない。部員が入らなければ、現在2年生の梓(あずにゃん)は、来年から軽音部ただ一人の部員に…………。





 
 和「…何うなってるのよ唯」

 唯「あ、和ちゃん…志望校どこにしようかまだ迷ってて…」


 1巻の最初の話とオーバーラップしますが…………
 
将来の進路が決められないと……唯……大丈夫?




 他のみんなは進路をどう考えているのか?
 お嬢様の紬(ムギちゃん)は。



 
 ムギ「私はN女子大に…」


 父親のすすめで…というムギちゃん……
 澪も律も「理由はそれだけじゃないな…」と、既に百合にしか思えないムギちゃんの本心を見透かしています。だって……「父親のすすめで…」のところの表情が……
 
……アニメ化以降、むぎちゃんの百合化が進んで…………時に暴走する事も見受けられるようになった気がしますよ。




 
 ムギ「そっその話、部室で続きしませんか!?」

 澪「何でムギがそんな張り切ってるんだ!!」


 唯の昔の話をする和に、律の事を話す澪…………
 ムギはいても立ってもいられないようで(笑)



 なお、3巻は巻末マンガとして、澪と律が友人になるきっかけとなった昔話がされています。


 時間軸がしっかり進んでいる作品なので、どのタイミングで作品を終えるかが気になりますね。
 あずにゃん以外の全員が高校を卒業する段階か。
 あるいは、あずにゃんが卒業する段階か……自分はそのどちらかかと思っているのですけどねえ。




 さて、今日紹介するのは、かきふらい先生の『けいおん!』です。
 昨年1巻が出た時点で紹介するつもりが、いつのまにやら2巻発売……
4月からのTV化決定の時期にまでずれこんでいました(汗)


 作品は『学園コメディ』。
 高校の軽音部を舞台にしています。
 
放課後の音楽室で、まったりティータイム、合宿では大いに遊び、テストで大いに凹み(1名のみ)、ゆるやか〜な部活ライフを満喫している女の子達のコミックです。


 系統的には、「あずまんが大王」の軽音部バージョンかなという感じもします。
 個性豊かな女の子達、軽快な感じのギャグ要素を音楽でやっているという感じ。
 なので、学園マンガ……特に「あずまんが大王」とかが好きだった人にとっては、結構楽しめる作品かと。
 2009年4月からのTVも楽しみです。

 (アニメ公式サイト「けいおん!」(TBS)
 4月2日(木)TBSにて、深夜1時59分よりスタート!!



 さて、では部員の紹介を追いながら、作風をなんとなく見て行きましょう。




 
 和「え!? まだ決めてなかったの?」

 唯「でもでも、私運動音痴だし、文化系のクラブもよくわからないし…」


 高校に入学して2週間。唯(ゆい)はまだ部活未所属でした。
 そんな彼女を見かねた、生徒会の
和(のどか)が言ったセリフ……
 
これが唯を『軽音楽』の世界に入らせる事になる、おそらく最大のきっかけだったでしょう。




 
 和「はあ……こうやってニートが出来上がっていくのね…」

 唯「部活していないだけでニート!?


 そうして、唯は部活に入る決心をしました。




 
 唯「とりあえず、軽音楽部ってところに入部してみましたっ!!」


 ちなみに、和に「どんな部活」と聞かれて…………
 その活動内容さえ知らなかった彼女は…………





 
 唯「でも、軽い音楽って書くから、きっと簡単なことしかやらないよ!」

 口笛とか!

 自信満々に答えているけど…………
 なんだ、そのやる気の無い部活は……



 もちろん、あれですよ。
 軽音楽部って言ったら、音楽室とかで、





 

 ティーセットを持ち込んで、のどかなお茶会をするわけです!

 実際、彼女たちは毎日のようにお茶会をしています。

 よくある軽音楽部の活動風景ですね♪




 そんなわけあるか!!




 
 梓「音楽室を私物化するのもいけないと思います!

   ティーセットは全部撤収すべきです!」


 この娘さんは、梓(あずさ)ちゃん。2巻から出てくる、唯たちの後輩になります。

 この娘に指摘されるまで、軽音部全員がティーセットで毎日お茶会の部活を、何の疑問にも思わなかった最大の原因は……




 
 さわ子「それだけは勘弁して!!

 梓「なんで先生が言うんですかーっ!


 顧問のさわ子先生が、ティータイムを私物化していたためかと思います……
 ちなみに、おそらく作中一番のダメ人間は、この先生です。





 

 私的には、お嫁さんにほしい娘さんが、この澪(みお)ちゃん
 背も高い、美人、性格も成績も良い。部員中最高のプロポーション。最高です!


 唯が紹介しているように、かっこいい大人の女性って感じ♪


 でも、コメディ系のマンガだとこういうタイプの娘さんって……




 
 律「あんなにボーカルするのいやがってたのに」

 澪「そんな子供じゃないんだし」


 この話は、学園祭のライブで、急遽澪ちゃんがボーカルをすることになった時のことです。
 何で最初は嫌がっていたかといえば…………





 
 澪「いつまでも動揺していられないわよ


 カタカタ震えております。

 ええ、極度の恥ずかしがり屋です……

 イコール!!

 作中、散々いじられていじられて、可哀想な目に遭うのがこの人。
 
 ガンバレ、澪ちゃん!!


 この後の学園祭ライブでは……恐ろしい結末・悲劇が彼女を襲います。
 あ、澪ちゃんのパンツは縞々パンツですよ(え!?)


 そもそも、ベースを選んだ理由が、ギターは目立つから恥ずかしいという人。




 
 
 紬(つむぎ)こと、ムギちゃんは、ふわふわおっとりした可愛い人です。

 ちなみに、太い眉毛の正体はたくあんです(唯の妄想ですが)。




 

 ちなみに、とてつもない大金持ちの家のお嬢様。
 自宅には執事がおり、別荘は数知れず。
 上記のセリフは、バンドの合宿に別荘(海がつきます)を貸したときの話です。


 なお、ティーセットとお菓子はこの人が持ち込んでいるので、
 軽音楽部が「放課後ティータイム部」になっている、元凶でもあります。





 

 元気一杯、明るい女の子……それは言い換えれば……




 
 唯「あの二人、なんだかいいムードですよ、りっちゃん」

 律「うーん、なんだかあやしいわねぇ…」


 昼休み、軽音楽部のメンバーから離れ、

 いじられる事の無い、平和な時を満喫していた澪ちゃんの元へ……




 
 律「突撃ーっ!


 当然の如くに突入し…………




 
 律「お二人さーん、仲いいですねぇー?」


 その癒しの時間を容赦無しに奪っていきます。

 見た目からしてもよく分かる、トラブルメーカーです。

 なお、2人の関係は、
 
澪ちゃんを律がいじる。澪ちゃんがかわいそうな目に遭う。
 いじられる澪ちゃんは可愛い = 読者の私がたまらないという構図
です。




 このように、この作品は……
 唯 = おバカ
 律 = トラブルメーカー
 澪 = イジラレ役
 紬 = ほんわか
 先生 = ダメな大人の見本
 などと、役どころをしっかり分けているので、作品のテンポも良くなっております。



 テンポ良く、学園コメディを楽しみたい人には、オススメの一冊です。
 ちょうどこの春にアニメ化もすることで、本屋でも結構見かけるようになりました。
 ぜひ、お手にとってみてくださいませ!!



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