![四季おりおりっ!(作者:稲城あさね)](comics_shikioriori_11.jpg) |
四季おりおりっ!
作者:稲城あさね
4コマKINGSパレット
一迅社
現在1巻まで |
(この姉に萌えろ(4人の姉妹愛に萌えろ)!!)
・長女:四季春菜(大学生:ポヤポヤおっとりしたお姉さん)(1巻〜)
・次女:四季夏希(三女に好かれる、クールビューティー)(1巻〜)
・三女:四季秋乃(夏希ラブな、高校1年生。おバカ、元気)(1巻〜)
(妹です!!)
・四女:四季冬香(小学生。健気。いっつもみんなの食事を作ります)(1巻〜) |
今日紹介するコミックは、稲城あさね先生の『四季おりおりっ!』です。
稲城先生の初コミックでもあります(2008年末に出たばかりです)!!
キャッチコピーは『ザ・姉妹愛』!!
いかにも、「姉萌えコミック」として取り上げるのに良さ気ですね。
ただ、むしろどちらかと言えば家族愛の方が強いかもしれません。
大学生の長女春菜、高校生の次女夏希、三女秋乃、小学生の四女冬香の4人姉妹の、テンポ良いコミック。
家族愛と、季節感を大事にするところが、この作品の根幹部分となっております。
本作品の良いところは、主要登場人物の4人にかなり話を絞った上、4人の役付けを明快にしたところかと思います。
長女春菜は、ポヤポヤした感じのゆる〜いお姉さん。
次女夏希は、何でもこなせる天才、クールな美少女、だけど感情表現が苦手。
三女秋乃は、猪突猛進、おバカさん。とにかく元気、元気娘。
四女冬香は、健気で小学生ながらも一家の食事をまかなう等、縁の下の力持ち。
特に、夏希と秋乃の組み合わせ方が作品をテンポ良いものにしていると思います。
では、登場人物の紹介から作品の雰囲気だけでも。
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春菜「…お姉ちゃんなのに……」
秋乃「大丈夫だよ姉さん!! 私たちも一緒だから!!」
まずは長女の春菜さん。
目がいっつも細いです(本人曰く『目は開けている』とか言うけど)。
一番上のお姉さんなのに……どこか頼りない感じが漂います。
一言でキャラを表すと『ぽやぽやー』
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春菜「よろしくお願いします!」
にっぱー☆
素晴らしいスマイルです!!
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店長「採用っ!!」
春菜「ありがとうございます!」
怪しい店ではありません。
スーパーのバイト面接、一瞬で採用を決めた笑顔でした。
というか、いつも笑顔のお姉さんです。
ぽやぽやしていて、おっとり優しい笑顔の春菜さん……
素晴らしいお姉さんです(スタイルもバツグンです!)
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春菜「つまり、これと同じ感じね!」
ぶっこみ よろしく
特攻で夜露死苦!
このお姉さんのセリフ、フォントも変えて可愛らしさを表現していますが……
あれ?
なんですか、この人に似つかわしくないこの当て字は?
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「先代! どうぞ!」
「先代! 召し上がってみてくだせぇ!」
なんと、元ヤンでした(番長…………)
いつも、ゴツイバイクを乗り回しています。想像できない……
でも、いつでも笑顔!!
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秋乃「これぞまさに、クリマスマスのムードメーカー!」
三女の秋乃。おバカさんです。
見た目どおり(笑)
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秋乃「つまりクリスマスにおいて、ツリーは私のような存在なのです!」
ほほぉ…………
こういう風に彼女が調子に乗り始めると……
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夏希「全然違う。ツリーに謝れ」
そのとおり!! ツリーに謝りなさい。
九九も満足にできない女の子が、ツリーと自分を同列扱い等と……
このように、秋乃を必ずぶった斬ってくれるのが、次女の夏希。
常にクール。無表情です。
ちなみに、秋乃は夏希が好きという設定のためか、2人セットで描かれることが多いです。
それと、キャラが対照的な2名なので、この2人の掛け合いが一番テンポよく面白い。
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夏希「次の古文を現代文に訳せ…」
ただ、表情は無表情でも、面倒見は良いお姉さんです。
妹の勉強だって見てあげます。
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秋乃「もう一度お願いします。日本語で」
夏香「日本語だ」
…………でも、秋乃は……おバカ…………
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冬香「ウチはやっぱり手料理を贈りたいんだけど…」
これは、単身赴任で海外で働いている母親に何か贈りたいって話なのです。
絵を見ても分かるように、料理が得意の四女冬香。
大食い設定があります(尋常じゃない量です)。
そんな設定があるのに、地味。
何故かこの娘だけ一人称が「ウチ」……でも、他は標準語。
でも、やっぱり地味。
……地味な感じがぬぐえない、可愛そうな娘さんです(私的にはそう思う)。
ちなみに、4人を紹介した時点で気がついた方もいるかと思いますが……
全員見事なアホ毛をそなえております!!
ここまでアホ毛を強調して描かれる作家さんも珍しいと思うのですが……。
しかも、アホ毛はちゃんと感情表現のために動きます!!
稲城あさね先生の特徴は、私の中で『アホ毛の先生』となりました。
中身は小気味良いテンポで話が進みますし、キャラの個性も立っていますので、楽しんで読むことができるかと思います。
ちょっと温かい家族愛に触れたいと思ったら、ぜひぜひ手に取ってみてくださいませ♪
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