|
はるうらら
作者:たかまつやよい
アクションコミックス
双葉社
全3巻 |
(登場するポニテ娘=この娘をチェックだぜぇ!!)
・佐藤うらら |
<追加情報:2008年11/4>
・「はるうらら」、3巻で完結です。最後はどうなったのでしょうか?
・ちなみに、3巻の裏表紙には…………
うらら「お父さんにはほとほと愛想がつきたわ。
二度と会わない、さよなら!!」
パパ「うららーッ!!」
うらら「彼氏ができたの。お父さんよりステキな人。結婚しまーす」
パパ「うららーッ!!」
うらら「海外で仕事しようと思うの。元気でね、お父さん」
パパ「うららーッ!!」
パパ「なーんて夢を見てな〜。あるわけないよな〜」
うらら「さあ、どれが正解でしょう。本編をどうぞ!!」
さて最終巻…………
大企業の社長であるパパは、子離れができたのか?
うららは最後、どういう道を進んだでしょうか?
親バカマンガ、とうとう完結しました!!
後は、本編を購入して、ご覧あれ!!
|
今日紹介したいコミックは、双葉社から出ている『はるうらら』です。
「まんがタウン」に掲載されている4コママンガ。作者は、たかまつ先生(男性)とやよい先生(女性)のお二人です。2人のユニット名がたかまつやよい先生。
コミックの中身は、社長令嬢であることを隠して自立をめざす佐藤うららを中心に、彼女の所属する課の同僚や先輩・上司たちとの仕事風景や日常を描いています。
そして……彼女の父親であり会社の社長である親バカのパパ……社長であるパパは娘とベタベタしたいがゆえに、社内でうららが娘であることをバラしたくてしょうがない……そんな親バカパパの有形無形の干渉にもめげずに、頑張るOLのコミックです。
とにかく、爆笑必死だと思います。自立した女性を目指し、親に甘えるのを嫌がる女性うららさんに、ものすごく好感が持てます。こんなに好感が持てて、自然な感じのヒロインってそんなにいないような気がします。
というわけで、上司や同僚等、課のメンバー等が中心的な登場人物となりますが、紹介としては、ヒロインであるうららさんを中心にして、作品の雰囲気だけでもお伝えしたいと思います。
2005年にコミックが発売されたときから、ずっと注目していて、私一押しのオフィスコミックです。
書店にてお求めあれ!!
右側の女性が、佐藤うらら……本作品のヒロインです。
社長令嬢であることを隠して、頑張っているOLです。
見事なポニテです!
最初は親が社長を勤める会社ではなく、別の会社に入社したようなんですが……その会社が早々に倒産。生活が逼迫してやむを得ず、親が社長の会社に入社しました。
そして、親バカの父はといえば…………
うらら「お父さん。社長秘書とかやめてね」
パパ「し…しないとも」
とにかく社内で娘とベタベタしたい……娘から入社前に釘をしっかりとさされています。
「バラしたら親子の縁を絶縁!」
とまで娘に強くクギをさされ……パパは悶々とした日々です。
しかし、パパ社長は有形無形に娘に干渉。娘は毎回毎回、社内で自分が社長令嬢とバレないか(バラされないか)、不安で不安でしかたがありません。
彼女は自立した女性を目指して頑張っているわけで……自分が社長令嬢とバレてしまったら……それもままならなくなってしまいます。
うらら「今年も会社でお父さんのコトバレませんように」
と、必死で初詣で願っているかと思えば……
パパ「今年こそ会社でうららを認知できますように」
と、娘と対照的な願い事…………
でも、段々にこの過干渉なパパが可愛くも見えてくるから不思議。
うらら「上の人に私ひとりでお話して、
とれたよ契約!!」
上司に仕事のミスを怒られたりしながらも、仕事を頑張っている彼女は輝いて見えます。
そんな彼女にもいくつか悩みはあります。
1、父親が有形無形に干渉してくるので、いつ社長令嬢とバレるか不安。
2、給料日前は切迫していて、おなかを空かせていること多々。
3、……彼氏ができない……
明朗快活で、頑張り屋。
美人でスタイルも抜群……こんなに美人なのに……
何故か言い寄ってくる男がいません。
うらら「入社して2年…
せっかく社長の娘って隠してるのに…」
2年目とか3年目とか……ちゃんと時間が流れているのもこのコミックの特徴です。
4コマは、時間が「サザエさんワールド」になるものが多いですが、これは違いますね。
時間が流れていくということは、登場人物の成長とかを描けることにもなりますから、色々先の展開が期待できそう。
うらら「なんで彼ができないんだろう」
確かに不思議です!
どう考えても、普通なら課のマドンナ的存在な気がします。いや、社内のかな。
これだけ美人でモデル級のスタイルで性格良しなら……
彼氏ができない方がおかしいですよね?
娘は気付いていませんでしたが、
親バカパパの有形無形の干渉の結果でした……
娘を他の男に渡したくない社長の強い意思は、娘の背後にオーラのかたまりとなって……他の男を遠ざけていたようです。
このように、親から離れ、自立した女性目指して頑張っているヒロインを中心とした、コメディー要素の強いOLマンガです。
作画も私の好みに合致しているのですが……とにかく頑張っているヒロイン像に好感が持てて、何度も読みたくなるコミックです。
私事ですが、私は頑張る人がもちろん好きなんですが……コレを初めて読んだときは大学院生だった頃で、修士論文に行き詰まって苦しい時期でした。その時期に、元気をわけてもらったマンガだったので、余計に今でも親しみがあります。
元々、やよい先生は連載開始当初はOLもやっていたらしく、会社の人を一部モデルにしたりもしたそうです。
みなさんも、買って読んでみてください!!
|