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勤しめ! 仁岡先生
作者:尾高純一
ガンガンコミックス
スクウェア・エニックス
現在4巻 |
(偏屈教師!!)
・仁岡先生(1巻〜)
(変人巨人女教師 ← だが、私は嫁にしたい!)
・河原先生(1巻〜)
(変態のオッサン)
・校長(1巻〜) |
<追加情報:2007年11/26>
・2巻発売!! ノリ・ツッコミの激しさは1巻以上!! ドラマCD化も!!
・河原先生……きっちりした格好をしたら……すさまじい美人だったが……誰も気付かなかった(哀)
・河原先生のフルネーム……作中にひっそりと♪
・前半と最後の方で新キャラも登場……というか、英語の教員1人もいなかったのか……(汗) |
<追加情報:2008年8/30>
・3巻発売!! 上様こと上原が大活躍の3巻です!!
・表紙裏には、『変態ジャージ党(構成員3名)』の突撃インタビューがあります(苦笑)
仁岡「とにかく学校に残ってる奴全員集めてこいよ。雪合戦しよう」
浅井「いいのだな? 本当に」
雪が降って大はしゃぎの仁岡先生……しかし……それは……
河原「さぁ、ウサギさん狩りの始まりですよ〜」
河原先生によるウサギ(仁岡先生)狩りタイムのスタートを意味していました。
河原先生は…………
かつて1巻で、仁岡先生を(力づくでも)ものにすべく
生徒を倒そうとした、怪力長身のお姉さんです。
その河原先生は、体育教師ですが…………
河原「体育教師だから泳げると思ったら大間違いよ」
浅井「えばる所かよ!? てかカナヅチなのかよ!?」
実はカナヅチ……水泳の授業を私事でしていませんでした……
でも、河原先生だって女性…………
河原「私だって本当はあなた達の水着に胸躍らせたいわよ」
浅井「黙れ! 円熟の域に至りし変態めが」
声変わり前の成長期の中学生に、とても、危険な、嗜好を持つ……
そんな河原先生だって、プールで水着姿の生徒達を見たい!!
女とかどうとか関係ないし、やっぱり危ない先生です…………
河原「泳げりゃ偉いのかい!? そりゃ悪うござんした。どーせ私は泳げませんよー」
浅井「偉い偉くないじゃなしに、お前は泳げなきゃダメだろ」
そして河原先生逆ギレ……中学生に諭されているし……
河原「分かってるわよ。泳げない私に、
あなた達の濡れ髪を見る資格がないことくらい」
浅井「泳げない貴様にないのは、体育の授業を見る資格だー」
さすが……河原先生……結婚してください!!
まあ……でも…………
校長「教師と生徒が愛し合っちゃいけないと、誰が決めた!!!」
アンタ
仁岡「誰がじゃなくて、校長が決めんだよ普通!!」
こんな校長がいる学園なんだから、河原先生はマトモな人なんですよ♪
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<追加情報:2010年2/26>
・4巻……2009年9月には発売しておりました。
さて、そろそろ学生さん達にとっては新学期ですね。
新学期……全てが新しい空気に変わり、新生活が始まるそんな日々……
それは新たな出会いと…………
仁岡「新生活にウカれる全てのガキを滅ぼす別れの時なのだー!!
そう言いたいのだな!! 転校生の川崎!!」
川崎「同意できないにも程があるわー!!」
転校生の川崎さん……初登場で新生活に胸ときめかせているところ……
子供嫌いの中学校教師、仁岡先生に補足されてしまいました。
川崎「…このおかしな学校に来て私は疲れてるんだ。
あれは幻覚。今一度ドアを開ければ違う光景が……」
早々に変な教師に絡まれ、この中学校の現実から目をそむけたくなる……
そんな転校生の新生活開始……教室のドアを開ければ。
上原「宿題などしたら遊べない。それは死を意味する。
故に私は宿題を否定する」
上原「ヘイヘイ背骨がキュートな声で鳴いてるぜー」
仁岡「はあ〜」
教室では仁岡先生が宿題を出した事に怒りを覚えた上原による
仁岡先生の公開処刑が行われておりました…………
相変わらずスゴイ学校…………
まともな人間はいないのか…………
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さて、今日オススメしたいコミックは、ガンガンコミックスの『勤しめ! 仁岡先生』です。
内容はと言うと、4コマ漫画。
子供嫌いの教師仁岡が、中学校に赴任してくるところから話が始まります。
不良だと言い張っているけど、成績優秀異常にマジメな、『バッタもん』の不良浅井(通称こけし)、今江などの個性派の生徒たちに囲まれ…………教師サイドはといえば、生徒に率先して告白したり小ざかしいことをする変態のオッサンである校長や……背が高くてスタイル抜群……美人なのに……子供に欲情するような(男女関係無し)変人である河原先生など……『忌々しいガキどもを滅ぼす』などと言っている仁岡先生がマトモな人に見えてくるような人材ばかりが揃っています。
登場人物が異常に濃い感じのするコミック。
さて、生徒サイドの紹介はほとんど行わないで、教員サイドの人物紹介をすることで、作品の雰囲気を伝えようと思います。ぜひぜひ買ってみてくださいな♪
まず、主人公だと思われる、新任の仁岡先生から。
仁岡先生は大の子供嫌い。何でそんな人が中学校の教員になったかはナゾですが……
初めてのクラスでの挨拶においては、
仁岡「僕は教師という立場を活かして
お前達を陰湿に追いつめていこうと思ってる。
よろしくな!!」
しかし、こんなトンデモない教師仁岡に、『バッタもの』の不良である、浅井が何故かほれてしまう。
タバコの変わりに飴玉をいつも口にくわえている。
タバコは有害だが、飴玉は次の授業への活力を生むんだそうな……
どこが不良なんだ!?
さて、そんな浅井の思いを当然ながら仁岡先生は断るわけです。
だって、子供嫌いだし……
そもそも、教員が生徒、それも中学生に手を出したら犯罪ですよ。
そうしたら…………激怒した人がいました。
校長「教師と生徒が愛し合っちゃいけないと、誰が決めた!!!」
アンタ
仁岡「誰がじゃなくて、校長が決めんだよ普通!!」
多分、このマンガに出てくる大人で一番ヤバイのは校長です。
というか、この学校はヤバイ…………
校長「教師のくせに生徒と付き合えるチャンスをふいにする気か?
やっべ、こいつマジ信じらんねぇ」
仁岡「あんた、自分が何言ってんのか分かってます?」
さて、子供嫌いの仁岡先生は、ヒマさえあれば、子供を苛め抜く方法を考えています。
そうしたある日、浅井をボコるという話を仁岡先生が口にしてしまったのを職員室で聞いて、仁岡先生に食って掛かってきたのが……
河原「生徒にやつあたりする教師がどこにいるんです」
と、体育教師の河原先生が正論をもってきました。
校長があんまりにアレなので、まともな教員はいないものかと思っていましたが、河原先生はまとも?
仁岡先生も、まともな先生がいたのか……と思わず感心するほどでした。
ちなみに、河原先生は背が高く美人でスタイル抜群……私が好きなタイプですが……問題が。
何で、生徒にやつあたりをしてはいけないのか?
河原先生はこう主張しました。
河原「その汚れなき心、愛くるしい瞳。
つるっつるの肌!」
河原「中でも子供から大人へとかわる中学生。
短く儚いですが究極の美を放つ瞬間なのです」
だから、子供は世の中で最も尊い存在なんだそうです。
ちなみに彼女は声変わりする前の少年にしか興味がない……そうな……
単に年少者への恋愛嗜好を持っている変態でした…………
この河原先生と仁岡先生の対立は、ある経緯を経て収まります。
そして、河原先生が仁岡先生に惚れてしまってからが大変………
仁岡先生に惚れているのは、前述しましたが……
この浅井が惚れていました。
河原先生も、以前はこの浅井に惚れていたそうです(男女関係無し)
そこで…………
河原「浅井さんは校長とは違う。
半殺しというわけには。
けど、今なら過去を断ち切る私を仁岡先生に見てもらえる」
この直前、浅井に告白をした校長は、河原先生に半殺しの刑に処せられていたようです。
河原先生は、自分こそが仁岡先生にふさわしい女……と見てもらうために、以前大好きだった浅井を仁岡先生の目の前でどうにかしようと考えたようです。
でも、校長が生徒に告白……改めて思う……この学校はヤバイ…
河原「…そうだわ……
3割殺しならば!!」
仁岡「まてまてぇい」
河原先生が出した結論は、生徒である浅井を3割殺しにすること…
この頃から、仁岡先生はマトモな人間として周囲にツッコミを入れる要員に……
後ろで浅井が震えています。
河原「なぜ止めるのですか!?
浅井さんを倒さねば、私は先に進めないんです」
仁岡「あんた、生徒倒してどこ行こうってんですか!?」
でも、私はこんな河原先生が大好きです…………
しかし、確かに生徒を倒してどこに行くつもりなんだろ、河原先生……
と、このような濃いキャラクターが繰り広げる学園珍騒動を描いたコミックです。
仁岡先生は、子供を撲滅するために教師になったはずなのですが……このような同僚達に振り回されるせいで、いつしか普通の教師は彼だけのような状態に…………。
これはこれで、変な中毒性を持つマンガでオススメですよ♪
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