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24時間サンシャイン!
作者:吉川景都(よしかわ けいと)
マンガタイムコミックス
芳文社
現在1巻 |
(この店長おかしいよ! 変だよ!)
・琴菊善(店長)(1巻〜)
(元ヤン)
・矢沢美和(1巻〜)
(フリーター、常識人)
・井原典子(ノンちゃん)(1巻〜)
(メガネ、大学生)
・岸田遼(メガネくん)(1巻〜) |
今日紹介するコミックは、『24時間サンシャイン!』です。吉川景都先生の4コマとなります。
まだ先月発売されたばかりのコミックです♪
内容としては、コンビニ「サンシャインマート」を舞台にした4コマ。コメディです。
変な店長を筆頭に、元ヤン、メガネ、フリーターのバイト店員、そしてネコ。
これらが働くコンビニの珍騒動を描いたものです。
とりあえず、人物紹介を通じて、いつものように雰囲気を…………
店長「これがサンシャインマートじゃなくて、
平社員マートだったなら」
店長「さぞ平社員尽くしの店と思われるだろうな」
このような変な店長に手を焼かせられる……
それがコンビニ『サンシャインマート』なのです。
実際のコンビニでも、季節ネタを織り込んでイベントやフェアを行いますよね?
このコンビニでも、そうしたものを捉えて、何かをしようとするのですが……
店長「フッフッフ。スポーツの秋……
タダでは買い物させんぞ」
のんちゃん「て…店長!! 何やってんですか、アンタ」
そういうことが何故かいつも暴走・暴発…………
何をやっているんだ、この店長は……
客「つーか、普通買い物ってタダじゃできませんよね」
しかも、レジにいた客につっこまれるし…………
店長「見よ!!
さっきのゴールをレジにとりつけた!!」
のんちゃん「何いー!!!」
このコンビニは何がしたいんだ……どこへ向かうつもりなんだ……
店長「放って入ったものだけ買えるのだ」
のんちゃん「入んなくても売りましょうよ!」
売らないと店が潰れるんじゃないのか!?
店長、本末転倒……というか、何故客までノリノリなのだ!?
矢沢さん「へー、客寄せ」
またあるときは、客寄せに何かをプレゼントしては?
という話に……実際のコンビニでも、ポイントシールでお皿ゲットとかありますよね?
この、15歳で子供を生んだとかいう、元ヤンの矢沢さんは……
矢沢さん「客寄せならもっとさ〜……
特攻服プレゼントとか」
のんちゃん「もらって喜ぶ客層がピンポイントすぎますよー!!」
というか、コンビニで特攻服って…………
そもそも今現在、特攻服着るような若者はいるのか?
矢沢さん「もちろん脱ぐ時は、族抜けの制裁アリ」
のんちゃん『おっかねープレゼントォー!!』
……おっかないどうのではなくて……
どうしてコンビニのプレゼント企画がこんなトコへ発展するのだ!?
そして私なら、そんなコンビニに行かないような気がする……
こんな変なコンビニがどうして潰れないのか不思議です。
そもそも、このコンビニ店員が4人しかいません。
24時間営業で4人です…………作中でも触れられますが……
どうして営業できているんだろ?
こんな変なコンビニのオーラを察してか、変な人物が訪れることもあります。
ビューティ「そう……ボクはビューティ!
美の貴公子!!!」
のんちゃん「うわあ〜…」
こんなコンビニに「美の貴公子」って堂々と名乗って入ってきて、
それでバラを持っている人間に、少なくともマトモな人はいないと思う……
さて、このコンビニは4人体制で(何故か)動いています。
先ほどの店長、矢沢さん。
それと…………
メガネくん「24時間オープン。
温泉にも入れるコンビニなんてすごいですよ!!」
スゴクねーよ!!!
冷静になれよ!!
それはコンビニって言わないだろ!!
まともそうですが、このメガネくんもおかしな店員です。
ちなみにメガネがこんなトンデモ発言をしたのは……
直前に店長が店内を『ツルハシで掘って温泉出そうとしていた』という伏線があります。
……自分でも書いていて何を書いているんだと思いますが……
コンビニの店長がコンビニの床をツルハシで掘っていたんですっ!
……何度もいうけど、コンビニの企画としておかしいだろ、それは!?
しかし、どうやって温泉を引いてくれば良いのだ?
メガネはこうのたまいました。
メガネ「店員が長〜いストローで吸うってのはどうかな?」
矢沢さん「そのストローどうすんのよ」
ストローうんぬん以前の問題だと、早く気がついてください。
そもそも、人がストローで吸ったお湯なんて……入りたくない!
こんなコンビニ…………
のんちゃん「変な店だなあ……」
店長達のトンデモ行為にいっつもツッコミを入れてくれる、
おそらく店で最も常識人の、フリーターのんちゃんです。
まったく賛同…………
こんな風に勢い全開で突っ走る感じのコンビニマンガです。
店長が火をつけ、店員等が油を注ぎ、のんちゃんがツッコミまくる……という展開の仕方ですね。
勢いがかなり強くて、少々クセがある気もします。
とかく、ハイテンション。
とりあえずのところは、何も考えずに、こちらも突っ走って読むことが最良かと。
作者のコンビニバイト実体験の話も乗っています。
『美川べるの、爆笑』と帯に書いてありました。
美川先生も、結構ノリとイキオイで突っ走っていく作家ですが(彼女の場合、濃ゆいネタが多いですが)……彼女の作風が好きな人は、かなりマッチすること請け合いだと思います。
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