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げんしけん
作者:木尾士目(きお・しもく)
アフタヌーンKC
講談社
全9巻 |
(この娘に萌えろ!!)
・春日部咲(1巻〜)
(腐女子!!)
・大野加奈子(1巻〜) |
<追加情報:2005年4/7>
・5巻が発売されました♪ みなさん読みましょう♪ |
<追加情報:2005年6/26>
・6巻発売!! なんと、「げんしけん」の同人誌が付録に付いてきました! お買い得♪ |
<追加情報2006年1/15>
・7巻発売中♪ 荻上さんと笹原君の微妙な関係の展開が大いに良いです!! |
<追加情報2006年9/25>
・8巻発売中!! 荻上さんと笹原君……とうとうくっ付きました!
・荻上さんの過去の話も収録。あと、次の9巻で「げんしけん」完結だそうです。 |
<追加情報:2007年1/1>
・9巻……とうとう最終巻となりました。木尾先生、お疲れ様でした。
・限定版には、同人誌とドラマCDがついてきました!
・斑目の春日部さんへの片思いの結末についても…… |
えと、このコミックは有名なので紹介の必要性が薄いですが、一応内容の紹介から(笑)
舞台は東京郊外の大学。そこでの「マンガ・アニメ・ゲーム好き」の「アレな人たち」を描いたコミックです。
要は、「オタク勢ぞろいのサークル『現視研(げんしけん)=正式名称:現代視覚文化研究会』」と、そのメンバーの周囲の楽しき日常を描いたものです。
中身は「ヲタ」らしく、それ系列の「マンガ・アニメ・ゲーム」を熱く語ったり、コスプレしたり、コミフェス行ったり……そんな感じですが、別に「オタク」じゃなくても純粋にコミックとして楽しめます。書き込みも緻密だし、作者のこだわりもかなり現れている作品。
逆に「オタク」な人は、「あー、これこのゲームのコスプレ!!」とか、そんなアレな話題でウケることこの上なし♪
さて、この作者は「書き込みが緻密」なんですが、人物の心理描写も緻密です。
そこが非常に好感が持てますね。
例えば、「現視研」メンバーが、秋葉原に「同人誌」を買いに行くとき、電車の中で楽しそうに「そっち系統」の話をしています。
で、そこに別の駅から、「遊んでる風」な男たちが乗り込んできます。
すると…………。
全員が違う方向を見て、
かつ沈黙!!
誰とも視線を合わせていません。
このあたりの「心理描写的」な緻密さが私は大いに気に入りました♪
実は、このあたりの描写が、2巻以降を買うようになった要因ですね。
登場人物中、一番萌えるのは誰かといいますと……。
読者的には
「大野さん萌え!!」
が多そうですね。
大野加奈子さんは、こんな人です。
このコスプレしているのが、「大野加奈子さん」
隣で「コスプレ」がわからないでいるのが、「春日部咲さん」。
ちなみに、このコスプレは、「ギルティ・ギア」という格闘ゲームの「蔵土縁紗夢(クラドベリジャム)」ですね。
ジャムくらいは私もわかりますよ。オタじゃなくても、ギルティはメジャーな格ゲーですし!!
また、大野さんではこんな爆弾発言も…………。
大野「ホモが嫌いな女子なんかいません!!」
「女のオタクは嫌い」って言った女子の前で、
大野さん爆弾発言!!
スゴイや…………大野さんの腐女子ぶり爆発……
ちなみに、ガンダムのデギン=ソド=ザビに萌えるあたり……彼女は「ハゲオヤジ萌え」らしい。
「デギ×レビなんて最高です」……って言っていたから……
「デギン公王×レビル将軍」……スゲエ……そんな「ホモ同人誌」ってあるんだ……。
ちなみに、
×
デギンとレビル…………
と、多分この大野さんが人気なんでしょうけど、私は大野さんにはあんまり萌えないんですよねえ……。
むしろ、考えとかが近い「春日部咲」さんに萌えますね♪
彼女は、「現視研」唯一人の、「一般人」。オタクじゃない人です。
アニメもゲームもなんにもわからない人。
彼氏の「高坂真琴」が、外見と裏腹に「超絶オタク」で、それに巻き込まれる形で「現視研」に入会することに。
ちなみに、「現視研」メンバーの「斑目晴信」と言い争っている、春日部咲さん。
このときは、エロゲーがそんなに良いのか? って疑問を、春日部さんがぶつけたところ、斑目が反論。
春日部さんからすれば、現実に彼女がいるヤツがエロゲーやるなんて……ってそんな感じだったんでしょうね?
でも、彼の彼氏、高坂真琴は超人……あ、ちなみに春日部さんの隣にいる、金髪の「絶対オタクじゃないだろ!!」って感じの人ね♪
この人が、春日部さんの彼氏の「高坂真琴」なんですが……彼が一番「オタク」の道まっしぐら……それを引きとめようとする春日部さん……そういえば、彼女もいつの間にか「オタクな人」を止めさせるの放棄していたなあ……人間ってなじむんだねえ……。
ともあれ、さっきの「エロゲー論争」は、この高坂の一言で終結。
高坂「僕がエロゲーやめるなんて、ありえないから」
スッゲーにこやか…………ああ、春日部さん……
でも、幸せそうだからいいか……。
とまあ……「アレな人たち」の集うクラブのお話ですが、オタクじゃなくても面白いし、オタクならなお面白い♪
何度か書きましたが、描写も緻密だし、これって「買い」の一冊だと思います♪
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