妹は思春期
作者：氏家ト全（うじいえとぜん）
ヤンマガＫＣ
講談社
全１０巻（この娘が天然エロ！！）
・城島カナミ（１巻〜）
・岩瀬ショウコ（１巻〜）
・黒田マナカ（３巻〜）※幼少時代の話は２巻〜
・小宮山先生（１巻〜）
（この娘がツッコミ役＝常識人！！）
・矢野アキ（１巻〜）＜追加情報：２００５年８／２６＞
・「妹は思春期」６巻発売です♪ 同じ氏家先生の作品で、「家庭教師 濱中アイ」の新巻（４巻）も発売されました。ぜひぜひ濱中アイの方も読んでください♪
・アキちゃんへのセクハラの度合いが更にアップしてきました（笑）＜追加情報：２００６年６／５＞
・７巻発売中です！！ 相変わらずの下ネタ満載４コマです（笑）＜追加情報２００６年１２／１８＞
・８巻発売しました！ 相変わらずアキちゃんは被害者です。＜追加情報２００７年９／１８＞
・９巻発売中！ なんでマナカのところのアレは……キンタマって名前なんでしょうね？ いや、愚問か。＜追加情報２００８年１／２１＞
・１０巻……とうとう最終巻です！！
↑「妹は思春期」の兄シンジ君の最終回最後のセリフがこれでした（笑）
シンジ「パンツ穿けよ！！」
このコミック「妹は思春期」は、同じ高校に通う兄・シンジと妹・カナミ、それと周囲の人たちを絡めた学園４コママンガです。
ただし、妹のカナミを中心に数名は「思春期」ゆえか？ 否か？
驚くほどの「天然エロ」で、兄や一部の常識人を翻弄していく……そんなエロギャグマンガでもあります。
まあ、ショーコちゃんと小宮山先生を除けば、みんな処女なんですが……そこらの非処女よりも遥かにエロい……下ネタ４コマですが、グロイわけでもなく、なごやかに学園マンガ。思春期を前面に打ち出した下ネタマンガとして、安心して読める１冊です。
これは、「買い」の一冊だと思います。
妹の城島カナミちゃん……
家事もこなすし、成績優秀な高校１年生。
しかし、迷惑極まりない「天然エロ」のため、兄シンジたちが翻弄されます。
何故か、「バイブ・ＳＭ道具」などなどのエログッズを大量に持っています……「レンタル調教室」の鍵なんかも……何やってるんだ？
おまけに、壁越しに兄シンジが見ているエロビデオのタイトルを当てられる……音だけで分かるほどの「エロ天然妹」です。
カナミのクラスメイトの岩瀬ショウコちゃん……
スポーツの秋で真っ先に思い浮かぶのは、
「彼氏とのベッドでの情事……」
最初はまともな人だったのですが、カナミの影響か、彼氏さんの影響か？ はたまた双方の影響かで、どんどんエロい人になっていきます。
彼氏さん……未登場ですが、話の雰囲気からすると、
女子高の先生
らしいです。「オレはお前のうんこを食えるくらい愛している！！」と叫んでしまう程の変態……彼女を調教している張本人らしいです。
黒田マナカちゃん……カナミの幼馴染でクラスメイト……
その正体は女子高生であり小説家という文化人。
さらに、クールビューティーなんですが……
小説家ですが書いているのは「官能小説」……
人のお見舞いに持っていく品物が、
「官能小説」
……やっぱりエロです。
ちなみに処女……
この発言からわかるように、
「貞操帯」をつけている……
どこで売ってるんだ、貞操帯！？
いや、それ以上に「貞操帯つけた女子高生って……」
いや、考えるのはよそう……
ちなみに、小宮山先生……
オヤジばりのエロい先生で、
学校の先生や生徒たちを翻弄……
エロネタを平然と教室や職員室で公言する「本物の人」
さて、ここまで天然でエロの人ばかりだと、ツッコミ役がいなくてはまとまりません。
むしろ、ツッコミ役がいるから、このコミックは面白いわけで……
一人は、カナミの兄シンジ君がツッコミ役ですが、女子高生側にも一人……
それがこの矢野アキちゃんです。カナミのクラスメイト。
今、マナカちゃんの官能小説のネタにされかけている女の子です。
一番まともな常識人……彼女がいなくてはこの話は成り立ち得ない。
「ツライけど私がつっこまなくては……」
と作中で独白するくらいに、正義感の強い（というか、付き合いの良い）女の子です。
もちろん、処女！！
本当に「下ネタ全開」で突き進むマンガです。氏家先生のコミックは、下ネタの出しすぎによる「不快感・嫌悪感」を感じさせないつくりになっていて、そこが「巧い！！」と思わせます。
「下ネタ嫌い」の人に無理には勧めませんが、一度手にとってはいかがでしょうか？
読んでいて「爽快感」すら感じるくらいに、潔い「下ネタ４コマ」となっています♪
これは、本当に「買って損無し」と思います。
