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ニニンがシノブ伝
作者:古賀亮一(こがりょういち)
電撃コミックス
メディアワークス
全4巻完結
(1巻2002年2月25日〜最終巻2006年5月25日) |
(登場するポニテ娘=この娘をチェックだぜぇ!!)
・忍ちゃん(1巻〜)
・雅ちゃん(1巻〜) |
<追加情報:2006年7/17>
・4巻……とうとう最終巻が発売しました……終わりなのですよ(涙)
・シノブちゃんが、夢を目指して………… |
忍者学園の忍ちゃんや音速丸に忍者たちと、下界(?)の楓ちゃんたちとの交流を描く……といえば聞こえがいいが……ギャグ路線マンガ。
忍法「○○」とよく出てくるが、大体インチキ。
古賀先生の作品によくありますが、「レズっ気」を含み、かつほどよく「下ネタ」を交えた素晴らしく面白いマンガ。
まず、主役の「忍ちゃん」がポニテ♪
ポニテかつ巨乳!!
まさか、野球のボールが胸で弾むなんて……
たしかに、これは「天国」に違いない!!
さらに、
ポニテはよく動く……それが良い髪形ですが、
このコミックでもポニテがよく動きます♪
ポニテが動く!!
いや……ポニテが武器になる!?
そうか、ポニテは人を攻撃する武器になるんだね♪
お父さん良い事知っちゃった♪
さて、単純に面白いコミックなので、気に入った描写も紹介♪
2巻「第33話:雅、恋をするの巻」より抜粋。
忍ちゃんに音速丸、そして忍者たちが偶然男の子と一緒にいる雅ちゃんを発見。いつも攻撃的な姿勢の雅ちゃんが女の子らしくしているのを、隠れて見ていた忍者たち……。
忍ちゃん「うわ〜、雅ちゃんませてるう!!」
音速丸「あー、こらお前たち!!
出店はもっとこっそりやれよ!!
気付かれる」
…………いつの間に出店が……
そして、こんなだから当然見つかります……
忍者って「忍ぶ者」って書くんだよなあ……
雅ちゃんに隠れて見ていたことを怒られます。
そこで、ヒソヒソと雅ちゃんの悪口を言う音速丸を見つけ、雅ちゃんは得意のお札を使って、弓矢を音速丸に向けます。
雅ちゃん「もおー!!
何をヒソヒソと!!!」
音速丸「あひいいい!!!
や、やめろ…
話せば…
話せばわかる!!」
サスケ「音速丸さんが危ない!!
みんな協力してお守りするのだ!!」
ちなみに、この雅ちゃんもポニテです♪
音速丸に向けられる弓矢。
さあ、守れるのか忍者たち!!
忍者「フラフープ!!」
忍者「ドーナツ!!」
忍者「額ブチ!!
いかん!!
偶然にも全て穴が空いた物だ!!」
全然守ってないじゃん!!
このような展開がよくなされていく気がします。
偶然というよりも、このワザとらしい忍者たちの行動が、音速丸の人徳(?)を表している気が……。
ともかく、 古賀先生の作品は、何故だか無性に読みたくなる性質を持っています。
読者の引き付け方が上手いし、『ゲノム』とか『忠犬ディディー』のときもそうだったけど、8ページっていう短い中でオチまで上手くつなげている。そして、彼の作品の最大の特徴は『擬音』にあると私は思っています。
大体のコマで『どどぉぉん!!』とか『ガガーン』とか擬音がついています。上の抜粋でも『ドッウッ!!』『ォゥ!!』などの不可思議な擬音が……で、この擬音もバリエーションが非常に多いです。そして、これが作品をさらに際立たせるのに貢献していると思います。擬音が作品を際立たせた最高傑作は『ジョジョ』でしょうけど……この作品も、擬音の使い方が上手いです。
そして、彼の尊敬できるところは、結構多くの作品を描いているし、ほとんどショートストーリー物なのにマンネリ化していない点です。彼の作品をずっと通してみると、ネタが被ることがないというのに気付きます。これ、作者としては注意すべき点だと思いますけど、それでも長期連載したり、多くの作品描いてきた人たちって、なんかネタのマンネリ化がある気がしません? 誰とは言いませんけど……。
あと、彼の作品群に共通する特徴は、彼が個人的に好きなのかもしれませんが……「必ずレズッ気のあるキャラがいる」「巨乳キャラ万歳!!」……だから、私も彼の作品から目を離せません。
それは半分冗談としても、ショートストーリーでのギャグセンスは結構高い作品だと思います。
買ってみるといいですよ。
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