ポポ缶 ポポ缶

作者:いわさきまさかず

電撃コミックス

メディアワークス

全3巻完結
(1巻2003年8月15日〜最終巻2005年1月15日)
(この娘に萌えろ!!)
サイコ(2巻〜)

 テレビゲームから出てきたはちゃめちゃヒロイン「ポポミ」と、ゲーム大好きな小学生「よしお(本名:小泉ヤスハル)」が「ターゲット」探し……とかいう何か大変な使命を帯びて冒険するはずが……。
 最初から最後まで、まったりドタバタなコメディギャグの日常を繰り広げていきます。疲れずに読めるマンガ。
 最初は、伝説のPK「サイコ」などのポポミに対する刺客が送り込まれてくるけれども、いつの間にか彼女たちまでまったりした日常に組み込まれて……なんかそんなマンガです。



 これだけは主張したい!!


 何を言っても、

 このマンガの最大のヒロインは「サイコ」です。

 ええ、断じて他のキャラではない。本来ならヒロインの「ポポミ」よりも、彼女が真のヒロイン!!
 だからこそ、TOPの「単行本」の画像は、本来なら1巻を持ってきますが、
 サイコが表紙に使われた2巻を持ってきました。
 愛ゆえに……。


 ヒロインのポポミが見事なまでに「オバカ」キャラを演じているので、作者もそこを考えたのか、ポポミの敵であるはずのサイコが、異常なまでに萌えるキャラクターとして確立していきます。
 寡黙で怖い印象の彼女ですが(そりゃあ、ゲーム世界では殺人鬼ですから……)、ただの不器用な恋に恋する乙女です。優しいし、カッコイイ……彼女を一押し!! 



 サイコを見るために、とにかく買ってみましょう♪


サイコ……カッコイイ!!

 と、戦闘モードの彼女はすっごいカッコイイ……まさに、LOVE!! LOVEですよ♪

 ちなみに、3巻(P.93)


 しかし、こんな彼女ですが、普段の生活はというと……。




 これは、よしおの家で、よしお、ポポミ、スティンガーZ、長老が、「マジカルブレード和子」というアニメを見ていた一コマです(2巻、P.133)。
 そのアニメが次回最終回という予告を見て、長老とスティンガーZがテレビに泣きつくという、恐ろしくアホらしいシーンですが。ポポミは



 ポポミ「まったく…

     こんなロリアニメのどこがいいんだかねぇ」


 ポポミ「まっ、女の子にはわからん世界ですなぁ〜」

 と斬って見せます。
 まあ、珍しく言ってることが正しいが……。
 その次のページ……。



サイコ……女子大生みたい……


 サイコ「うそ…」


 サイコもまた、このロリアニメのファンでした……。
 でも、サイコだから許せる!!
 というか、殺人鬼の部屋にネコやクマのぬいぐるみ……。



 まるで女子大生の部屋だと言わんばかりです。


 というか、おい!!

 奥にサイコのブラジャーがかかってる!!


 まあ、何はともあれ……


 サイコさんをお嫁にください!!


  総評としては、基本的には、疲れないギャクコメディです。
 登場人物の役割設定もはっきりしているし、全3巻通して、ひたすらギャグを通していると考えれば良いでしょう。
 作者の画力も高いし、キャラの描き分けができている。
 そして、なによりも敵キャラ(?)であるサイコが萌えます!! ここ、この人の斬鉄鎌になら、斬られてもいいかもしれない……。
 と、「サイコ萌え!!」ばっかり書いてきましたが、ヒロインはポポミですので間違いないよう。
 付け足しのようになってしまいますが、このマンガ、テンポが良いです。落とし方も上手いので、テンポ良いギャグマンガを疲れずに読みたいなら、お勧めできると思います。



 というか、サイコのために買ってください!!


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