『レストラン 西洋堂』(2012年2/24撮影)
 こちら、水戸市の老舗レストラン『西洋堂』です。

 1906年創業の老舗で、皇室御用達……昭和天皇も利用した事があるお店です。

 アクセス方法は極めて容易ですが、建物を見逃さないよう注意する必要はあります。
 水戸駅からですと、国道50号で銀杏坂を登り切り、南町2丁目交差点を右折。最初の交差点を左折してすぐの右手側です。すぐ隣には「NHK」水戸放送局の建物があります。
 入口を入るとこんな感じ。
 このお店の特徴は、リーズナブルに洋食を食べられる「コーヒーハウス西洋堂」と、フレンチコースを堪能できるレストランの2部で構成されていることです。


 奥が絨毯敷きになっています。そちら側がフレンチを楽しめるレストラン部になります。

 左手側のケース内には、訪れた著名人の写真などが飾られています。昭和天皇に出した料理のメニュー表も残されています。
 入口正面にさらに小さいドアがあります。そちら側が「コーヒーハウス西洋堂」になります。こちらはランチ800円で「ライス or パン」「スープ」「サラダ」付になっているようです。
 リーズナブルなこちらには、お客さんが結構入っているようでした。
 私達はせっかくなので高級なランチに。レストラン部の方へ通してもらいました。
 床は絨毯、白い壁面に絵画がかけられ、静かな空気。高級感感じますね。
 ランチは1900,2600,3800,7000円の4コースからなっています。
 私達は2600円の『A』ランチを頼みました。


 こちらは「アミューズ」の「クリームチーズのシュー」です。
 指でつまんで口に入れると、酸味と濃厚なチーズのコクがたまりません。
 パンは2種類出てきました。
 フランスパンに、手前の丸いパンはライ麦が入っていました。
 表面カリカリ、中はもっちりですね。
 バターの塩気も程良くて美味しかったです。
 「オードブル」は選択式になっています。
 こちらは私が食べた「ホタテ貝のポワレ パイを添えて オレンジ風味の軽いクリームソース」です。
 パイ生地がサクサクしているだけではなく、コクもありました。ホタテの甘みが加わり、爽やかなオレンジの香りが広がります。
 こちらは嫁が食べました「カキのチーズ風味グラタン仕立て サラダを添えて」です。
 カキの味がとにかく濃厚でしっかりしています。
 こちらはスープになります。
 「かぶとカリフラワーのクリームスープ」でした。
 非常に滑らかで引っかかるものがありません。上品な味ですが、カブやカリフラワーの甘みがしっかち出ています。
 メインも選択式です。
 こちらは私の食べた「ホウボウのアメリケーヌソース」です。
 エビの甘みがしっかちしたソースに、ホウボウの味がよく合っています。付け合わせのマイタケもジューシー。
 こちらは嫁のメインで「若鶏のロースト、白菜とキノコの煮込み、グリーンペッパー風味のソース」です。
 一口もらいましたが、噛むと鶏の味がしっかり身体に染みわたってきます。
 こちらデザートになります。
 「白ゴマのプリンとスパイスアイス」でした。これ、上に白ゴマのペーストとスパイスアイスが乗っています。プリンは白色に近い色です。
 プリンは非常に滑らか。よくこして作っているんだろうなと思います。アイスも香辛料の風味が良いアクセントです。
 食後はコーヒーか紅茶、ハーブティーからの選択で、ハーブティーにしました。
 ラベンダーとレモングラスの風味がしっかりしていますが、飲み口はさっぱりして食後に良いですね。


 レストラン部は価格帯が高いのがネックですが、何か良い事があった時・奮発したい時などに利用してはいかがでしょうか?

「西洋堂」紹介

地図<西洋堂>

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