光一「いつからそんなキャラにされたんですか!?」
どうも、そろそろ忘年会シーズンですね。光一です。
さて、忘年会と言えば私、会社の忘年会委員会に所属していまして、
忘年会の進行やら何をするかとか、まあ色々やるわけです。
さて、そんな委員会のある日のミーティングは、
『忘年会でやるゲームの手順を決めよう』
忘年会で3つほどゲームをやるのですが、2つ目のゲームが
『何が飛んだ? ゲーム』
というものです。
具体的には会場正面の左右についたてを立てて、
ついたての裏側から物を投げまして、
投げた物を当ててもらうという余興です。
(※豪華な景品付です)
Hさん「まあ、最初はペットボトルのお茶でいいでしょ。
お茶の名前当ててもらおう」
Kさん「じゃあ、時間の都合も考えて、
ゲームで投げる物は3つにしましょう」
そうして、1つ目、2つ目と投げる物が決まりました。
Hさん「1つ目、2つ目とそれなりに難易度高いから、
会場では最後は何かと思ってるはずですよね」
まあ、そうですね。なんせ
景品もそれなりのものですから、
会場では全社員が最後に投げられる物が何か……そう思っているはず。
Hさん「そこで最後に
光一君がステージを走りぬける!」
ん!?
Kさん「あー、いいですね、それー♪
いっそのこと、勢いも欲しいから
スケボーで一気にガーッと!!」
ミーティング参加者全員(1名のぞく)から、
Hさんの鶴の一声に絶賛の嵐。
Hさん「でしょ!!
今まで物を投げてて、みんな真剣になったとこで、
一気にオチだね!!」
あれ?
オチとか言ってますけど、何をオチにしますって?
あと、スケボーってなに?
Yさん「で、会場からはきっと……
『誰だよ今のー、分かんねー!』
ってなるワケですね」
Oさん「うわぁー……
私だったらそんな事言われたらショックー!」
私だったら?
なんだか、他人事のように言ってませんか?
ミーティング参加者(1名のぞく)から、笑い声とともに
Hさんの発案に賞賛の嵐が…………
Hさん「しかも『物を投げる』って言っているから
『物じゃねえのかよ!』って完全にオチますよ
もうね、光一君がモノ扱いですよ?」
会議室内、絶賛の嵐。
光一「……………………」
1名をのぞいて…………
あれ?
いつからそんな流れになっているの!?
自然に
『トリは光一君が走ってオチにする』
って流れになってませんか?
いかん……このままでは好青年たるこの私が……
完全にネタキャラにされてしまう!!
社歴1年目からネタキャラのレッテル…………
これは先々まで私のキャリアに響いてしまう!!
守らなければ…………
光一「漢には闘ってでも守らねばならない、
プライドがある!」
そう。先輩社員達の半ば決定に近い発言の流れの中で、
それでも闘わなくてはならない時が、サラリーマンには……
いや、漢にはある!!!!
だから、声を大にして言いましたよ、私。
光一「いつからそんなキャラにされたんですか!?」
おかしいですよ。今の職場に来て半年少々…………
毎日一番最初に出社し、マジメに勤務し……
好青年ぶりを発揮している、いわばナイス・ガイなのに……
Hさん「なーに言ってんすかー!
光一君のことは、もう尊敬していますよ!!」
Hさん、それ答えにすらなってない!!
Kさん「大丈夫だよ。
光一君って面白いから!」
Kさん、それも答えになってない!!
Yさん「ほら、まあ、光一君新人だしね」
一見まともそうなYさんの意見。
確かに汚れ役は先輩ではなく、新人が負うべきです。
しかしです……………………
光一「それ言ったら、Oさんも新人ですよ!!」
Oさん「あ、そーいえば!!
光一さんってオイシーですね!!」
何で君は他人事なの?
私はおいしくないよ、嬉しくないよ、誉められてないよ!
Yさん「いや、光一君にだからこそできることがある!
こんな役目は…………そう。
光一君にしか出来ないよ!」
一見良いことを言っているようですが……
Yさん……それって私を暗に
ネタキャラだと言ってませんか?
君だからこそできることがある…………
普段の仕事でそれを言って下さい!!
Hさん「いやー、光一君は将来有望だよ。
将来我が社をしょって立つね、きっと」
Hさん、それはどういう意味でのことでしょうか?
▼自分、好青年なのにネタキャラにされている!?
▼今日の一言▼
配役……是常理不尽也(これつねにりふじんなり)
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