2/23(日)
出来事→集中講義
特記→「ハウス・オブ・ザ・デッドV」=感覚を疑う瞬間「警備員?」
この日は、「集中講義」なるものの日でした。大学生のみなさんはご存知かもしれませんが、一応説明しておきましょう。
「集中講義」とは、本来十五週間で行う授業を、三日から五日程度に凝縮して行う授業です。
一日七時間半、教授の話を聞き続けることも珍しくはありません。
これは、大学の中でも最悪なまでにツライ。しかも、面白味のない授業だと単なる地獄絵図になります。
今回の講義を行った先生は、そんないわくつきの方で、一年前にこの先生の講義は生徒の半分近くが睡眠をとるという光景が定着していました。
もちろん私もでしたが。
さて、厄介なのは、この「集中講義」落とすわけにはいかないんです。なぜなら…… 落とすと、この授業の単位は来年取るしかない=留年決定となるからです。
普通の「集中講義」なら、単なる単位稼ぎなので問題ないのですが、これは特別なのです。
教員になるための「必須単位」=落とすと「教育実習ができない」=よって留年だからです。
そう、私は教員を目指していたりするわけです。今年の五月から教育実習ですが、実習には条件がありまして……
「教育実習までに、教育に関する単位の全てを履修済みか履修中でなければならない」
というものです。教員を目指す方は気をつけたほうがいいです。
ま、そんなツライ授業にも休憩時間はあります。私は友達三人とともに、昼休み中ゲーセンへ行っていました。そこで久々に燃えたゲームがあります。
「House of the Dead V」
いや、これのTとUは高校時代と大学入学後ににやった記憶があるんです。私、実はガンアクションが大好きなんです。このゲームを知らない方のために解説しますと、「House of the Dead」は、3Dの画面に現れ向かってくるクリーチャーを、ガンコンで照準を合わせて倒していくゲームです。やってみると結構燃えます!!
……夜中にクリーチャーの夢を見ることがありますが。
前作まではただの銃だった気がしますが、今作はポンプアクションのショットガンが武器でした。これだけでもかなり燃えます。しかし、受けたのはそんなことではありません。
名前は忘れましたが、主人公についてきている女がいます。パツキンの方です。
その方の台詞は、クリーチャーに追われるスリルを見事にぶっ飛ばしました。後ろで見ていた友達は爆笑でした。
二面では、ボスが追いかけてくるので、数回戦闘することになります。地中から、こちらの身長の数倍はある巨大なゾンビが、頭の骨を大量につけたこれまた人間よりも巨大なクラブを振り回して襲ってくるのです。しかも、地中から突然現れ、狂ったような猛スピードで追いかけてきます。普通ならスリル満点でたまらないところです。
それを、この女は一言でぶち壊しました。
ボスが地中から現れ、咆哮とともにクラブを振り回し登場したまさにその瞬間……
「警備員?」
「は?」と私は思いました。「人間の数倍の巨体」+「しゃれこうべの大量についた人間より大きなクラブ」=「警備員」
私は腰だめに抱えていたショットガンを落としかけました。確かに、それらしい服は着ています。でも、ほかのクリーチャーだって白衣とか色々着てるのに、それにはノーリアクションだった彼女が、
「警備員?」
警備員って人間以外の方でもなれるんですかね?
あ、違う。彼女は私の緊張をほぐしてくれたんだ!! きっとそうだ。そう思うんだ!!
ンなわけあるか!!
オー人事。オー人事。
私は戦場でシリアスボケをかますパートナーより、ともに戦ってくれるパートナーを募集します。