3/23(日)
出来事→磯出大祭礼
特記→72年に一度の祭り
もはや、日付変更後の更新(現在午前二時過ぎ)が定着してしまった光一です。
さて、みなさんは「磯出大祭礼」という祭りを知っていますか。茨城県のローカルネタではありますが。
この「磯出大祭礼」は、先日3月22日より行われている祭りです。詳しくは、第十七回東金砂神社磯出大祭礼実行委員会のリンクを貼っておきますので、ご参考に。
第十七回東金砂神社磯出大祭礼実行委員会<URL:http://www4.ocn.ne.jp/~daisai15/>(現在閉鎖)
さて、このお祭り、851年から73年毎に挙行されているようです。今回は17回目。1200年の伝統です。
すごいのは、今でこそ平均寿命が80年ほどですが、過去に40年もなかったころ、このような祭りが継承できたその事実です。
なぜなら、20歳くらいでこの祭りにかかわった人は、次の祭礼では93歳です。今でもこの年代まで生きるのは大変でしょう。つまり、
昔の人は、自分の孫やひ孫の代に、再度祭りが挙行されたわけです。
このような伝統を絶やさずにきた、茨城県久慈郡水府村や金砂郷町の人々には頭の下がる思いです。
どうやら、西と東に神社が存在し、この二社の御神体を、水木浜というところの海水で清めるそうです。どちらも挙行には1億以上の費用がかかるらしく、昔と違って容易に寄付の集まらない今では、相当の苦労が伴うようです。
西と東の神社では、少々工程が異なります。
西金砂神社:3月22日御出社→3月25日水木浜で神事→3月28日御入社
東金砂神社:3月25日御出社→3月27日水木浜で神事→3月31日御入社
私もネットで調べた工程なので、興味のある方は確認をしてもらいたいですが……
この祭礼、どちらの神社も400人以上の氏子が6泊7日の日程で往復80kmあまりを歩くとのこと、その途中で田楽を舞ったりするわけです。
基本的には五国豊穣を願う祭りです。全国でも最大規模の浜降り祭りらしいです。新聞の記事では、昨日の祭礼には3万3000人の観光客が見に訪れたとありました。
祭神は,東金砂が,大国主命と少名彦命(二人は夫婦)、西金砂が大国主命で,この二神は協力して国土を経営し,また医薬治療の道を教えられ鳥虫などの災害防除の禁厭の法を始めた神であると、上記のサイトでは紹介しています。
また、この祭りで舞われる「金砂田楽舞」は国選択無形民俗文化財だそうです。
とにかく、この73年毎という祭り。おそらく一生に一回くらいしか関われません。見に行って損はないと思います。
というか、見に行きませんか?
私は、なんとかスケジュール調整して見てきます。きっと次は見れませんしね。
私は、各地で伝統行事を守っている方々を応援します。