大王
さて、すでに実習から半年ほどが経ちましたが、
一つ思い出したので追加してみましょう。
みなさんは、「あだ名」ってありますか?
光一は無数のあだ名を持っています。
あだ名・オブ・キングスですから。
さて、教育実習に行くと生徒たちは様々な反応をしてくれます。
今では携帯が普及していますから、
写メールを回されるくらいは当たり前。
そして、生徒たちは教職員にあだ名をつけるように、
実習生にもそれを付けてきます。
さて、
私は日本史の教育実習生でした。
教えていたのは、「古墳・弥生時代」です。
その中に「クニの発生」とかいうのがあったと思います。
光一は、
とにかく身振りがオーバー
かつ、
声は下の階まで届くほど大きかったそうです。
先生方や生徒、同じ教生にそう聞きました。
さて、
クニの発生に絡んで、
農耕社会の発展を教えます。
光一はこう教えていました。
光一「いいか、
まず私の村ではあまり米が取れなかったとしよう。
そうしたら、隣村の……」
ここで、クラスのある女子を指して、
光一「Iさんの村では米がたくさん取れていたとしよう。
Iさん、村長ね。このクラスのみんなはIさんの支配下。
そうしたら、どうするよ、私?
お米をもらう?
違う違う。
奪い取るんだよ。
……とまあ、これが戦争の始まりってわけだ
で、私がIさんを倒した。
そうしたら、
Iさんの支配下だったこのクラスの生徒は、
みんな私の奴隷だー!!
……とまあ、こんな感じで周りをどんどん征服していった結果、クニが出てくるわけです
その中から後に「大王」といわれる人も出てくるわけですね」
翌日
<教育実習控え室>
S「そういえばさあ、光一君のこと一組の生徒が
「大王」ってあだ名つけてたよ」
光一「……」