5/9(日)

スポット→「犬吠埼灯台」<千葉県銚子市犬吠埼9576>


 さて、実は今回の千葉県での合宿は、千葉県犬吠埼(いぬぼうさき)で行った。犬吠埼灯台の目の前……つまりは日本で一番東端にある灯台の目の前に泊まっていた。
 私の泊まった部屋からは、夜航路を照らす犬吠埼灯台が見えた。この灯台は歴史的建造物であるが、同時に現在的な建築物でもある。
 また、犬吠埼は日本でも珍しい「崎」ではなく「土」の「埼」である。つまり、「犬吠崎」と書くのは誤りで「犬吠埼」が正しい。

 まずは、犬吠埼灯台の情報から。
 <開館時間>
 8:30AM〜4:00PM(年中無休)
※雨天など業務都合により中止の場合も。

 <料金>
 大人150円 子供20円

 さて、この灯台の目の前の民宿に泊まっていたのだが、その宿の部屋の中に「濃霧の場合「霧笛」が鳴る場合もあります」とあった。

 この灯台、建設は1874年(明治7年)イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により造られた、れんが造りの西洋型第一等灯台で、日本で24番目に点灯されたものだ。99段のらせん階段を昇った眺望は非常に雄大である。

 なお、戦時中にはアメリカ軍の攻撃目標となり、終戦直前に爆撃を受けて作業員が戦死するといった悲劇もあったが、修復され現在も船員たちを守ってくれている。

 灯台の脇には、灯台の歴史や使われている灯火などの展示もしてあり、一種の歴史博物館となっている。
「犬吠埼灯台」
 犬吠埼灯台

 これが日本最東端の灯台「犬吠埼灯台」です。設計者は明治期に8年間在日し、30基あまりの灯台を建設した「灯台建設の父」リチャード・ヘンリー・ブラントン。
 高さは、地上から灯火まで27メートル。海面から灯火までは52メートルという巨大な灯台。
 光度は110万カンデラで、光達距離は36キロに及ぶ。


犬吠崎灯台
犬吠埼灯台(民宿の部屋より撮影)

 これは、私が泊まった民宿の部屋から撮影した「犬吠崎灯台」。白い、海に映える芸術でもある。


 犬吠埼灯台夜の灯火
 夜は、このように灯火がなされており、最上階の灯火が回転し、海にいる船員たちの安全を守っている。
 これも、泊まった民宿の部屋より撮影。


 犬吠埼灯台入り口の看板
 これは、翌日灯台に登る際に、灯台下の入り口付近の看板を撮影したもの。
 「日本で一番早く初日の出が見られます」とある。


 犬吠埼灯台の螺旋階段99段
 これが地獄の螺旋階段である。全部で99段……二日酔いの私は眩暈と吐き気をより刺激された(笑)
 ちなみに、螺旋階段が99段なのは、建設当時、イギリス人技師が近くの九十九里浜にちなんで設計したとも言われています。


 犬吠崎灯台の眼下の光景 犬吠埼灯台の眼下の光景 犬吠埼灯台より太平洋 犬吠埼灯台眼下の光景 
 上りきったところで、太平洋を見渡した。右の画像から、「銚子方面」→「灯台眼下」→「九十九里方面」→「灯台眼下」の光景である。

 犬吠埼灯台の灯火室を下より撮影

 ちなみに、この地点から上を見ると、灯火のある部屋が上に見える。ここから光が海を照らす。

 灯台設計者「リチャード・ヘンリー・ブラントン」技師
 灯台脇の展示館内には、灯台の歴史その他が記されている。
 この人物が、犬吠崎灯台設計者のリチャード・ヘンリー・ブラントン技師。

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