3/17(月)

宿泊先→ペンション「とうてんぽーる」<静岡県伊東市八幡野>(駐車場7台・客室数:洋室7<ツイン5・トリプル2>・定員16)

特記→貸切露天風呂・料理が絶品・リスを発見


 どうも、光一です。今回は、10年ぶりの家族旅行で伊豆高原まで行ってきました。ここでは、宿泊先の紹介を。

 と、その前に、この伊豆高原がどのような場所なのかを記しておいたほうが、みなさんもイメージが膨らむでしょう。ただ、私も初めて行った場所です。見て聞いて感じた事を、そのまま文章化します。

 あまりに素敵な場所で、言葉では言い表せ切れないんですがね。


 伊豆高原

 静岡県伊東市。すぐ手前には海。後背に伊豆の山々を抱える。山を上る坂道には無数の美術館・博物館・工房が立ち並ぶ。桜並木がメインロードを覆い、木々に囲まれたペンションが多数存在。別荘地であり、閑静な、しかし活力のある地域。
 豊かな自然とリゾート開発を融合させ、休息の場としても素晴らしいが、同時に教養を磨ける。豊かな感性を養える場所。
 喫茶店が多く、その他施設も含め、手作りの温かみと個性が溢れる建築様式やサービス。建物を眺めるだけでも楽しめる。
 北には同じ海岸沿いに熱海があり、山を越えれば修善寺へと至る。


 見たまんま紹介すると、上記のような地域でした。とにかく、豊かな自然とそこに調和した町並みは見事でした。

 さて、宿泊先の紹介です。

 ペンション「とうてんぽーる」

 今回、私はネットで調べたペンションの中から、「とうてんぽーる」を選びました。理由はいくつかあります。

@料理が非常においしそう。HP上での紹介も興味をそそった。
A露天風呂が貸切にできる点が魅力に映った。
Bテラスや露天風呂に、手作りの個性を感じた。
C両親の要望<料理・風呂・こじんまりとしている>に沿ったものだった。

 下記に「とうてんぽーる」のリンクを作りました。興味のある方や伊豆へ行くつもりの方は、参考にするといいでしょう。

 ペンション「とうてんぽーる」<URL:http://plaza.across.or.jp/~nengoro/index.html>

 まず、この「とうてんぽーる」は木々に囲まれた洒落た建物です。上記のHPを見ていただければ具体的に外観なども知ることができます。

 建物は、食事をする建物<外にはカフェテラスもあり、リスが現れることもあります>・宿泊用の建物<木造二階建て>・露天風呂とリラクゼーションルームで構成されています。おおまかに三つの建物ですね。

 露天風呂は、リラクゼーションルームの奥にあります。扉に「入浴中」の札を下げ、中から鍵を掛ければ、誰にも邪魔をされず、ゆっくりと露天風呂につかれます。貸切露天風呂ですね
 リラクゼーションルームにはマッサージチェアがあります。一回15分200円です。


 ええ、到着後と食事後の二回入浴しましたが、使いましたとも、マッサージチェア。

 だって、気持ちいいじゃないですか。ゆっくり肩まで湯につかり、そしてマッサージ……

 もう、恍惚の表情だったでしょう。快感だった〜♪

……年寄りと呼ばないでくださいね。

 さて、料理ですが、これにはコースが二つあります。和食洋食です。私たち家族は和食で、さらに特注で「魚の舟盛」と「伊勢海老」を。
 ちなみに、連泊すると洋食・和食と出してくれるようです。

 これがうまいんです!!

 もう、魚の舟盛……二人前なんですが、その量が多くて。これだけでも満足。しかも、新鮮でおいしい。金目鯛の刺身とサザエは忘れられない。
 しばらく魚は食べたくありません。なぜなら、

 ここの魚料理がおいしすぎて、そこらのスーパーで買った物など比較することができないから。

 とてつもない絶品でしたが、加えて、

 ついてきたワサビが「太くて普通は使わないような高級品」でした。それを鮫革ですり、刺身に載せて醤油をつける。

 ……たまりません。うますぎです。ワサビに変な癖がないため、辛いのが嫌いな私が、何度もワサビをすり下ろしてましたから。

 あまりのおいしさに、感激すらしましたが。

 さて、部屋の方です。旅の疲れを取るには最高。館内は手入れが行き届いていてキレイです。トリプルの部屋で、広くてゆったりできました。ちなみに、トリプルで大人三人の私たちは、一泊二食付きで一人10000円でした。特注は別ですがね。
 あと、宿泊用の建物は、一階に図書コーナーがあります。時間をそこでゆっくり過ごすのもいいでしょう。そこには、このペンションの感想ノートがあります。見ると、日本人以外の宿泊もありました。中には数日間滞在していく人もいました。概して、露天風呂とサービスの良さ、特に料理に大満足したことが書かれています。

 あと、翌日の朝食では、デボ鯛が出ました。基本的に鯛の骨は硬いですが、なんとこれは骨ごと食えます。しかも、出てきたお味噌汁は、昨晩の伊勢海老と金目鯛の頭などを使ってダシを取っており、見た目ゴージャス、味も最高でした。

 この日、私たち以外には、連泊をしている若いカップルがいました。ペンションの雰囲気からして、若いカップルが観光のために数日間滞在するのにもってこいでしょう。観光スポットは朝から見ても、歩ける範囲ですら二・三日程度では回りきれない量があります。ここを拠点に若い二人の熱い思い出……最高だと思います。

 ……私もできたら来ようかな。相手ができればね。

 さて、料理も建物の手入れも、風呂も雰囲気も最高なペンションですが、もうひとつ付け加えるべきことがあります。

 リスが現れるんです。車で走っているときにも見かけましたが、このペンションにもリスが来ます。タイワンリスという種類のようです。灰色で尻尾が大きくラブリーなリスですね。

 自然が多いためか、オーナーの話では、タヌキやイノシシもいるそうです。

 このペンション「とうてんぽーる」は、名前のとおり至るところに「トウテンポール」があります。確かインディアンの精霊信仰のあれです。化粧や飾りを施した人の顔がタワー上に連なっているあれ。こういうオブジェが好きな人は、見ているだけでうれしいのでは。量は多いですが、風景に溶け込んでいて、ミスマッチなオブジェになっていないのが、オーナーのセンスをうかがわせます。

 とにかく最高のペンションでした。もし、伊豆高原へ行かれるなら、宿泊されてはいかがでしょうか。


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