さて、今回は「ポニーテールの魅力」についての考察第二段です。
以前考察したときには、その外見を中心に語った記憶があります。
あとは、「活動的」「ボーイッシュ」などの魅力を挙げたと思います。
今回の「ポニーテールの魅力」は、ずばり……
ポニーテールの秘めている内面性
です。
女性がポニーテールにする理由は様々あろうかと思います。
その中でも、前回指摘しておきましたが、
「髪が邪魔だから結わえる」
と書きました。
つまり、何らかの作業をする際に、ロングヘアーは邪魔になるわけです。
弓道であれば、長く垂れた髪は邪魔ですし、当然、スポーツをする際には邪魔この上ありません。
しかし、みなさん。よーく考えてみてください。
「邪魔なら切ってしまえばいい」
そうは思いませんか?
日常的にスポーツをするのであれば、スポーツをするたびにロングヘアーをポニテにするのは、手間なはずです。
部活であれ趣味でやっているジョギングであれ、それを行う際に長い髪が邪魔ならば切ってしまえばいいのです。
しかし、彼女たちは「邪魔」と思いつつも、その長い髪を切らないで、ポニーテールにしているわけです。
おそらく、「ポニテ萌え」の同士たちの多くは、この点に萌えているのだと思います。
つまり…………
「髪=女の命」
などと言われるワケですが、とりわけ、
「長い髪(ロングヘアー)=女性性」
を表している。
「もっと女として見られたい」という際のステータスシンボルとして、長い髪がもてはやされてきたのは、別に最近の話ではありません。
「女なら一度は憧れる綺麗なロングヘアー」
おそらく、スポーツなどで邪魔なのにも関わらず、髪を切らずにポニテにしている人は、この点を意識しているのではないでしょうか?
つまり、切ればいい髪を切らないというのは、それ自体が意味を持っており、
「邪魔だけど、それでも『女としての自分』を残したい」
その想いが、ロングヘアーの女性たちをポニテに駆り立てているのではないでしょうか?
そして、この
「『活動的な=男性性』と『髪に表れる=女性性』」
この「二面性」に「ポニテ萌え」の多くの人が惹かれているのかもしれません。
つまるところ、ポニーテールというのは、
「女性としての自分を残したいがための、苦悩が溢れた髪形」
とも解釈できるのではないでしょうか? |