10/1(水)

なんとなくで


どうもぉ、ちょっと今日は元気のないウェイトレスの鳴島ですぅ……





実はぁ、昨日のお客様の件ですぅ……





美沙さんっていうキレイな方が来てましてぇ、

なんでもマスターの高校時代の同級生とか……





気にしてばかりいてもダメだと思うので、今日は行動に移ってみましたぁ






光一「で、綾香君」

鳴島「はい?」

光一「私を簀巻きにして何がしたいの?」

鳴島「た、たいしたことじゃあないんですぅ

その……

ちょっと聞きたいことが」

光一「人を簀巻きにする人間がモジモジするな」

鳴島「じゃ、じゃあ聞きます


昨日のお客様……


美沙さんとはどんな関係なんですか?」

光一「は?」

鳴島「は? じゃありません!!

A?

B?

C?

どこまで進んでるんですか!!」

光一「ちょっと待て、

美沙は単なる同級生だぞ

どっからそんな素っ頓狂な話になるんだ!」

鳴島「そんなことは聞いていません!!


さあ、答えてください!!


どこまでの関係ですかぁ?」

光一「どこまでも何も、

単なる同級生だ!!」

鳴島「嘘をつかないでください!!

……マスターと心中する覚悟もあるんですよ」

光一「嘘も何も、本当に何もない


というか、なんで心中とかいう話になる」

鳴島「うるさいうるさいうるさ〜い!!」


ぼこぼこ

がす……ゲシゲシ



光一「い、痛い!!

綾香君!! 無抵抗の人間に何を……」


ごすごす

ばきっ

バキバキ

ゲシゲシゲシ

ぼこぼこ




鳴島「はあはあ……


あ、ま、マスター!!


う、ピクリとも動かないですぅ……」


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