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うちの大家族
作者:重野なおき(しげのなおき)
アクションコミックス
双葉社
現在6巻まで |
(登場する姉=この娘をチェック!!)
・内野愛子(1巻〜) |
<追加情報:2006年11/20>
・3巻が発売中です!!
・愛子さんの、元カレが出てきたり、色々あるけど……とにかく楽しい大家族! |
<追加情報:2007年5/28>
・4巻発売。今回の主役は次女のキリカではないかなあ、と個人的な感想です。 |
<追加情報:2007年10/3>
・5巻発売。この巻では、父茂男が意外とカッコイイ? そして……父にあんな美人が!? |
<追加情報:2008年6/23>
・6巻発売!! 長男音也君が自転車での長旅の途中、元彼女に再会!
・四女みゆ美が……大暴走の第6巻です♪
みゆ美「私、前向きに楽しむって決めたの!!
放置プレイ!!」
恐ろしい暴走ぶりが光る四女みゆ美……6巻の彼女はすごかった……
実兄の音也と結婚するのが夢の、小学生です……ある意味怖い(ブルブル)
かすみ「私、
音也にあきれてついて行けなくなったんじゃないからね」
旅先で長男音也君が再開した、元彼女のかすみ。
話を見ていると、まだ音也のことは好きなように見えるんですけど……
今後は登場するんですかね?
かすみが音也君と別れた理由は、夢に向けて頑張っている音也君と一緒にいると、人に誇れるものがない自分がイヤになりそうだったからというもの…………
そんな元彼女へ向け、音也君……男な受け応えを期待したい!!
音也「お前にだってあるじゃねえか!!
顔と乳だ!!」
さすが……さすが漢だ音也君!!
長女の愛子さんは、庭で家庭菜園を始めていました。
野菜を沢山収穫し、毎日安い食材で美味しい料理を…………
愛子「ワサビチョコミントポトフ〜」
次女キリカ「でも美味しいかと言われれば」
父茂雄「微妙になりつつあるな……」
重野先生のネタは王道モノが多い気がするけど(ある意味では古くもある)、私としてはずっと面白く見ていられる先生だと思うんですよねえ。一ファンとしては、ずっとこれからも頑張ってほしいです! |
「うちの大家族」は、3男5女に父親の9人家族(あと、犬)という、大家族のお話です。
4コママンガとなっています。
下はまだ幼稚園児から、上は長女の愛子さん(22歳)まで……個性的な各年齢層の家族が織り成すストーリー。
どのキャラクターも、うまく個性がつけられており、しかも無理なく「大家族の日常」というテーマで仕上げてある。かなり秀逸な作品だと思います。
重野なおき先生の作品は、このほかに「ぼくの彼女はウェートレス」「Good
Morningティーチャー」などがあります。こちらの2作品もかなり面白い作品です。ぜひ、購入されることをお勧めします。
この大家族(あと、父親と犬)が、時には心温まる話を展開します。
まずは、このマンガを「姉萌えコミック」の観点から紹介しましょう。
内野家は、母親が亡くなってしまい、女子大に通っていた愛子さんが、大学を辞め、家族の母親代わりとして、家の事を取り仕切っています。
9人分の食事・洗濯・掃除それに家計など……22歳の娘さんがやるにはあまりにも重労働。
しかし、愛子さんの表情からは、笑顔が絶えません。
……家族のために、身を粉にして青春まで捨ててしまった愛子さん……姉萌え……というよりも、母性に近い気もしますが……
これだけでも、「姉萌え」の諸君には、
何かクルものがありませんか?
この笑顔の明るいお姉さんが、長女の愛子さん。
大家族ゆえに…………
個性豊かな家族に囲まれ、楽しい日々を送る愛子さんですが、
またそれゆえにダメージも半端ではありません。
弟や妹の授業参観にも、母親代わりとして参加。
3男とおる君(小学4年)の授業参観では、
子供たちから「美人のお母さんと思われ」…………
とおる君は、周囲に絶大な誤解をバラまく発言。
とおる君は、作中では「不思議少年」として通っています。
さて、家族が大勢ならば、
テレビのチャンネル争いは日常茶飯事。
みんながケンカばかりする状況に、怒った愛子さんは…………
テレビのコンセントをハサミで切断…………
しかし切ったのはこたつのコンセント…………
愛子さん、家事は一流ですが、
どこか天然がかかったお姉さんです。
……こたつなしで……内野家は、冬が越せるのでしょうか?
さて、内野家のお父さんである茂雄は、サラリーマン。
どうやらバスを利用しているらしく、
雨が降ったときには、愛子さんに傘を持って来てもらいます。
4女のみゆ美ちゃんが、(傘を)一つしか持って行かなかったと言えば、
次女のキリカは、「ひとつのカサで親子仲良くさ」と……
なるほど、素敵な考えだ……さすがは愛子さん。
…………愛子さん…………
さらに、外出のついでに父親に弁当を持って行くこともある愛子さん。
でも、お弁当はカラに……それでも持って来てくれます。
さて、こんな天然の入った愛子さんが、面倒を見ている内野家の面々は……
まずは、5女のリンちゃん(幼稚園児)
よく、おねしょで世界地図などを描いてしまいます。
この日も、おねしょで世界地図を描いてしまい、
愛子さんに謝ります…………
が、謝る方向性は間違っていました。
オネショが乾くまで、姉に気絶してもらおうという魂胆。
見事にお腹に直撃しています……
他、3女の智佐(中学2年)と4女みゆ美(小学4年)
みゆ美ちゃんは、長男の音也が大好き。
親友はぬいぐるみのクマゴロー…………
好きなのが実の兄で、親友はぬいぐるみと、
家族に心配されているくらいです……
ここでも、智佐に諭されることに。
しかし、この後みゆ美が智佐に言ったセリフは、
みゆ美「智佐ねーちゃんのバカー!!
メガネ!!
デコッパチ!!
ひそかに胴長短足ー」
相当重症の兄バカです……ちょっと将来が心配……
で、次女のキリカ(高校1年生)
外見はチャラチャラした、今時の女子高生。
気ままな遊び人ですが…………
趣味はありえないくらいにシブイ…………
ちなみに彼女の言う茶とは、喫茶店とかではなく、
本当にちゃんとした「茶道」です。
ヨッちゃんもおばあさんみたいだし…………
さて、男性陣。
まず、3男のとおる君は、さきほど出したので、
次男の大吾君(高校2年生)
大吾君は、高校球児で、野球に打ち込む大食漢。
夢はでっかく甲子園です…………
が、どこかで道を踏み誤って、
どんどんやばくなります…………
長男の音也君(19歳)は、
ミュージシャンを目指すフリーターです。
ミュージシャンを目指すのに、
学歴など関係ない。
あるのは己の腕のみ……常に練習を欠きません。
逆説的には、
高校時代までは、テストは常に悪かったとも言います。
ただし、保健体育だけ満点だったそうで…………
お姉さんも顔を赤らめてますよ……
あと残った男性は、父親の茂男。
大家族の長であり、優しい父親です。
しかし…………
威厳はまったくありません…………
重野先生の作品は、私の好きな作品の1つですが……この作品は、特に作風がほのぼのとしていて、疲れているときに見ると和やかな気分になります。
基本的にはギャグ4コマです。そのギャグも、純粋に日常風景のギャグを笑わせるもので、無理のないところが好感を持てます。
ほのぼのギャグ4コマ……現代社会に疲れたあなた。
ぜひ手にとって見てください♪
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