私が姉に惚れた時(第二回)

 さて、私の姉萌えルーツ探しの第二回目です。
 前回は、「私の従姉弟」を取り上げました。
 
今回は、「隣のお姉さん」です。
 前回・今回ともに、
私の幼少時代の話です。


 <第二回:近所のお姉さんに懐いていた私>


 さて、私が幼少時代に住んでいたアパート。
 
その真向かいの家に、新婚夫婦が住んでいました。
 子供はなく、仲の良い旦那様とお姉さんの2人でした。



 私が、小学校に上がる頃に引越しされてしまい、今ではその消息も知りません。
 それに、本当に小さい子供の頃ですから、お姉さんの名前も失念してしまいました。



 でも、その「隣のお姉さん」に非常に懐いていて、しょっちゅう遊びに行っていた記憶は強烈に残っています。


 はい、そこー。
 「思い出話だー」とか言わない言わない。



 私の記憶に残るそのお姉さんは、年の頃では二十歳前後くらいで、長い黒髪のお姉さんでした。
 多分、
今思い返せば子供ができなかった夫婦だったと思うのです。
 なぜなら、旦那様とお姉さんは、いつも遊びに来る私に優しくしてくれていましたし、
 なによりも……これが一番記憶にあるのですが……



 たくさんの絵本(昔話とか童話)をくれました。


 私、その凄まじい量の絵本を読んで育ちました。
 
あれだけの絵本(何十冊もありました)を、いくら隣近所だったとはいえ、そこの子供に全部くれた。
 それが意味するところは、恐らく子供用に買っていた本が、子供ができなかったために読む相手がいなかったからでしょう。

 子供ができなかったから、私に優しくしてくれたのか、それとも元々そういう夫婦だったのかは分かりません。
 とにかく、ご飯を作ってくれたり、本を読んでくれたり、遊びに連れて行ってくれたり……
 私にとって非常に思い出深い夫婦(そしてお姉さん)でした。



 あるときは、ジョギングに足手まといな小さい私を連れて行ってくれたこともあります。
 そして、夜のグラウンドに野球の試合を見に連れて行ってくれたこともありました。
 
今思えば、「母性愛」(旦那様からすれば「父性愛」)だったのかもしれません。


 ただ、これを「お母さん属性」なるものと一線を画させて「お姉ちゃん属性」にするのは、
 隣のお姉さんは、いつもニコニコ微笑んでいて、私を怒ったことは一度もありませんでした。
 
本当に、小さい子供と遊んでくれる、「幼少時代の隣のお姉さん」でした。
 あれから約20年…………お姉さんたちはどうしているのかなあ……と思い出すことがあります。



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