少年野球の後には

小学校高学年時


みなさん、自分が小さいころに何かしていましたか?

私は小学生のころ、地元の少年野球に参加していました。










当然、野球ですから試合が一年に何回かはあるんですよ。

まあ、地区の少年野球なので、

地元の学校区の中での大会なんですけどね。










そのような大会でも、

当時の少年野球の監督は、

我々にご飯をおごってくれました。










大体は地元のラーメン屋で、

ごくまれに、「ココス」でおごってくれました。










田舎の少年野球グループとはいえ、

約20人の子供にご飯をおごっていたのですから、

監督は大変だったと思います。










さて、

監督にご飯をごちそうになっていた我々は、

普段家族で食べに行くのとは違い、

地元の気心知れた仲間たちと食べたわけですし、

なにより私たちは当時子供でしたから、




















何かが起こらないハズがありませんでした……




















ケース@『ラーメン屋の場合』











監督が最もご飯をおごってくれた場所は、

地元にいくつもチェーン店を持つ「珍来(ちんらい)」というラーメン屋でした。










当然、

野球で身体を動かした後ですから

みんなテーブルに置かれた水を飲み干します。










そしてしばらくして、

それぞれが注文したラーメンが運ばれてきます。










みんなしてそれを、


ずるずるずるー!!


と麺をすすってはスープを飲み、

スープを飲んでは麺をすするわけです。










しかし、


20人分ものラーメンが一気に運ばれてくるわけではありません。











ですから、

まだラーメンが運ばれてきていないヤツの中には、

トイレに行くのもいるわけです。








































そこで子供心がみんなを動かすわけです。




















そのトイレに席を立ったヤツがですよ、


そいつが戻ってくる前にラーメンが来たならば、




























みなさんはどうしますか?


















子供の心に帰ってみてください。











@少年野球の仲間がトイレに立った。

A偶然にも、その間にそいつのラーメンが来た。




















Bそいつはまだ……トイレにいる……
















我々がそういう場合にとる行動は、

つまり全員の考えは……


















素晴らしいくらい一致しました。






























そいつがトイレから自分の席に戻ってきます。

当然、そいつがトイレにいる間にラーメンが来ているわけです。











我々「ラーメン来てるぜ」


トイレに行ってたヤツ「ああ。いただきます」










そして、そいつがラーメンに箸をつけます。


















































ぶふぅぅぅぅぅ!!




















トイレに行っていたヤツゲホゲホ


……か、辛!!


我々HAHAHAHA!!!





















そいつが噴出して、

辛さに悶絶する様に、


全員で大・爆・笑です♪











大体、

ラーメンが来ているときに席を立つと、

暗黙の了解で誰かが必ず……


そいつのラーメンに、


大量のラー油・コショウを投入











投入した形跡を消すために、

いくらかかき混ぜるなどの工作も行われたものです……


















ラーメン屋で集団で食べる際に、


ラーメンを残したまま(あるいは頼んだ状態で)

席を立つことは……










我々少年野球のグループには


自殺行為


とされていました。


















ケースA『ファミレスの場合』











こちらのケースはごく稀でしたが、

少年野球の試合の後に、

監督が全員を連れてファミレスに行くことがありました。










当時、地元にはあまりファミレスがなく、

行く場合は必ず「ココス」でした。










20人近い人数に、

「ココス」でご飯をおごるのは、かなりの負担だったと思います。










今ではどうか知りませんが、


ここではライスがおかわりできたのです。











当時、

野球で身体を動かした上、

成長期で最もたくさん食べる盛りの我々でしたから、


当然たくさんのライスをおかわりしました。











何杯のライスをおかわりできるか?


といった競争も行われたぐらいでした。

一番食べたやつでは、


10皿近く


おかわりしていたものです。



















さて、

我々はそれまで外で身体を動かしてきたわけですし、

涼しいファミレスの中で飲み食いをしていれば、































トイレに行く連中も続出です。










ラーメン屋よりも食べ終わるのが遅いですし、

そもそも注文が来るのを待つ時間も長いですから、

ラーメン屋の場合よりもトイレに行くヤツが多くなります。




















さて、

ここでターゲットになるのが……





















我々がたくさんおかわりをしている


ライス


です。



















皿の上にご飯を残してトイレに行くと、

しかもトイレに行くのが数名いると、

席に残った連中は、


彼らが視界から消えるのと同時に立ち上がり……






































さて、

トイレに行った連中が戻ってきます。











彼らは自分の席に着くと、

まずは


じっ


と自分の皿に残るご飯を見つめます。











一応の警戒というヤツです。





















そして、


そのご飯を彼らが口にします。















































ガタン!!


んぐんぐんぐんぐ!!












大体の場合……











彼らはライスを口にすると、


一気にコップの水を飲み干すものでした……



















トイレに行っていた連中誰だよ、




















俺のご飯に



を大量にいれたヤツは!!」










そう……











ご飯は白いですし、

皿も白いですから、





















塩をいれても気がつきにくいんですよ。










ライスを食べるときに、

いくらか塩をいれて、

味をつけることは当時の我々はよくやりましたが、





















それだけに身近な塩は、

いたずら心の対象ともなったワケです。




















我々少年野球のグループは、

こうして……










自分が見ていないところで何があるかわからない……


周りを疑え!!


あるものを最初から信用するな!!


世の中騙し騙されだ!!


ということを身をもって体験し、

そうして大人になって健やかに過ごしているわけです。


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