光一「珍しい味のカレーだなー」
皆さん、カレー好きですか?
私、カレー大好きです。
学校給食の時なんて、壮絶な争奪戦を繰り広げたものです。
ところで、カレーってよく言われるじゃないですか。
一晩寝かせたカレーは華麗に変身!!
作ったその晩御飯のカレー……残ったら翌日食べる。
この一晩寝かせて熟成されたカレー……美味しいんですよね!!
野菜とかが少しずつ溶けだしている寝かせたカレーは絶品です。
光一「〜♪ 〜♪ カレー、カレー♪ 一晩寝かせたー!」
それは私が大学三年生の夏休み。当時21歳9カ月ほど。
昨夜食べたカレーを、温めなおして昼間に食べていました。
光一「いっただきま〜す♪」
一晩寝かせたカレーを、グツグツ熱して、アツアツのご飯にかけて食べる。
この至高のひと時…………
光一「あれ?」
カレーを一口食べて……あれ?
二口目を運んで…………
光一「んん〜?」
一晩寝かせたカレーは華麗に変身する。
確かに…………確かに一晩寝かせたカレーの味は、
昨夜とは変わっていた気がしました。
光一「酸味がすごく効いたカレーだなー」
お酢をそのまま飲み干しているような強い酸味のカレー。
カレーって酸味のある食べ物でしたっけ?
おかしいなーと『?』マークを浮かべながら、
吐き気に耐えつつ、我慢して完食しました。
夜、母が帰宅して…………
母「光一、カレー置いていったけど、昼食べたー?」
光一「ああ、食べたよ」
と、そこで母に聞いてみたのです。
光一「そういえばさ、昼間カレーを食べたら酸っぱかったよ」
母「え? 酸っぱかった?」
母は、間髪置かずに…………
母「光一、アンタバカだねー……
それ、腐ってたんじゃない!!」
え!?
母「普通、そんなカレー……一口したら気が付くでしょ?」
確かに一口目で気が付きましたよ。
酸っぱい味のカレーなんだなー……って…………
光一「え? だって……酸っぱいカレーだったんじゃないの?
そういうカレーだと思って食べたんだけど……
というか、一晩で腐るなんて思わないじゃん!」
そうしたら、母は信じられないという表情で、
母「昨日食べたカレーの味、覚えてないの?」
光一「あー、中辛だったっけ?
確かに昨夜は酸っぱくなかったかも……」
母がため息をつきながら…………
母「それでアンタ、お腹壊したりしてないの?」
光一「それは平気だけど…………そっか……
カレーって腐ると酸っぱくなるんだ……」
みなさん知ってました? 一晩寝かせたカレー…………
酸味が増したら腐ってるらしいですよ?
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