4/11(月)
ドイツ渡航衝撃編
光一「あ、あれ!?」
どうも。日記ジャック状態から、
通常日記に戻りました。光一です。
と、先月私はドイツに行ってまして、
その関係でサイトを休止していました。
これからしばらく、
ドイツ渡航に関する話題をば……
さて、
私にとって初めての海外一人旅。
準備万端整えても、
不安は尽きません。
ちなみに、
成田空港に行くまでの直行バスは、
事前にきっちり予約も取っておりました。
もちろん、
スーツケースに荷物をいれ、
日常使う物は手提げカバンに……
準備にぬかりはありませんでした。
そう。初めての海外だって……、
ひとりでできるもん!
出国日。
親父が車で駅まで乗せていってくれました。
駅には、すでに直行バスが来ています。
私がトランクからスーツケースを取り出し礼をいうと、
親父は帰っていきました。
私は、直行バスの運転手に切符を見せ乗車。
あと10分もすれば発進です。
離れ行く故郷に後ろ髪をひかれました。
光一「ああ、さらば我が故郷」
と早くもアンニュイな雰囲気で窓の外を見つめます。
スーツケースはバスの荷物入れにしまってもらい、
手ぶらで座席に着きました。
手ぶらで?
手ぶらで?
光一「あ、あれ?」
おかしいですよ?
私は、
スーツケースの他に、
航空券やら、
予備のお金などをいれた、
普段持ち歩く予定の、
手提げカバンを持っていたはずでは!?
光一「しまったー!!」
(※金田一耕介風です)
なんという大失態でしょう。
出国する前から、
なんとも大きな忘れ物です。
そもそも、
航空券すらなくては、
飛行機に乗ることすらかないません。
うっかりどころの騒ぎではありません。
早くも、出国できるかが危うくなってきました。
どうやら、
親父の車の後部座席に、
手提げカバンを放置してきた模様!?
なんとも本番に弱い男です。
(言ってて情けなくなるぜ、セニョール)
バスの運転手に話をすると、
運転手「携帯にかけてみたらどうだい?」
もっともです。
親父は携帯を持っています。
携帯にかければ、
すぐに荷物を持ってきてくれるはず。
しかし、
私の携帯は、
手提げカバンの中にあったのです。
なんとも要領の悪い男です。
(言ってて涙が出るぜ、ブラザー)
運転手「私の携帯でかけますよ」
運転手のまたもグッドなアイデアです。
私の携帯がなくても、
親父の携帯にかければ良いのです♪
親父の携帯番号は、
私の携帯のメモリ内です。
ああ、文明の進歩は人間を退化させます。
なんと嘆かわしいことか……。
文明が進むことに、
私は警告を発せねばならない。
簡潔にいえば、
普段ワンタッチでかけれるから、
いちいち番号なんて覚えてないYO!!
記憶力も悪くて、全く使えない男ですね。
(我ながら悲しいぜ、マイフレンド)
結局、
スーツケースをバスから降ろしてもらい。
ターミナルで待つことに……
後部座席の忘れ物に気づいて、
親父が駅に戻ってくる……
そんなシナリオに一縷の望みを託して。
私は駅のバスターミナルで、
成田に向かう直行バスを見送りました。
乗るはずだったバスを見送る……
あの辛さは未だに忘れられません。
見事に、
予約に使った2500円程が消えました。
だって、
切符切られちゃったもの……
一人寒空の下、
スーツケースだけ持って立ち尽くす光景。
初の海外一人旅が、
その出発点から見事なまでの、
大ミス
をかました瞬間です。
私はその時思いました。
光一「きっと生きて帰れないね」
それ以上に思ったことがありました。
光一「それ以上に、
ドイツに行けそうにないね」
駅前タクシーの運ちゃんの、
限りなく哀れみに近い視線を浴びつつ、
私は駅のターミナルで
ただ呆然と立ち尽くしていたのです。
これが、
この後の
ドイツ一人旅
の全てを暗示する出来事でした。
▼話は次回に続きます。
▼カバンが無いのに気づいたときは、泣きたかったです
▼駅前コンビニ店員の視線も痛々しいものでした
▼それでもドイツに行けたから奇跡でした。神はいますね。
▼今日の一言▼
忘れ物……是最大誤算也(これさいだいのごさんなり)
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