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所有権の主張


さて、話題は戻っていつものことなんですが、

最近とみに暑く、

耐久の限界……

つまり臨界に達していた私は、

近所の薬局でレジのお姉ちゃんを視姦するというルーチンワークをこなし、

いつものようにアイスクリームを買ってきたのです。

ついでにジュースも買ってきました。










夜、

それを冷凍庫から取り出して食べようとしました。

前回は野菜室に入れてアイスを溶かし、

母から馬鹿にされたので、

同じ失敗はするものかと意気込んでいました。
(参照:7/11










光一「うふ♪ 私の可愛いアイスさん♪」

とルンルン気分で鼻歌を歌いながら冷凍庫を開けました。






ガラッ






























光一「え? あれ!?」










ガサガサガサガサ










光一「え、ええええ!?」











ガサガサガサガサ!!











光一「な、ない!!

あ、ジュースの方は?」










今度は普通の冷蔵室を開けました。










ガパッ










光一「な、ない!! ないよぉ!!」




















私は、


すぐにある一つの結論に至りました。










冷蔵庫から西側を向くと、

そこにはテレビを見て寝そべっている母がいます。











光一「おーい、謹聴謹聴!!」


母「なに?」


光一「冷蔵庫の中のアイスとジュース知らない?」


母「知らない」




















…………




















光一「冷凍庫の中の『抹茶アイスクリーム』と

冷蔵室の中の『コーラー』知らない?」












母「ああ、あれは私の物よ」


光一「!!」




















な、

なんという暴虐でしょう。

まさに『ジャイアニズム』……

『俺のものは俺のもの、

お前のものも俺のものだ!!』

堂々たる母のジャイアン宣言……










しかし、

しかし私は一方的な攻撃に黙っている人間ではありません。

猛烈な反撃を行いました。











光一「なんで人の買ってきたの勝手に食べてるの?」


母「いいじゃん」


光一「よくない!!」






















母「いいって言ってるでしょ!!」


光一「!!」




















なんて母親だ……


なんで自分の犯した罪を、


『いいって言ってるでしょ!!』


自分で正当化しているのですか?











光一「いや、なんで自分で正当化してるのさ?」


母「じゃあ、

初めからアイスもコーラーもなかった。

はい。終わり」


光一「!!」





















常々……



















常々我が家には、

家庭内裁判所の設置と、

公正な裁判官が必要だと思うのです……


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