ビストロ・ラ・プラージュ

2件(最終更新:2012年6/24)
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2012年6/24(日)

 この日、夜8時半頃に店に行きました。
 先客はお子さん2名連れの家族4名がいました。先週は予約客でほぼ満席状態だったので、今日は食べられそうだと一安心。



 
 ちなみに、初回調査時にはディナーコースは3種類(※1種類は要予約)でしたが、増えていました。ディナーは4種類のコースで2種類が要予約制。予約コースは5250円と8000円のものがあります。メニューもかなり量があるフルコースなので、予約コースは何かの記念に頼みたいものですね。
 お祝い事・誕生日などに対応して、シェフ手作りのケーキも2500円から用意してもらえます。歓送迎会・パーティーなどについても、予算に応じて料理を用意してくれるとの事です。



 メニューリストには各種ワインが掲載されています。
 
フルボトル(750ml)で2100円から。ハーフボトルなら1800円から揃えてあります。赤・白・スパークリングワインまで30種類ほどがリストにありました。
 一番高いもので15000円のものまで揃えていたと思います。



 
 こちらは店内掲示版でオススメとなっていた3種類のワインから選択しました。
 
「サンテロ ピノ シャルドネスプマンテ(3300円)です。
 爽やかな酸味と甘さ、スパイシーな感覚もあり飲みやすく、嫁も満足していました。


 私達は『MENU A』(3150円)のコースを注文しました。


 
 「オードブル」です。
 車海老(だっけかな)はプリプリ食感の上に甘くて美味しい。
 ラタトゥイユとホタテ。冷やして出されたこれらは、一緒に出されたパンに乗せて食べても美味しいです。グラスに乗っているのは、ズワイ蟹のジュレ。ジュレの爽やかさの中に、ズワイ蟹の甘みが光ります。



 
 「パン」はアツアツの状態で出してくれます。オードブルとほぼ同タイミングで出してくれます。


 
 「スープ」はジャガイモの冷製スープでした。スープにはオイルもかけてあり、さらにコクが出るようになっています。非常に滑らかで、しっかりした味わい……家庭では作れそうにありません。


 
 ランチで食べに来た際にもジャガイモの冷製スープでしたが、ディナー時は器が豪奢になっていました。この後、メインになるタイミングでパンのお替わりを聞かれます。もちろんお願いしました。


 
 「メイン」で嫁は200円プラスし「仔羊の骨付きロースト」を頼みました。
 食感と、噛むほどに出る羊肉特有の甘さがしっかり出ています。羊肉を苦手とする方は多くがそのにおいを上げられるかと思いますが、それは感じられません。



 
 私の頼んだメインは「和牛ホホ肉の煮込み」
 まずソースが絶妙です。ソースに使われているだろう赤ワインがより深い味わいにしています。肉はホロホロと崩れる程の柔らかさ。これでワインを口にするとさらに美味しく感じます。


 メイン後、デザートは「さっぱり系と、おまかせでの盛り合わせとありますが、どうされますか?」と聞かれました。私は盛り合わせを、嫁はさっぱり系でお願いしますと答えました。


 
 爽やか系。各種フルーツにジュレ、パイナップルのグラニテだったと思います。
 おそらく、先日食べに来た際に出されたものと同じ形態だと思います。なんせ、前に食べに来てから1週間も経っていないので(苦笑) 確かに、さっぱり目で爽やか。



 
 私の頼んだ方で、デザート盛り合わせですね。
 こちらも先週食べに来た際に類似する内容です。ただ、昼の時よりもデザートの量が増えています。カボチャのパイ包み焼き、ティラミス、ライチのジュレフルーツ添え、それとパイナップルのグラニテとシフォンケーキでした。ここのデザート、やっぱり美味しいです。特に私はティラミスが好きですね♪



 
 食後には飲み物が付きます。嫁は紅茶を。


 
 私はコーヒーを頼みました。


 ワインをフルボトルで頼んで、かつコース全てを満喫して10100円でした。
 1人5000円と考えれば、十分満足。ちなみに、ワインはグラスワインなどもあるので、
グラスワインにしていれば1人3000円〜4000円台で堪能できます。

 この日は帰り際に雨がぱらつき始めていまして、シェフが傘を貸してくれました。うん……これでは近々、傘を返す口実でまた食べに行くしかないですね(笑)


 ビストロ・ラ・プラージュ ディナーコース、ワインリスト

▼ディナー(3150,4200,5250円、8000円コース)
※デザート、パン、コーヒーor紅茶orエスプレッソが全てのコースに付く
『MENU A』(3150円)
「オードブル」「スープ」「魚料理 or 肉料理」「パン」
「本日のデザート各種」「コーヒー or 紅茶 or エスプレッソ」
『MENU B』(4200円)
「オードブル」「スープ」「魚料理」「肉料理」「パン」
「本日のデザート各種」「コーヒー or 紅茶 or エスプレッソ」
『MENU C』(5250円 ※3日前まで要予約)
「オードブル」「スープ」「魚料理」「グラニテ」「肉料理」「パン」「デザート」
『MENU D』(8000円 ※要予約)
▼2012年6/24のディナー各メニュー
「和牛ホホ肉の煮込み」「シャラン産鴨のロースト」
「牛リブロースステーキ」「地鶏のロースト」
「牛肉のオニオン煮込み」「マダイのムニエル」
「ホタテのソテーポンムフリットと共に」
「スズキのソテーホタテ添え」「平目のソテー」

「仔羊の骨付きロースト」(プラス500円)
「常陸牛ステーキ」(プラス2000円)
▼ワイン・シャンパン(1800〜15000円程度まで)
(※管理人メモしたの一部です。赤白合わせて30種類程度あります)
【シャンパーニュ&スパークリングワイン】(2100〜3300円)
「アスティ・スプマンテ」(375ml:2100円、750ml:2600円)
「ドゥーシュバリエ」(375ml:2100円、750ml:3300円)

【フランスワイン 白】(2800、4000円)
「ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ」(2800円)
「シャルドネ バロンフィリップ ドゥ ロスシルド」(2800円)
「シャブリ ジャンコレ社」(4000円)
「ドメーヌ アラン ブリュモン」(2800円)

【フランスワイン ハーフボトル】(各1800円)
「コート・デュ・ローヌ 赤」「ミュスカデ・セーブル・エメーヌ 白」
「シャルドネ 白」
▼アルコール(380〜600円)
「シードル(りんごの微発泡ワイン)」(440円)、「サントリー プレミアムモルツ生」(600円)
「ノンアルコールビール FREE」(380円)
▼ソフトドリンク(各400円)
「果汁100%ジュース」(アップル or オレンジ or グレープフルーツ)
「ウーロン茶」「ジンジャエール」「コーラ」
「ペリエ」(※400円)

2012年6/18(月)

 この日、『ビストロ・ラ・プラージュ』のランチに行ってきました。
 実は前日のディナー……予約で一杯になっていて、ありつけなかったので、せめてランチをと(笑)


 
 嬉しい事にサービスドリンクを出してくれました。
 アップルジュースでした。爽やかな酸味と甘さです。


 この日、午後12時半頃に来ましたが、小さな店内はほとんどのテーブルにお客さんがついていました。私達が来てから10分後、中年女性2名がやってきて満席になりました。平日の昼間にこのロケーションで満席なのはやはり隠れた人気店というべきでしょう。
 この日、私たち以外のお客は中年夫婦が4組など、年齢層は比較的高めでした。


 なお、給仕の方が若い男性になっていました。厨房は変わらずシェフ1人で大変そうでした。この日、店を最後に出たのが私達だったのもあって……初回調査記事を書いた時と同様、シェフと色々話をしてきました(それについては、本記事の最後に書きます)。


 
 私達はそれぞれ違うコースを頼みました。
 
私は『MENU C』(2100円)、嫁は『MENU B』(1680円)です。違いは、頼めるメインが異なる事です。
 
まず、アツアツのパンが出てきます。


 
 こちらは「オードブル」で、私の頼んだ「車海老のテリーヌ 車海老添え」です。
 まずソースが絶妙です、野菜もエビも美味。テリーヌの上品なめらかな甘味もたまりません。



 
 こちらは嫁の「オードブル」で「イタリア産生ハム サラダ仕立て」です。
 生ハムの上品な食感に塩気が美味しいです。サラダとしても野菜の量・質ともにバランス良いですね。



 
 こちらは「本日のスープ」で、「冷製のじゃがいもスープ」でした。
 しっかりとこされたジャガイモのスープは適度な甘さで、食後感も良く、次々に飲みたくなります。
 
このタイミングでパンを追加するか聞かれます。もちろん、おかわりをもらいました。


 
 こちら、私の頼んだメインで「ホタテのソテー」です。
 このホタテの甘い事、甘い事!! とにかく美味しいです。言うことなし。
 食感との組み合わせも上手なんですよね。上に揚げ物が乗せられていますが、カリカリした食感とホタテのプリプリした食感をうまく合わせています。



 
 こちら嫁の頼んだメインで「地鶏モモ肉のコンフィ」です。
 骨付きですが、ホロホロとやわらかく、骨から容易に外れます。嫁から一口貰いましたが、肉汁のジューシーさといい、口に入れてとろけていく食感といい美味しいですね。



 
 初回調査時と異なっているのが、このデザートです。以前は本日のデザートをこちらで選択できませんでしたが、それができるようになっていました。
 4種類の中から私は、「カボチャのパイ包み焼き ティラミス ライチのジュレ フルーツ添え」を頼みました。

 パイはしっとり目で、カボチャの甘さが引き立てられています。ティラミスはマイルドなんですが、味が非常に濃厚で絶妙です。そしてこれら濃厚なデザートに、ライチの爽やかなジュレに、メロンやチェリー、パイナップルが食後感を爽やかにしてくれる……見事な組み合わせでした。
 お皿にお店のロゴがチョコパウダーで描かれています♪



 
 こちらは嫁が頼んだ「グレープフルーツとミネオラオレンジのジュレ パイナップルのグラニテ パイナップルミント添え」です。
 私、今現在服用している薬の関係でグレープフルーツが食べられないんですよ……残念。嫁から聞いた感想では、フルーツが沢山入っていて、爽やかで美味しいとのことでした。


 なお、初回調査時にも書きましたが、「フランス家庭料理教室」を開催しています。毎回6人限定で、火曜の定休日にやってるみたいです。


 やっぱり美味しいですね。町の隠れたビストロです。
 と、最初にシェフと話をしたと書きましたが、結構長らく話をさせてもらいました。
 実は、その前日の夜(『トラウム』に行った6/17です)にも訪れたのです。時間的に夜8時半と遅くてダメ元で行ったのですが、ディナーにはありつけませんでした。


 この日のランチ後、私達が最後のお客だったので少しシェフと話していたのですが、前日の夜は予約客で手一杯だったようです。シェフの方でも、私たち夫妻の顔を覚えていたようで(というか先日ひょんな所で会ったマスターから「店へどうですか?」と声をかけられていました)、ちょっと嬉しい。
 私、店の方に覚えられるほど特徴あるんですかね(笑)


 ちなみに、今回デザートが複数の中から選べるようになっていましたが(私が初めて来た時は盛り合わせでした)、シェフが言うには元々開店した頃は選択制だったそうです。
 やはり、昔程には賑わいがないようで(水戸全体の飲食店に関して言える事ですが)、昔は人を4人も雇っていたそうですが、今は大変そうです。
 でも、店での提供の仕方も、徐々に開店当初に戻していきたいなとのことだったので、今後もどうなっていくのか楽しみです。


 シェフは釣りが趣味で、釣った魚をお店で提供していたのですが(なんと、夜〜朝釣りをして店の開店直前に戻ってきて準備という……なんとも体力・気力のいる事をしていた事もあるそうです)。ただ、現在は原発問題もあって自分が釣った魚を提供していないそうです。街角の小さなビストロにもあの問題は影を落としているんですね……いつか落ち着く日が来ると良いですねとお互い話をしていました。

 シェフとワインの話を結構させてもらいました。お店でも結構ワインを揃えているようで、リストも見せていただきました。今度こそ、ワインを飲みに行かせてもらいます♪

 一風変わったシェフですが、愛嬌があって面白い人です。初回調査記事でも書きましたが、マスターと話をする機会があれば話されてみるといかがでしょうか? 人間味があって、とても良い人です。私は個人的にお店と、それ以上にこのシェフが好きです♪


 ビストロ・ラ・プラージュ:6/18ランチメニュー】

▼2012年6/18ランチのオードブルとメインの内容
【本日のオードブル】
「車海老のテリーヌ 車海老添え」
「イタリア産生ハム サラダ仕立て」
「ヤリイカの軽いソテー キャロットジュリエンヌ和え」

【本日のスープ】
「野菜のスープ」

【1680円コースメインは以下より1品】
「本日のお魚料理」
「地鶏モモ肉のコンフィ」
「豚フィレのカツレツ」

【2100円コースメインは以下より1品】
「牛肉のステーキ」
「ホタテのソテー」
「ホウボウのソテー ホタテ添え」
▼2012年6/18ランチのデザート内容
「グレープフルーツとミネオラオレンジのジュレ パイナップルのグラニテ パイナップルミント添え」
「サンマルクとアールグレイのシフォンケーキ(卵黄ムースとチョコムース)」
「カボチャのパイ包み焼き ティラミス ライチのジュレ フルーツ添え」
「6種類のフルーツをライチのジュレで包みました」
▼黒板掲示ドリンク
今月おすすめワイン
【フルボトル】
サンテロ ピノ シャルドネスプマンテ(3300円)
デラピエ ブリット(3500円)
コロンプ ブラン ド ブラン フリット(3200円)

【ノンアルコールカクテル】
ポワペリ、カシペリ、フレーズ(各400円)

フレッシュマンゴージュース、赤ぶどうジュース(各420円)

※ディナーのみ、少々時間必要
フランボワーズ(450円)