Yさん「やっぱり光一さん、オタクだったんですね」
↑まさにヒヤリハットな瞬間のお話…………
どうも、最近とみに体調の悪化に悩まされる30歳、光一です。
そういえば先月の話なんですけど、用あって取引先に行った時でした。
光一「お疲れ様です。今、Yさんお時間よろしいですか?」
私が声をかけたのは、取引先でお世話になっている、ほぼ同世代のYさん。
Yさん「あ、お疲れ様です。大丈夫ですよ」
Yさんはパッと見、それなりのイケメン。
最近子供が生まれたばかりの、まさにイケイケモードです。
そんな……………………
光一「あ、こちらなんですけど……」
Yさんのデスク……………………
Yさん「ああ、はい。それでは確認させていただきます」
Yさんのデスクには……………………
けいおん!の映画パンフレットが!!
いやいや、待って……Yさんってどう見ても……
そっちの趣味の方じゃないよね?
心の動揺を抑えて、YさんのPCを見ると……
←YさんPCデスクトップイメージです
露わな格好の女性がデスクトップ!
いやいや、待ってYさん!!
こんな何百人も詰めているオフィスで……
しかも人が行きかう中で…………
何堂々とアニメのパンフとか出してるの!?
しかし、これで分かりました。
我が同胞よ!! Yさんは……アナタはボクの同類だ。
イケメンっぽく見えて、実は真正のオタクだよね♪
だって、職場で趣味をさらけ出しているんだもん♪
一気にYさんとの距離が近づくのを感じましたね。
光一「『けいおん!』のパンフじゃないですか。
Yさん、映画見に行くんですか?」
と、実は趣味が一致していた事で話が盛り上がり、
なワケない!!
光一「ダメだ、抑えろ光一!!
これはワナだ!!」
ここでボクがアニメとかゲームとか好きなオーラ出したら、
いきなり手のひらを返して…………
Yさん「やっぱり光一さん、オタクだったんですね」
とか、絶対そういうワナに決まっている!!
まさに”ヒヤリハット”!!
ボクが少しでもアニメ・ゲームを好きなそぶりを見せれば…………
そこからあっという間に世間はボクをアウトサイダー扱いですよ。
僕はそんなワナには引っかからないぞ。
光一「それでは失礼します」
と、何事もなかったかのように立ち去る私。
ボクのイメージはあくまで好青年。それを崩してたまるかという心持でした。
まあ…………それでも…………
翌日以降もYさんに会いに来てみれば、相変わらず……
デスクには『けいおん!』のポスター
PCデスクトップは露わな女性
という状況が全く変わっていなかったんですけどね。
何? やっぱりYさんは素でオタクなの?
職場でも趣味を隠そうとしない、正々堂々たるオタクなの?
それともやはり、これはボクに対するワナなの?
光一「なんだー、Yさんと私、同じ趣味じゃないですか♪」
って意気投合してみたいけど…………
単にデスクに置いているだけで、『けいおん!』知らないとか?
やはり前述のように"ワナ"だったら…………
その後のボクの立場が一気にマズくなる!
そう思うと未だにモヤモヤしながら、声をかけられないボクです。
そもそも、この取引先は鬼門なんですよ。以前だって紹介したと思いますが…………
この取引先には、親しくしているI君という人がいます。その彼はよく…………
I君「いやー、仕事つまらなくて、
ネットしちゃってたよー」
と言って、仕事中にネットサーフィンしているのをよく目撃するのですが……
あくる日、取引先を訪れた時に彼に会ってみると…………
I君「このサイトってさー、
光一さんのサイトじゃない?」
光一「やめ、やめろー!!」
私のサイトだけはッ!!
クリックするなー!!
と、幸いバレてはいないものの…………
当サイトの相互リンク先を、ヤツは会社PCのブックマークに入れております。
この会社は組織ぐるみで、ボクの趣味を暴こうとしている?
▼受信(yukiさん):(受信メール内容全文への返信もあります)
▼ワナは日常生活の至るところに隠されていますよ……くわばらくわばら……
▼今日の一言▼
罠……是日常至処有(これにちじょういたるところあり)
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