光一「ちょっと待て!!」
どうも。つい先日27歳になってしまった光一です。
あら。とうとう四捨五入したら30歳ですよ?
さて、先日のことです。
いつもより早く仕事を切り上げて帰ることにしました。
帰り支度を終えて、さーて帰ろうという時。
生徒T「光一先生、
プリント新しいのもらっていっていいですか?」
いつも世界史の問題を添削してあげている生徒Tが来ました。
光一「ああ、いいよ。コピーしていって。
置いといてくれれば、明日添削するから」
生徒T「はーい」
光一「じゃあ、私は今日はこれで帰るから。
今日は少し早めに帰るんだ」
そういって、鞄を持とうとしたときでした。
生徒T「帰れ帰れー!!」
光一「ちょっと待て!!」
なんですか、その
『帰れ帰れコール』は!?
毎日毎日、個人的に指導して添削もしてあげて、
……………………なんていうの?
私、君の世界史の恩師だよね?
光一「お前、ヒドイだろ!!
いつも添削してあげてるのに!」
生徒T「わーい。帰れ帰れー!!」
ものすごい笑顔で楽しそうに連呼してやがる…………
光一「K先生!!
先生のクラスのTがヒドイですよ!!
私に『帰れコール』をしてくるんですよ」
まったく……K先生はどういう教育をしているんですか?
恩を仇で返すとはまさにこのこと…………
こんなことを学校現場でまかり通してよいものか?
そういった不満も含めて、改善指導を求めたわけですよ。
K先生「帰れ帰れー!!」
光一「K先生まで!?」
生徒T「ほぉーら。帰れ帰れー!!」
光一「T、お前ってヤツはぁ!!」
K先生「か〜え〜れ!」
生徒T「か〜え〜れ♪」
光一「むきー!! これはいぢめですよー!
帰りますよー!!」
ともあれ、不満タラタラで職員室を出ました。
生徒Tもちょうどその後に続いて出てきて、
そちらは上の階段に登っていきながら……
生徒T「わはは! 帰れ帰れー!!」
光一「T!! お前、明日覚えておけよー!」
でも、やつは翌日、机の上に添削してもらうプリントと共に、
袋詰めのアメを置いていました。
私の似顔絵入りの誕生日プレゼント。ちょっぴり嬉しかった。
▼非常に不当な扱いですよ、これは。
▼今日の一言▼
恩……是返仇也(これあだでかえされるなり)
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