光一「って、何を言ってるんですか!!」
どうも。講師もしつつ転職活動中、光一です。
さて、1月……とうとう勤務先の高校も3学期です。
各学期の初めと言えば、大掃除。
私が普段詰めている職員室にも、
担当クラスの生徒たちが掃除にやってきました。
掃除担当の生徒たち「I先生。
私達、今日はどこ掃除すればいいですか?」
やってきたのは、2年生の女子グループ。
かしまし娘たちです。
I先生「そこにある、いらない資料とか捨ててくれるかな」
かしまし娘「はーい!!」
I先生「あと、
光一先生もゴミに出してください」
女生徒たち「はーい!!」
光一「はい、じゃないよ。君たち!!」
女生徒T「え、光一先生は
燃えないゴミじゃないんですか?」
光一「全然ちげー!!」
I先生「あ、そうだ。T。
部屋の奥にある棚を整理してもらえるか?
部屋のイスを台にしていいから」
女生徒T「わかりましたー」
とりあえず、話をはぐらかされた気もするが、
こういった話は、いつもの掃除の時にも出るので、
今更気にはしていられないのである。
女生徒T「じゃあ、このイス使います」
そういって、職員室内のイスを奥の部屋へ引きずって……
ガシャーン!!!!
I先生「どうした?」
女生徒N「先生。Tがイス破壊しましたー。
うっわー、T。超怪力じゃん!!」
女生徒T「ちげーよ。怪力じゃねえ。
すいませーん。
イスの上が抜けちゃいました」
どうやら、イスを奥の部屋に引きずっている時に、
背もたれを持ち上げたらしく…………
それでイスの背もたれ部分がすっぽ抜けた模様。
女生徒T「先生。代わりのイスとかありますか?」
I先生「うーん、そうだな。
よし。誰かにしゃがんでもらって、
その上に乗ろうか」
かしまし娘「おー!」
I先生「光一先生。
可愛い生徒たちのために、
奥の部屋でしゃがんで
台代わりになってあげて」
光一「あ、はい。わかりました」
光一「よいしょ……重い……」
女生徒T「先生、あんまり動かないで下さい」
ん!
光一「って、何を言ってるんですか!!」
何で、私が生徒にふんのぼられなくてはいけない!
というか…………
何の疑問も持たずに応じかけた自分が、何なんだ!
光一「あ、はい。わかりました」
わかりました、じゃないだろ!!
光一「危うく応じかけたじゃないですか!」
I先生「冗談冗談。
T。こっちに別のイスがあるから」
女生徒T「はーい」
本当に怖い…………
なんで危うく…………
光一「重い…………」
台代わりを引き受けそうになったのだろう……
一瞬、何の疑問も感じなかった
自分が怖い!!
▼ちなみに、腰を踏まれると気持ちが良いのは腰痛のため?
▼今日の一言▼
台座……是不可利用人間(これにんげんをりようすべからず)
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