嫁「亭主関白になりたかったんじゃないの?」
どうも、久しぶりに実家に戻ってきました、光一です。
このサイトは、私と嫁の信頼関係の中でお送りしております( ゜ 3゜)
さて、引越しをしてから3週間。実家に戻ってみました。……何故って?
光一「亭主関白を受け入れないなんて……
実家に戻らせてもらいます!!」
(O・_・)=O)゜Д゜)O 亭主関白をぉぉぉ!?
嫁「どうぞ、ご自由に!!」
という夫婦喧嘩ではないですよ。
ご期待に沿えずすいません( ゜ 3゜)プー
カンパーイ!! ウヘヘヘヘー!!
私、大学入学時から、高校講師時代に8年間やっていたバイトがありまして、
その仲間たちと年1回集まって飲み会をしているのです。
集まったのは、私と同伴した嫁を含めて5人でした。
宴席も盛り上がり、シラフなら手を出さないメニューに目をつけてしまいました。
ロシアンたこ焼き!!
出てくる5個のたこ焼き。そのうち、一つだけはワサビ団子……
誰が得をするのか分からない命を賭したゲームに……手を出してしまったのです!!
ルールはこうです。
1.ジャンケンの勝ち抜け順で、好きなたこ焼きを選択できる
2.全員一斉に一口でほうばること
3.誰にワサビ団子が当たったのか、全員で推理する
4.ワサビ団子を引いた人間は、当てられないように頑張る
光一「イエーイ! 一抜け、私!!」
誰とジャンケンをしても、いつも勝率1割ラインの私が一抜け!
こんなに嬉しいことはない!!
20歳過ぎまでは、寿司はワサビ抜き。キムチを食べれば悶絶し転がりまわる。
そんな私には、まさに神の救いがあったとしか思えない、ジャンケン運!
辛いものを選択する可能性は、これで一番少ない事になります♪
S君「光一さんは運命を自分で選択できますね!」
そう。現在なら5個の中から選択可能。ワサビ団子の確率も20パーセントです。
選択が最後の人間ほど、ワサビ団子の当たる確率は高まる。
最初の選択者ほど、通常のたこ焼きを選べるわけです!
光一「多分、私がワサビ団子を当てるね!」
S君「最初で当てたら奇跡ですよ!!」
そう。S君の言うとおり。私が選ぶ可能性は現在最も低い。
私も自分にまさか当たるとは思ってもいません。
嫁「うーん、当てたくないなー。
じゃあ、私はこれで!!」
嫁は2番手でたこ焼きを選択。嫁がワサビ団子を引いたら、大笑いして……
光一「亭主関白を受け入れないバツだー!!
ププー、辛そうだね、カワイソー( ゜ 3゜)♪」
嫁を思いっきりバカにしてやろうと心に決めていました。
じゃんけんで3番目に勝ち抜けをしたU君に至っては……
Oさん「U君! ダメだよ、先に食べちゃ!!
ゲームにならないじゃん!!」
U君「あ、すす、すいません!!」
U君フライング。選んでそのまま食べてしまいました。
3番目に選んだ彼がワサビ団子の確率は、(1個)/(3個)=30%の確率!
私のワサビ団子の確率:(1個)/(5個)=20%よりも高い!
彼が慌てて皿に戻した食いかけの断面図は、普通のたこ焼きだった模様。
U君よりもワサビ団子を選ぶ可能性が低い私は間違いなく大丈夫!
安心して、ふと手元の取り皿に目を落としました。
( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ
光一「……………………」
( ゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシ
(つд⊂)ゴシゴシゴシ (;゚ Д゚) …!?
光一「……………………」
顔を上げると、OさんとS君がジャンケンの最中。
最後の2個をめぐる攻防戦の最中でした。
うん……私、分かっちゃった…………
緑色の物が漏れ出ている IN 私の皿
光一=ワサビ団子ビンゴーー!!
それ以降のワサビ団子の確立……0%…………
((((;゜Д゜)))どうしてこうなった、どうしてこうなった!!
身体中から噴出す冷や汗……高まる心臓の鼓動……
S君「光一さんは運命を自分で選択できますね!」
これが私が自ら選んだ運命((((;゜Д゜)))!?
光一『全てが私の両肩にかかっている!』
私は…………意を決しました!!
私にワサビ団子……この事実は隠し通す!
この後の一斉食事でもバレないように装う。墓場までこの真実は持っていく!
全員が『誰が当たったんだろう?』という疑問を抱き続ける。
このゲームを盛り上げる役目は、私の双肩にかかっている!!
これこそが私に課せられた使命だ! これが運命だったんだ!!
常にクールで(イイ)私の決意……奴らには分かるまい。
人に知られないこの決意こそ、私の美徳!!
Oさん「じゃあ、全員一斉に口に入れてねー」
この中で誰がワサビ団子なのか!! 私は知っている!
ゲームは開始と同時に終わっていた!!
こみ上げる嘔吐感、激痛、涙、むせ返る感覚……
平静を装う私を他所に…………
S君「誰が当たったんですかねえ?」
Oさん「誰が当たったー?」
嫁「私じゃないですよー」
などと、互いの顔を見合いながらの駆け引きが始まっていました。
自分が当たったと思わせないための演技です。全員が全員をだましあう。
まるで、別荘殺人事件で『誰が犯人なの』と言っている状況みたい。
光一『フッ……無駄な駆け引きを……愚かね』
君たちはムダな駆け引きをしているんだ。ププー( ゜ 3゜)
心の中で、みんなのバカバカしい駆け引きを冷たく笑う私。
これはとてつもない優越感でしたね。私が犯人なのに。
私がワサビ団子を当てたなんて……思ってもいないんだ……
さて、私も駆け引きを愉しみますか♪
光一「誰おぼぇぇぇ! ゲホッツゲホゲホ!」
口を開く瞬間に、思いっきりむせ返って、涙がドバドバ。
一斉に全ての瞳が私にコンセントレーション!!
O君「え? 光一君だったの!!」
嫁「最初に引いて、最初ので当てるなんて……」
S君「相変わらず光一さんには
ネタの神様が降りてきますよね」
相変わらず!? ネタの神様って何だ!?(;゚ Д゚)
必死でむせながら私は声を絞り出しました。
光一「最初から分かっていたんだ!
だって、緑色のが漏れてたし…………」
ハハハハー!! ププー( ゜ 3゜)!!
次々に飛び交う私への賞賛の嵐。
嫁「うわぁ……光一さんのハシ……緑色だー」
Oさん「なに? 中身全部ワサビ?」
光一「ええ……タコすら入ってなかった……
外の皮以外、全てワサビ…………」
強烈でしたね……たこ焼き1個分丸まるって……
本気で巨大なワサビ爆弾ですよ!
店員はテロリストではと本気で疑いましたよ。
光一「自分で『当たるのは私だね』って言って……
でも、本当になるなんて思わなかった!」
でも、ゲームをここまで盛り上げたのは、間違いなく私の功績。
ワサビ痛にむせかえりながらの、涙まじりの勝利演説……
聞き入るものを感動の涙で溢れさせた…………
その私の勝利演説に嫁はこう言いましたね。
嫁「光一さんって、ホントに幸せですよね♪
自らネタを引き当てるんですから!!」
ハハハハー!! ププー( ゜ 3゜)!!
……………………
私は涙で曇る視界の中…………
絶対、コイツの口の中にワサビ団子つっこんでやる!
そう固く決意しました。
あの……辛さを知って……果たして言えるか、その台詞……
い・つ・か…………み・て・い・ろ…………
そういえば…………前回までの亭主関白支援更新にて……
安西先生……私はあきらめません!!
嫁を打ち倒す……その日まで!!
最後、安西先生への誓いで締めたのですが……
伊都さん「ところで・・・「嫁を打ち倒す」って・・・
途中から目的が変わってきているようなw」
( ゚д゚)アッ…………
ホァァッ ( д) ゚ ゚.
嫁にこの伊都さんの書き込みを見せたところ。
嫁「というか、私を倒してどうするんですか?
書き込んでいる人の言うとおりですよ……」
( ゚д゚)アッ…………
嫁「亭主関白になりたかったんじゃないの?」
( ゚д゚)アッ…………
指摘する嫁の視線に『『哀れみ』がこめられていたのですけど……
すいません……私とした事が、目的を見失っていました。
何で亭主関白になるのに、嫁を打ち倒す必要あったんでしょう……
▼受信(yukiさん):(受信メール内容全文への返信もあります)
▼有言実行でしたよ……『多分、自分が当たるから』。有言実行でカッコ良い、私!
▼今日の一言▼
関白宣言……是世帯主悲願也(これせたいぬしのひがんなり)
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