光一「はい、なんですか？」
と、今日もドイツ一人旅。
報告２回目です。光一です。
前回の日記（４／１１）で、
親父の車の中に、
ドイツへ持っていく手荷物……
いわゆる
航空券や予備の現金
などの最重要物を忘れ、
成田への直行バスにも乗りそこない、
早くも出国前から
出国そのものが危ぶまれた旅……
と書きましたが、
駅で
タクシーの運ちゃんに同情されるほど、
コンビニ店員の痛い視線を浴びるほど、
痛々しさに満ち満ちた表情で呆然としていたら、
親父が引き返してきてくれて、
無事手荷物確保。
そのまま親父の車で成田直行しました。
と、無事に航空機に乗って、
まずは成田から香港国際空港です。
私は格安航空券だったので、
香港で別の機体に乗り換える……
つまりトランスファーをしたわけです。
この香港国際空港が広い広い。
乗り換えのゲートに移動するまでに、
空港内の電車で２回移動しました。
もうそこからは
欧米人だらけ……
見るからに貧弱な日本人は、
私一人でした。
もう、あれですよ。
万が一襲われたら対抗不可能！！
それくらい、彼らとの体格が違うんですもん……
そこからは、
緊張感バリバリで、
誰も来るなオーラー
を発しながら、
一人トコトコ空港内を歩いていました。
さて、そんな緊張感の中、
トイレに行こうとしたら、
いきなり欧米人に話しかけられました。
不意打ち！？
誰も来るなオーラーは無効化されていたようです。
私の方へ、
何か言ったようでした。
振り返れば、
６０代くらいの紳士。
いかにも、
「私はジェントルマンですよ」
といった感じの人だったので、
この人に襲撃されはしないだろう
と何とか思い直すことができました。
こんなにも欧米人への不信感を抱いていては、
ドイツへ渡った後に
現地でまともに生活できるかが、
非常に怪しいのですが……
ともかくも、
話しかけられたのだし、
相手は紳士（？）だから応えようと。
何を言われたかよく聞き取れませんでしたが、
ちゃんと聞きなおして、
格好よく対応したいものです。
お、欧米人とのファーストコンタクトだ♪
（※以下、めんどいので英会話を日本語で書いたと考えてください）
光一「はい、何ですか？」
と、私がその紳士に聞き返すと、
紳士は私の方を指差しました。
私が何を言われるか、
ものすっごいドキドキしていたら……
欧米人紳士「ああ、すいません。
私の妻を呼んだのです」
光一「え？」
その紳士が指差す先をよく見ると、
私ではなく、
私の後ろにいた、
これまた欧米人のマダムがいまして……
欧米人マダム「ごめんなさいねえ」
と、マダム笑ってるし？
再び見れば、
紳士も笑っている！？
初の欧米人とのコンタクトで、
いきなり勘違い！？
あまりの恥ずかしさに、
光一「あ、勘違いして申し訳ない」
と苦笑して、
逃げるようにその場から立ち去りました。
いや、
ホントに逃げたんですけど……
欧米人に声をかけられたと思って、
ものすごい勇気を振り絞りましたよ。
頑張って会話しようとしましたよ……
でも、
初の欧米人との会話が……
ただ単に、
私の勘違いだったなんて……
こうして、
いきなり英会話への不安感を増大させたまま、
ドイツへと向かったのでした。
果たして生き延びることはできるか！？
▼次はドイツに移動します。
▼初の英会話からして失敗でした。
▼まさか私でなくて、奥さんを呼んでいたなんて……
▼香港国際空港から先は、日本語の世界は消滅しました。
▼今日の一言▼
勘違い……是欧米人初会話也（これおうべいじんとのはつかいわなり）
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