8/12(木)
出来事→千波湖花火大会A
特記→風流人と野蛮人
●「痛笑過去」更新です。No.41「トラウマ・オン・ザ・バイセコー」
●プレゼントにカスヤさんから贈られたイラストアップ。「5万ヒット記念絵」
どうも、光一です。
今日は先日の話の続きなんですよ。
(先日の話とは? 参照:8/9)
先日、
花火大会の際に、
数ヶ月ぶりに会ったサークルの親友に開口一番
親友S「エロメガネがー!!」
と言われて、
相手にメガネを強奪されそうになったので、
もみ合いの口論を行っていたのです。
しかし、
周囲では花火が鳴り響き夜空を彩っています。
このような野蛮な争いにいつまでも付き合っていられません。
光一は文化人です。文明人です。
野蛮人ではありません。
私は扇子を取り出して、
それでパタパタ仰ぎながら取り合えず花火を見ます。
時折叫びだし襲い掛かってくる親友Sは無視です。
そして、周囲の別のメンバーが気づきます。
『あ、光一さんの扇子、匂いがするんですね』
そう、
いいところに気がつきました。
私は花火の風流さに合わせて、
お香の匂いをたき付けた扇子をパタパタさせていたのです。
お香のよい香りが風に乗ります。
まさに風流……
そのとき、親友Sが振り向き、
私の手元の扇子に気がつきました。
今度こそは、
この優雅な私の趣味に、
平伏するに違いありません。
さあ、
我が前にひれ伏して先ほどの無礼を謝るがよい。
野蛮人よ……
親友S「うわ、何それ!!
エロイよ、光一君」
光一「!!」
親友S「うわ、なんだよこのにおい」
光一「扇子にお香をたき付けたんだよ!!」
親友S「うわ、ますますエロッ!!」
光一「エロイとは何だ!! エロイとは!!
風流とか、
趣があるとか言えないのか!!」
ヒュー……
ドーン!!
と、尺球の大きな花火が夜空に舞い……
親友S「るせえ、エロメガネの分際で!!」
光一「くそっ、風流も解さないのか貴様!!
だから、
てめえに言われたくねえって言ってるだろ!!
このエロメガネ、ヒゲ野郎が!!」
こうして、
またもメガネを奪われそうになり、
私は叫びながら扇子でヤツを殴りつけ、
ヤツも私に掴み掛かってくる……
私は単に花火が見たいだけなのに……
人を侮辱して掴み掛かってきたのは親友Sです。
私は風流を味わうため、
扇子にお香をたき付けてきたのに……
その趣も解せないのは親友Sなのです。