入学式
高校一年生当時
どうも、光一です。
さて、このサイトをご覧の方々は、
入学式
というものを経験していると思うんですよ。
入学式は、
新しい仲間と校舎との出会い……
非常に重要な日なわけです。
とりわけ高校の入学式は、
地元の気が合う仲間がたくさんいた、
小学校・中学校
とは明らかに異なる環境に入る儀式なわけです。
つまり、
それまでの義務教育9年間で自分につけられていたレッテル……
「グズ」とか「天然」
などという汚名は誰も知らない新天地(高校)への通過儀礼。
それが入学式であり、
とりわけ高校では重要な意味を持つわけです。
1996年4月
桜の舞う季節。
地元の進学校に入学を決めていた私は、
元女子高ということから来る希望!!
今までの地元の連中がほとんど通っていないという開放感!!
まさにこれからの3年間はパラダイス……
今までの自分を変えられると思っていたのです。
光一「今までの地元連中のイメージから解放されたんだ!!」
光一、
喜び勇んでバス停へ向かいました。
当然、入学式に参加するため。
新クラスへ行くため。
予定よりも30分早く家を出て、
誰よりも先に教室へ行こうとしたのです。
高校の入り口
職員「あ、新入生?」
光一「はい」
職員「えっと、君は1年1組ね」
光一「ありがとうございました」
光一
颯爽と……
というよりも、
駆け足で教室へ……
かなり急いで……
春なのに汗まみれで
担任「おう。遅かったな♪
来ないかと思ったよ」
クラスの席は40すべてが埋まっている。
ただ、
ただ窓側二列目の前から2番目をのぞいては……
新しいクラスメート……
すべて知らない顔。
新しい生活が始まるという希望。
新しい自分を創れるという期待。
全てはこの瞬間に決まったのです。
クラス中の好奇の視線……
これが、
光一を、
高校三年間の光一を……
「オイシイお笑いキャラ」
と確定させた瞬間でした。
バスが……
バスが定刻よりも、
一時間半も遅れなければ……
くそっ!!
あの○鉄のバスが……バスが!!
きっちり時刻表どおりに着てさえいれば。
私の人生は大きく変わった(ハズ)なのに……
クールボーイとしてモテモテの高校ライフの予定だったのに……
一週間前から告白のイメージトレーニングもしていたのに……
みなさん、
交通機関は予定通りに動いてくれないかもしれない。
気をつけるんです。
さもないと……
入学式に遅れて、
以後の学生生活で泣きをみることに……。