マドンナへの想い……

中学校一年生時


さて、


みなさんも一度は憧れた学園のアイドルはいませんでしたか?










私の中学校時代に、

アイドルとは違いますが、

学園の


マドンナ


がいました。











新任の英語教師として赴任した彼女は、


美人で長身

明るくて優しいという


そのステータス全てが男子学生の憧れの的でした。










おまけに、

当時英語なんてのは中学校から始めるもので、

その英語に精通している彼女は、

さらに羨望のまなざしで見られていたというワケです。










まあ、


いわゆる憧れの大人の女性でしょうか?










大学を出てすぐの先生でした。

年は確か25歳程度。

若いから非常にフレンドリーでもあり、

男子生徒はこぞって英語の質問にも行きました。

何を話しても、

やはり我々は純情な中学生男子だった頃なんでしょうね。










さて、

そのような先生ですから、

憧れを抱いた男子生徒……











席替えの時、

先生の目の前の席は


特等席


と言われ、

授業中に眠ることを許されない監獄であったわけですが……











いくら荒れていて、

ご近所で評判の中学校だったとはいえ、

やはり当時の男子中学生は純情だったんです。













普段はロクに勉強もしないワルたちが、


こぞって前の席を確保しようとしたのですから……










それもこれも、

憧れのあの先生を目の前で見たかったということなんですね。










さて、

クラスでも屈指のワルだったS君は、

席替えで一番前の席になったことに喜んでいました。










ほとんどの授業は寝ているんですが、

そのマドンナ先生の英語の授業だけは起きています。










むしろ、


そのためだけに学校に来ていたような気もします……










ワルであるハズのS君……

彼さえもおとなしくさせてしまう先生の魅力……










今思い返しても、

振り返るほどの美人でしたから、

当時の我々にはすさまじい刺激だったんでしょう……。










S君が、


自らの欲求に基づいて……


一番前の席で暴走するまで


時間はかかりませんでした。










さて、

その日もいつものように授業が始まります。

憧れの先生の授業です。

S君もそわそわしながらも、

真面目にノートを開いています。










さて、

先生が黒板に板書を始めたときでした。




















クラスの一部に、


「ざわっ」


という気配が生まれます。

まだ、先生は気づいていません……











S君、


密かに席を立ち、


板書している先生の後ろに座ります。











そうしておもむろに……


彼は学ランのポケットから


アレを出したのです。









































手鏡


S君はあろうことか……











全男子生徒の憧れの的であった先生の


そう……











先生のスカートの下に


手鏡を挿入していたのです!!










先生は板書をしていてまだ気づきません。










S君は、


スカートの下に置いた手鏡を


じっ


と見つめていました。

背中が動いていたのは、

感激のためだったのでしょうか?




















破局は、

すぐに訪れました。










板書の終わった先生が振り返ります。










先生の視線が、


自分の真後ろで挙動不審のS君に止まります。


S君、動けません。
(気持ちはわかる……前かがみだし……)










先生、


すっ


と、ピアニストの様に綺麗な手でその手鏡を取り上げ……





















美人の先生「S君!! 何をしていたの!?」






S君「す、すいません!!


つい、ついなんです!!


先生のパンツ見ていました!!」





















S君……












キミは札付きのワルだったけど……












あのときは、

クラス中のみんなが君に注目したよ……












本気で尊敬したよ……











先生の前で、


前かがみになりながら……











あんなに堂々と言えるなんて……











私たちは覚えているよ……











あの進路指導の体育教師に、











放送室で


ボコられ


ていた君の事を……










みんな、

君のことを忘れはしない……











ありがとう。


あの後に君は


大切なことを


教えてくれた……































光一「で、何色だったの?」


S君「し、白だった!!」


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