光一「おい！ 班長いないぞ！」
みなさんは、
責任者の不在
という事態にほとほと困り果てたことはありませんか？
仕事で訪問した先に責任者がいなくてどーとか、
人の娘を孕ませおって……責任者どこじゃー！ とか……
私が過去最大級に
責任者の不在……
というか、
責任者の責任放棄
に困らせられた出来事は、
中学校２年生の時の、「遠足」でした。
中学２年の時、遠足で
「東京ディズニーランド」
へ行ったんですよ。
入口で解散してからは、
各班ごとの自由行動だったんですね。
一班６名ぐらいだったと思います。
確か、夕方５時に入口で集合し、帰るというものでした。
私は当然、
当時最も仲の良かったクラスメートたちと共に行動しました。
班行動というからには、
責任者としての「班長」が存在しました。
私たちの班の班長は、親友Ｎでした。
（親友Ｎについては、痛笑Ｎｏ．４「昆虫採集」とＮｏ．５「９食給食の過去」参照）
乗りたい物はいくらでもあります。
茨城の片田舎から出てきた中学生。
まさに「おのぼりさん」
しかも、ここはアミューズメントパーク……
普段は見ないアトラクションの見本市みたいなもんです。
みんなで何に乗る？ 乗らないと大はしゃぎ♪
まずは、「スペースマウンテン」に乗りました。
ジェットコースターで宇宙の中を走る……
みたいなコンセプトのやつですね♪
光一「面白かったね♪」
親友たち「次は何に乗る？」
光一「うーん」
親友Ｍ「スプラッシュマウンテンに乗らねえ？」
スプラッシュマウンテンとは良い選択肢。
コースターで滝を落下するコンセプトのやつですな。
コースターのスリルと、
水しぶきの爽快感……
光一「でも、さっき見たら、待ち時間２時間だったな」
親友Ｏ「班長、どうする？」
親友Ｎ「おええぇぇぇぇ…………」
は、班長！？
え？ 顔色青いし！？
一つ目のアトラクションでダウン！？
さすがに班長を置いて遊ぶわけには行かず、
近くで休憩を取ることにしました。
ちょうど昼飯の時間も近くなってきたので、
どこで休憩するかと探していたら……
親友Ｆ「あれ？ 班長いないよ？」
光一・その他「えっ！？」
本当に班長がどこにもいません……
あれ？ いつはぐれたんだろ？
みんなでそれこそ、
ディズニーランドの中を走り回りました。
必死で班長を探そうとしましたよ。
誰か一人でもいなくなってたら、
帰りの集合時に大騒ぎです。
私が子供のころですから、
今と違って携帯電話もない。
広い園内を１時間もかけて探していたら……
光一「おい！ Ｎ！！
何してやがんだ？」
何食わぬ顔で、
入口付近のお土産屋にいました。
親友Ｎ「ん？ ああ。おみやげ探し」
おみやげ探し？
我々は君探しに１時間も費やしていたのに？
光一「まあ、見つかったから良いか。
みんな。何か食べよう」
親友一同「そうだな」
怒る気力もなく、
全員が疲れ切った表情でそう言うと……
親友Ｎ「オレさっき食べたんだけど」
コイツは何とおっしゃいましたか？
光一「お前！！
気持ち悪いとか言って俺らに休憩所探させて、
勝手にはぐれて、
しかも勝手にお土産探してて、
挙句メシまで食ってたのかよ！？」
我々一同の怒りの声……
アトラクションで遊べなかった１時間を返せ！
その怒声にさすがの親友Ｎも……
親友Ｎ「まあ、そういうこともあるさ」
反省してないし！？
班長……責任放棄でござるか……
その後、気を取り直してご飯を食べ、
話題に上げていた「スプラッシュマウンテン」へ。
光一「２時間３０分待ち……」
親友Ｆ「今……２時半だよな？」
親友Ｏ「乗ったら集合に間に合わない……」
全員の非難の視線が親友Ｎへ…………
コイツが勝手に消えなければ……
確実に乗れたのに……
光一「馬鹿Ｎー！！！！！
乗れなくなっちまったじゃねえかぁ！」
親友Ｆ「お前……班長の自覚あんのかよ……」
親友Ｎ「いやだって……
班長じゃんけんで決めたじゃん」
光一・親友一同「そういう問題じゃねえ！！」
親友Ｎ「うわ……何をするやめ……」
責任者となったら、
自分の行動には責任を持ちましょう♪
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