偽煎餅の作り方
小学校三年生当時
さて、みなさんは煎餅を食べたことはありますか?
光一は煎餅が大好きです
さて、光一は基本的に好青年ですが、
否定は許さん
少年時代はたまに周囲に迷惑をかけることもあったらしいです
若気のいたりです
さて、
小学校の帰り、
私の友人が家に寄っていくこともありました
光一はさりげに人を陥れるのが、
たまらなく大好きです
愛すら感じています、
そういう行為に……
そういう行為を行う自分に……
光一は、
友達が家による前日から入念な準備をしていました
小学校三年生
当時10歳でしたか……
まだチビガキだった頃ですね
私は、
親友思いのこの私は、
友人にどうしても煎餅を食べさせてあげたかったのです
そこで、
製作してみました
作ったのではなく、製作……
@光一は、まず水を用意しました
それを円形の器に入れます
そこに、
A七味唐辛子をどばどば
さらに、
Bねりわさびとからしをブニュ〜と絞り、混ぜる
なんだか物足りない……
C近くにあったコンタクトレンズの薬も入れてみる
Dついでにケチャップもいれてみる
Eあとは塩と砂糖を適当に……
最後に冷凍庫に入れれば完成です♪
夏でしたから冷たいほうがいいですしね
そのほうが色々好都合でしたし……
次の日、
それは見事に凍っていました
学校帰りに友人Tが家に寄ってきました
私、それを冷蔵庫から出します
なんだかまだ足りない……
赤いし、
丸いし、
見た目には「煎餅」のハズ
……だが、そこは芸術家光一……
単なる「創作煎餅」では納得がいかなかったわけです
光一「♪」
閃きました
まさに天才発明家のごとく……
電球が頭の上で点灯したわけです
海苔
そう海苔を巻いてみたのです
どこからどう見ても煎餅
友人にそれを提供しました
友人T「なんだか冷たくない?」
光一「今夏じゃん。暑いから冷蔵庫で冷やしてみたんだ」
友人T「へぇ〜」
友人Tはそれに違和感を覚えつつも口にしていきました
夏の暑さで、すでに「創作煎餅」は柔らかくなっています
そもそも不純物が多い氷だし……うふ♪
それは、すぐに友人Tの口の中に蔓延し……
友人T「ゴホゴホ!!
ажфглЭЙЭбе!!!!!!」
友人が悶絶していました
終いには人が24時間かけて製作した「偽煎餅」を吐き出してしまいました
光一が料理が苦手なのは、
このときのバチがあたったからでしょうか?
でも、
友人Tとはその後も何事もなく付き合っていたわけで……
まだ覚えてるかな……
一生黙っていようっと♪