10/13(木)
日常に潜むワナ…………

鳴島

マスター?

あれぇ……どこいったんだろぉ……んぅ、あれは?











鳴島

……………………











鳴島

……………………











鳴島

なるほどぉ!!

これは私が食べていいということですねぇ♪
光一

なんだね? さっき呼んだかね?

って、あれ?
鳴島

ああ、はい。呼びましたけどぉ
光一

君……何してるの?
鳴島

テーブルの上にケーキがあったのでぇ、

早速食べさせていただきましたよぉ♪
光一

何故?
鳴島

ほぇ?
光一

いや……何で食べちゃったの?
鳴島

マスター呼びに来たら、いなかったですしぃ、

そうしたらテーブルの上にケーキがありましたしぃ、

これは食べていいんだなーと♪
光一

いや……私、食べていいなんて一言も……

というか、テーブルに何か食べ物があれば、

君は何も聞かずに食べてしまうのかね?
鳴島

ええ……だってぇ……
光一

まあ……食べてもよかったけどさあ
鳴島

お、そうでしたかー?
光一

それ、どんな味がした?
鳴島

ものすごい酸味がしましたよぉ♪
光一

あー、そうか…………
鳴島

なんですかぁ?
光一

だって、そのケーキ腐ってるもん
鳴島

はぁぁぁ!?

何でそんな物が置いてあるんですかぁ!!

食べちゃったじゃないですかぁ!!
光一

普通は置いてあっても食べないだろ……
鳴島

ちょっと、お腹壊したりしたら、

どうするんですかぁ!!
光一

いや……勝手に食った君が悪いだろ
鳴島

まったく……日常、意外や近くにワナが潜んでいますよねぇ。

マスターにこんなワナを仕掛けられるなんて……
光一

仕掛けてないから。勝手に食べたの君だから。

まあ、これにこりたら、勝手に食べないように
鳴島

うー……お腹壊したらどうしよう……
光一

まあ、日常どんなところに危険があるか分からない。

少しは警戒した方が良いよ。

特に何も考えずに行動する君は
鳴島

私だって考えて行動していますよぉ!!

何も考えていないような言い方しないでくださいぃ!
光一

考えた結果、置いてあったケーキを食べたのかね……
鳴島

あ〜……えっとぉ…………
光一

君はもっと考えて行動したまえ。

私はその点、日常でよく考えて行動しているね。

好青年のイメージを崩さないように、

日常ではきわめて注意しているよ。

自分の趣味、絶対に悟られないようにしてるしね
鳴島

マスターの場合は、

逆に過剰過ぎじゃないですかぁ?
光一

何を言うかね!!

世間全体は、ボクのイメージを壊すべく、

日常のそこかしこにワナを張っているんだよ!!
鳴島

それは最早、単なる被害妄想ではぁ?
光一

そんな事は無い!!

世の中、世間全てが他人ですよ?

つまりは敵かもしれないんですよ?
清香

お疲れ様です。

ん? この食べかけのケーキは何です?
光一

廃棄しようと置いておいたら、

目を離したすきに綾香君が食べてしまったケーキ
鳴島

ちょっとぉ!!

言わなくたって良いでしょうよぉ!!
清香

お姉ちゃん……それは人としてどうなのよ?
鳴島

だってぇ……ケーキ置いてあったら……

食べるよね?
光一

いや…………
清香

普通は食べないと思うけど……
光一

こういうところから、

綾香君の性格がにじみ出てしまうよねえ?
清香

まったくですねえ
鳴島

ちょっとぉ!!

私が悪いような流れで終わらせないでよぉ!!」

日記ランキングに投票しますぅ♪

2011年10月の過去ログへ戻りますぅ

10/3へ戻りますぅ     Tagebuchへ戻りますぅ     10/24へ進みますぅ

TOPへ戻りますぅ