1/18(火)
玉転がしですぅ♪
鳴島
「もう!!
マスターのせいで、
お店追い出されちゃったじゃないですかぁ!!」光一
「どう考えても綾香君のせいだと思う……」鳴島
「マスターが
浮気ものなのがいけないんですぅ!!」光一
「いや、それも、そもそもおかしいのだが……
それは抜きにしても、
私を病院送り寸前にした時点で、
完全に君のせいだと思うのだが……」鳴島
「ううぅ〜…………ふえぇぇん……」光一
「あ!!
あ、そうだねそうだね!!
わ、私が悪かったよ。うん♪」鳴島
「……………………」光一
「ほ、ほら!!
ボウリングを楽しもうじゃないか♪
ボールを投げてピンが倒れる爽快感はたまらないぞ!!」鳴島
「……………………」光一
「て、手本を見せてあげよう♪
な、なんせ私はマイボウルにシューズ持参だ!!」
ゴロゴロゴロゴロ……
カシャァァァン!!
光一
「ほ、ほら、ストライク!!
この爽快感はたまらないよ!!
あ、綾香君も投げてみたまえ」鳴島
「はいはいですぅ」
ゴロゴロゴロゴロ……
カシャァァァン!!
鳴島
「あ!!」光一
「おおー!!
全部倒れた♪
お見事、ストライク!!」鳴島
「うふふふふふぅ〜♪」光一
「お、笑った笑った♪」鳴島
「あ…………」光一
「ね、ね、楽しいでしょう?
せっかくカフェ休みにしてきたのだから、
楽しまなくては損だよ!!」鳴島
「も、もう……しょうがないですねぇ……
わかりました。
前の事件は忘れて遊びますぅ♪」光一
「ふむふむ。
いらぬ誤解も解けたということで、
めでたしめでたし♪」鳴島
「そういうワケではありませんがぁ……
まあ、もういいですよ♪」光一
「ふむ……
では楽しもう♪」鳴島
「はい♪」
で、小一時間経過……
光一
「えーと…………
だから綾香君は投げるときに腕が……」鳴島
「うー、
でも投げるときに、勝手に曲がっちゃうんですもん……」光一
「それは投球フォームが安定していないからだよ」鳴島
「でもぉ…………」
…………………………
鳴島
「これはヒドすぎですよねぇ……
うううぅ〜……」光一
「あああ、泣くな泣くな!!
ちゃんとした投げ方とコツさえ掴めば、
ビギナーでも
ある程度はスコア取れるようになるから!!」鳴島
「ううぅぅぅ……ふぇぇ…………」光一
「ほら、せっかく付きっ切りで教えているんだから……
と、投球を始める場所をよ〜く見て」鳴島
「えっと、はい」光一
「って、ボウルを持ってるんだから、
手の位置はここまであげるの。
腰の辺りで構えてどうするの。
こう……胸の前辺りまで持ってくる」鳴島
「……………………」光一
「もっと背筋をピンとして。
背筋が曲がっていると、
綺麗な投球フォームにならない」鳴島
「マスター…………」光一
「なんだね?」鳴島
「さっきからなんで、
胸とか腰とかお尻に
マスターの手とかが
触れてくるんですかぁ!!」光一
「ば、バカ!!
密着してフォーム直しているんだから、
どうやっても触れるだろ…………」
グシャ!!
……ドサッ
…………ゴトン………ゴロ…
ゴロゴロゴロゴロ…………
ボウリング場店員さん
「きゃああぁぁぁ!! お客様!!
ボウルで人を殴らないでください!!」お客さんA
「うわ…………
この人、頭から出血が止まらないぞ……」鳴島
「ううう〜……
だってだってぇ!!」
ゴロゴロゴロゴロ……
カシャァァァン!!
ボウリング場店員さん
+
お客さんA
『あ、ストライク!!』鳴島
「ふえっ!?」光一
「あ、綾香君……
ぐ、グッジョブ……ぐふ…………」鳴島
「あ、あわわわわ!!
マスター、しっかりしてくださいぃ!!」
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