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鳴島
「マスター、マスター♪」 |
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光一
「何だね?」 |
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鳴島
「バレンタインの結果は結局どうだったんですかぁ?」 |
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光一
「何を過ぎた日々の事を。
人間大事なのは、そう前を向く事だね」 |
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鳴島
「あ〜、なるほどなるほどぉ♪」 |
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光一
「何だね、なるほどって……」 |
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鳴島
「いえ別にぃ〜?」 |
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光一
「さあ、過ぎ去った日々など振り返らずに、
今年も2月は終わろうとしているよ」 |
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鳴島
「ご愁傷様です〜」 |
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光一
「何を藪から棒に」 |
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鳴島
「結局、バレンタインに沢山チョコ貰える予定がぁ、
全然貰えなくて、ひこにゃんに負けたんですねぇ」 |
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光一
「な、な、何を言うかね!?」 |
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鳴島
「ひこにゃん人気者ですもんねぇ。
毎年3ケタもチョコ貰ってますもんねぇ」 |
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光一
「そうらしいね」 |
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鳴島
「何故かマスター、ひこにゃんを目の敵にしてますけどぉ、
絶対貰えるチョコの数で勝てるわけないですよぉ」 |
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光一
「何で断言するかね!?」 |
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鳴島
「勝てると思ってるんですかぁ?」 |
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光一
「う……ぐっ…………」 |
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鳴島
「じゃあマスター。
今年は何個貰ったんですかぁ?
ひこにゃんは167個らしいですよぉ?」 |
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光一
「い…………1個…………」 |
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鳴島
「ほらぁ、勝てるわけないですよぉ!」 |
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光一
「う、うるさいな!!」 |
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清香
「そもそも仮にマスターが3ケタも貰ったとして、
ホワイトデーのお返し…………
数十万円とかすごい単位ですよ?」 |
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鳴島
「1個なら、マスターの身の丈にあった
ちょうどいい数じゃないですかぁ♪」 |
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光一
「うるさいうるさい。
そもそも、私があの兜ネコごときに負けた?
いや、負けてない負けてない!!」 |
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鳴島
「兜ネコって……どこまでライバル視してるんですかぁ」 |
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光一
「まず兜ネコみたいに3ケタもチョコ貰ってみろ?
とんでもないメタボになるぞ?
兜ネコはメタボまっしぐら!
どんどん健康を損ねていくのだ!!」 |
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鳴島
「ひこにゃんは食べてないと思いますよぉ」 |
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清香
「中身はただのスーツアクターですしね。
チョコは施設とかに寄贈してるんじゃないですか?」 |
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光一
「う……ぬ…………
そもそも、ヤツは本命チョコなんて貰ってないだろ?
誰があんな人外の畜生と付き合うかね?」 |
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鳴島
「まあ、付き合う人はいないと思いますけどぉ」 |
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清香
「毎年、ひこにゃん型のチョコとか……
こだわりのチョコ贈る人もいるみたいですよ」 |
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光一
「う…………いや、しかしまずだ!
バレンタイン最上級のチョコは、
間違いなく本命チョコだろ?」 |
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鳴島
「まあ、それはそうですねぇ」 |
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光一
「大事なのは、貰ったチョコの数では無くて、
チョコに込められたハートだ心だ!!
量よりも質が重要だろ?」 |
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清香
「それはそうですね」 |
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光一
「私の貰った1個はな、たった1個だが……
大本命だよ! 大本命チョコ!!」 |
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鳴島
「奥さんから貰ったチョコですよねぇ」 |
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光一
「そう!!」 |
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鳴島
「付き合う前とか付き合っている時なら
間違いなく本命チョコだと思いますけどぉ……」 |
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光一
「何? けど……って?」 |
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清香
「結婚してからのチョコは…………
半ば義務感があるはずなので、
実質義理チョコと言ってもいいのでは?」 |
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光一
「なあっ!?」 |
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鳴島
「だって、奥さんに頼まれて…………
バレンタインフェアに付き合ったんですよねぇ?
で、『どのチョコがいい?』って言われたんですよねぇ」 |
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光一
「あー……それは事実だが、あー……」 |
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鳴島
「もう新婚の初々しさもないのではぁ?
ご愁傷様です…………」 |
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光一
「ぐっ、い、いや、しかしだね……」 |
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清香
「そうそう、お姉ちゃんにプレゼントあるんだよね」 |
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鳴島
「今回の更新では紹介しきれませんが、
何人かの方から、数点いただきましたぁ♪
今日は1点だけアップさせていただきました!」 |
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光一
「ちょ、私を置いてけぼりに…………」 |
『鳴島綾香キス(?)差分イラスト』
(清水ももこ様)
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鳴島
「差分イラストだそうですぅ♪
ありがとうございましたぁ!!」 |
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清香
「ありがとうございました!
今回更新にアップが間に合わなかった分は、申し訳ありません。
次回以降更新にアップさせていただきます」 |
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光一
「ちょ、お…………」 |
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鳴島綾香&清香
『それではまた次回更新でお会いしましょう♪』 |