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光一
「綾香君、おはよう」 |
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鳴島
「おはようございますぅ♪」 |
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光一
「時に綾香君。
ちょっと尋ねたいのだがね?」 |
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鳴島
「はい?
なんですかぁ?」 |
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光一
「以下のぬいぐるみや
クッション類をどう思うかね?」 |
ど〜ん!
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鳴島
「うわっ!?
すごい数のぬいぐるみ……」 |
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光一
「私と好きな人はこれを、
『豆腐タワー』と呼んでいる」 |
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鳴島
「あー、分かる気もしますぅ」 |
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光一
「で、他にも…………」 |
うにゃ〜ん♪
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鳴島
「可愛いですねぇ♪」 |
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光一
「だろ?
ちなみに、一番右端のやつは、
『教祖様』って呼ばれている」 |
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鳴島
「え!?」 |
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光一
「いや……いつも私のネクタイとか
メガネとかを置いているから、
なんとなく装飾品で威厳が出ていて」 |
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鳴島
「はぁ…………」 |
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光一
「次にこんなのも…………」 |
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鳴島
「え!?
まだあるんですかぁ?」 |
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光一
「だって、全部で30体以上あるもん」 |
ちょっこり♪
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鳴島
「あ、なんだか子供みたいですねぇ!」 |
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光一
「うむ…………
豆腐タワーの中に組み込まれていて、
なんだか子供みたいだな」 |
むにゅ〜んん!!
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鳴島
「あははははは!!
変な顔ですぅ!!」 |
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光一
「面白いよね?
可愛いよね?
癒されるよね?」 |
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鳴島
「確かに可愛いですよねぇ。
なんですか?
『はんなり豆腐』でしたっけ?」 |
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光一
「そう。
『Passport』って店の主力商品。
私と好きな人でせっせと買い集めているの」 |
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鳴島
「にしても…………
ちょっと買い集めすぎな気も……」 |
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光一
「いやぁ……あまりにも可愛くて、
2人ではまっちゃってねえ。
買い続けていたらいつの間にか……
なんだか、『はんなり豆腐社会』
が部屋に形成されているようで……」 |
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鳴島
「まぁ…………
でも、ぬいぐるみとかクッションとか……
癒されるし楽しいし良いですよねえ」 |
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光一
「私と好きな人の会話を
結構彼らが繋いでくれるんだよね。
おかげでコミュニケーション上でも
ものすごく助かってる♪」 |
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鳴島
「ぬいぐるみを使って会話したりすると、
結構間が持ちますもんね♪」 |
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光一
「そのようなコミュニケーションとして、
先日好きな人から発信が始まったのが
以下のものなんだけど…………」 |
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鳴島
「どれどれって…………うあ!?」 |
豆腐星人で〜す♪
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光一
「これが、私の好きな人でしょ」 |
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鳴島
「あー…………」 |
ぐひょひょひょ!!
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光一
「で、私♪」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「いやぁ、この画像が面白くてね!
好きな人と互いに撮って大爆笑!」 |
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鳴島
「マスター…………」 |
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光一
「ん?
何かね?」 |
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鳴島
「他人から見たら、
『いい歳して何してんだ級か……』
『このバカップルが!!』
のどちらかの反応ですよぉ……」 |
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光一
「な、何を言うかね、君は!!」 |
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鳴島
「まあ、2人が楽しいなら
それで良いですけどねえ♪」 |
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光一
「うむ。2人の人生……楽しくせねば。
あ、そういえば今週は
彼女の父君と会うんだよ」 |
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鳴島
「へー…………」 |
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鳴島
「って、無茶苦茶大事じゃないですか!
いきなり最後に
さらっと言わないで下さいよぉ!」 |