フランス料理『ラ・シャロント』外観 (店名)ラ・シャロント(La Charente)

(ジャンル)フランス料理

(住所)茨城県つくば市筑穂3−1−6

地図<ラ・シャロント>     画像<ラ・シャロント>
<営業時間>
(ランチタイム)
11:30AM〜
2:00PM
(ディナータイム)
5:30PM〜
8:30PM


定休日
月曜
(※月曜:予約のみ営業)



席数
テーブル席24席
他、個室有り(約10席)



駐車場
15台程度

初回調査記事<2008年8/11>
(特色)確かな味の隠れ家的名店!! 一軒家の暖かい雰囲気ともてなしを!!
<オススメ目安表=最良☆5つ ☆3つは標準的 最低☆1つ>
店の雰囲気 ☆☆☆☆☆ カップル・夫婦で来店 ☆☆☆☆☆
女性のみで来店 ☆☆☆☆☆ 子供連れで来店
男性のみで来店 ☆☆☆ ☆☆☆☆☆
値段 ☆☆☆☆ 入店の気楽さ ☆☆☆
バリアフリー状況 ※店の入口にゆったり目の階段あり!


<日記風味調査記事>



 この日、先輩とつくば市筑穂の店へ食べに行った。
 
名前はフランス料理店『ラ・シャロント』という。


 住宅街の中にあり、見つけるのは難しそうだが、基点を押さえればそれほど難しくは無い。
 
アクセス方法としては、「学園西大通」をひたすら北上する。「学園西大通」と「学園東大通」が合流する少し手前、「学校教育研修センター」がある交差点「教育研修センター前交差点」を北上してきた場合は右折し、住宅街へ入る。最初の信号の無い十字路を右折しすぐを、今度は左折。細い住宅街の道を進むと、ほどなく左手側に『ラ・シャロント』。一見すると、住宅と見分けがつかないので、注意しよう。なお、筑穂のカワチ薬局駐車場の道路向かい側2F建てテナントビルの真裏にあたる。これも基点として考えると良いだろう。
 店の斜め向かいに駐車場が確保されている。



 全体的に薄茶色の建物、そして土壁がいかにも南欧風の外観である。
 石にはめ込まれたプレートの店名が、エレガントな雰囲気を漂わせている。

 店に入ると、細長いスペースがあり、ここが待合スペースとなる。
 スペースの左右に、それぞれ部屋が用意されている。入口にはバラの綺麗なリースが飾られていた。
 
入口から見える花の飾りつけなど、調度品がお洒落である。


 レジ脇にある呼び鈴を使うと、奥から物腰の柔らかい上品な感じの女性が現れた。
 まもなく我々を客席に案内してくれたが、どうやらこの日は定休日だったそうだ。
 
月曜が定休日だが、予約があれば開けているらしい。我々はそれに気づかず訪れたようだ。


 だが、シェフが料理はお出しできるので、どうぞ……と特別にはからってくれた。
 
本来定休日で、予約客が入っているのにもかかわらず、中に通してくれたことに感謝。


 通された部屋は、約20席。広い部屋に余裕をもってテーブルと椅子が配置されている。
 
グリーンのテーブルクロスを濃淡あわせて重ねて配置。さらにそれに色を合わせた椅子が良いセンスをしている。
 テーブルの上には、ガーベラの花を中心に切花がさりげなく演出をしている。
 非常に落ち着いた雰囲気がたまらない。
 
上品さを漂わせるお皿などや、調度品の類は、まさに高級感あふれる隠れ家的なレストランである。


 このような高級感あふれる店なのにも関わらず、この日の私は薄汚れたシャツにハーフパンツといういでたちであった。
 
外観などからすると、少々店に入るのには気合がいるような感じだが、中に入ると暖かくもてなしてくれる。
 

 こうした雰囲気などの演出からも、女性に非常に受け入れられる店ではないかと思う。
 
雰囲気を考慮すると、高級感を演出したいデートや、女性同士の語らい、あるいは大人同士の語らいに向いていると思う。
 あまり小さい子供向けな店ではないと思う。



 さて、出されたメニューはランチが2種類。
 AメニューとBメニューである。

 
注文時、「嫌いなものがありましたら、おっしゃっていただければ対応いたします」とのこと。
 苦手なものがあれば、対応してくれるというのも嬉しい。
 なお、メニューは以下を参考に。



▼ランチメニュー(11:30AM〜2:00PM)
『MENU A』(2100円)
「ホタテ貝のローストとトマトのサラダ添え」
「イサキのムニエル、ムール貝添え」
「デザート」

『MENU B』(3150円)
「スズキのマリネとズワイガニのサラダ仕立て」
「本日のスープ」
「牛フィレ肉のステーキ、赤ワインソース」 or 「天然真鯛のポワレ、小エビのソテー添え」
「デザート」

※メニュー内容については、私が訪れた8月11日のもの。
※なお、フランスパンと、食後のドリンクも付く。


 ランチメニューは2種類。2100〜3150円。
 ディナーは、4200,5250,7250,10500円のコースがあるようだ。



 私達は2人とも、『Aメニュー』(2100円)を注文した。


 ほどなくして、グラスに水が注がれる。
 そうして話をしていることしばし、フランスパンが運ばれてきた。
 
一緒に運ばれてきたバターは、波形模様をつけた上で丸められており、さりげなく目で魅せている。
 なお、実はこのバター結構な量があり、折からのバター高騰にも関わらず、嬉しい。
 
パンも、アツアツで出てきて、外はカリカリ中はモチモチ。
 

 そうしてパンを食べていると、「ホタテ貝のローストとトマトのサラダ添え」が出てきた。
 
このホタテ……今まで食べてきたホタテ料理の中でも一番美味だと思った。
 
外はカリカリにローストされているが、中はレアに近い状態で、食感良く甘みがすばらしい。
 トマトも酸味と甘みのバランスが絶妙で、ホタテと一緒に口に入れると言い知れない美味しさだ。



 そうしてホタテに舌鼓を打ちながら、パンも完食。
 そうすると、
パンのお替りがいるかを聞いてきてくれたので、お替りを頼んだ。
 お替りのパンも、アツアツモチモチである。



 そうして次に、「イサキのムニエル、ムール貝添え」が出てきた。
 マダムが言うのに、
「スープと一緒に、こちらの平たいスプーンでお召し上がり下さい」とのこと。
 早速、スプーンでイサキの身を崩してスープと食べる。
 ……魚介の味がよく染みとおったスープと、外はカリカリ中はふっくらしたムニエル……。
 
上品ながらも、絶妙な味わいで舌を楽しませてくれた。


 そうして満足した後、食後のデザートが何かを伝えてくれる。この際にも、苦手なものが含まれていないかを聞いてきてくれた。
 そして、
飲み物も選択肢を提示してくれるので、そこでリクエストを伝える。
 私と先輩は「ハーブティー」を選んだ。



 さて、デザートは「桃のコンポート」であった。
 
桃が丸々1個、お皿の中に。その桃は、お皿一面のジュレの海に浮いているようであった。
 さらにそこには、ライチのアイスが添えてあり、各種ベリーが目を楽しませてくれている。
 てっきりケーキ類がデザートかと思ったが(そういう店が非常に多いし)、これは……。
 
夏のデザートとして、非常に清涼感にあふれ季節感をしっかり捉えているところに好感を持てた。


 一見客の私達であったが、定休日にも関わらず店に通してくれて、もてなしてくれたことは本当に嬉しかった。
 こうしたところから、お客との出会いを大切にしている店なんだということが良く伝わってくる。
 また、そうしたことから、非常に美味しいフレンチにありつけたことは幸運だったといっていい。
 
接客に関しても、丁寧で上品に、それでいて控えめで時宜を得た対応をしてくれる。まるでTVで見る高級レストランやホテルの対応のようだった。


 店の雰囲気は非常に高級感あふれ落ち着いており、調度品の1つ1つ、料理の1品1品が目を楽しませる事も間違いない。
 住宅街の中にある、まさに隠れ家的な名店だろう。
 少々値段は張るが、ぜひとも訪れてほしい店の1つである。


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<アクセス方法>

地図を作成したので参考に。

<つくば研究学園都市中心部より>

1、「学園西大通」をひたすら北上
2、「学園東大通」と合流直前、
「教育研修センター前」交差点を、右折
3、
最初の信号の無い十字路を、右折。
4、
すぐの左へ折れる道へ入る。
5、
約100メートル先右手側に『ラ・シャロント』

※周囲の住宅に溶け込んでいるので、注意する事。
筑穂の「カワチ薬局」駐車場南側の道路に面した、テナントビルのちょうど真裏にある。