「ドラゴンクエストT」プレイ日記……勇者冒険記その1
『勇者もょもと冒険記:ラダトームの町まで』
|
|
勇者「さあ、オレの冒険の始まりだ。
悪しき竜王を倒して平和を取り戻す勇者様の活躍を見てくれ!
そんな俺様の名前はというと…………」 |
|
|
勇者「もょもと!?
何だこのクソふざけた名前は!?」 |
神(プレイヤー)がつけた名前ですよ〜♪ 喜びなさいひれ伏せなさい〜♪
さあ、王様が困っていてお呼びですよ。行ってらっしゃいませ〜♪
|
1日目:勇者もょもとの冒険は始まったばかりだ!
(INラダトーム城)
|
|
|
勇者「俺様をその名前で呼ぶな!!
竜王を前に、何もできない無能王が!?」 |
と、勇者もょもとは思ったが、口にはしないことにした。
王様がこめかみをピクつかせて怒り頂点のように見えたからだ。
国を挙げて竜王に負けたのに、若造1人に何が出来ると思ってるのだろう。
|
|
王様「ププ……もょもとだって……何この若造。
その名前名乗るの? 名乗っちゃうの?
ぷぷぅー、だっさだっさ、ププー、あーマズイ。
これ以上見てたら笑っちゃうよ! プークスクス」 |
と、国王は笑いをこらえるのに必死だった。
笑いをこらえすぎて、こめかみがピクピクと痙攣しそうな勢いだ。
|
|
国王は笑いをこらえて、竜王討伐のため用立てた宝物を
勇者に与える事にした。
|
|
|
勇者「はっ! 国が滅亡の危機だって助けに来たのに、
たかだか「120G」「たいまつ」「カギ」!?
どんだけ貧乏大国なんだよ!!」 |
と、勇者もょもとは思ったが口にはしなかった。
口にすればちょうだいしたお金も取り上げられそうだったから。
|
|
王様「どうしたの。やっぱりあげたお金少なすぎて怒ってる?
そりゃあこれっぽちで竜王倒してこいなんて
やっぱり虫が良すぎるよなあ。兵士1人の月給より安いもん」 |
と、国王は思ったが口にはしなかった。
渡す予定のお金は当然、こんな少ないはずがなかった。
実は金の大半…………
国王が酒場で女遊びに使っていたなんて言えない。
…………竜王怖くてしょうがないから現実逃避のために遊んでいたなんて……
それにどこの馬の骨か知らない若造に大金渡せるわけないじゃん。
だったらそのお金、遊びにパーッと使った方が合理的じゃん。
……………………なんて、国王はとても目の前の勇者には言えなかった。
|
|
勇者「というか、おい!!
竜王倒しに行くって言ってるのに……
武器防具すら用意してないのかよ!?」 |
|
|
勇者「武器防具こっちで揃えるのかよ!?
城の兵士の装備でいいから、俺によこせ!!
何考えてんだ、この無能王が!!」 |
|
|
勇者「俺、何も装備してないんだぞ!?
国軍の総力で勝てない竜王に、
単身素手で挑んでこいって言うのかよ!?」 |
|
|
勇者「たしかに入っていたな。
何で竜王討伐用にカギがもらえるんだ?」 |
|
|
勇者「……………………は?
この部屋の扉をこのカギで開けろって?
待てよ……じゃあ……」 |
↑このオッサン……もとい国王って……
|
国王が何で部屋に幽閉されてるんだよ( ゚д゚)!?
無能王撤回……こいつ、ただのアホだろ?
|
|
勇者「何で国王が部屋に幽閉されてるんだよ!?
と言うか待てよ……俺、どうやってこの部屋に入ったんだ?」 |
それは神のなせるわざですよ〜。
さあ、カギを使って扉を開けて、あなたの旅は今始まったばかりだ〜
まずは町に出て武器防具を買いなさい〜神の声は絶対ですよ〜
|
|
勇者「というか、さっきからナレーション流している神って誰だよ?
さっきから能天気な声でしゃべりやがって、何様気取ってんだ!」 |
神は神ですよ〜?
神に逆らうと、何も装備しないままのアナタを
モンスターまみれのフィールドに出しますよ?
神の意志(コントローラー)は絶対なのですよ〜?
|
|
勇者「くそっ、しょうがねえな!
町に行って武器防具揃えりゃいいんだろ!!」 |
はい、では勇者もょもとの冒険の始まりですぅ〜♪
|
というか、ラスボスの本拠地が城の目の前なんですが……
船で渡って攻めこめよ!!
船くれれば攻め込めるじゃん!
|
1日目:ラダトームの町へ
|
|
勇者「はー、あの無能オッサンのせいで疲れた。
ちょっと宿屋で休んでいくか…………」 |
|
|
勇者「待てよ……最初の町のオンボロ宿屋。
素泊まりで3G……これって換算したら……」 |
3G = 3000円の素泊まりの宿屋だとしてだ……
あの無能国王もといアホ国王がよこしたのが120G
120G = 12万円!?
|
|
勇者「たった12万円で竜王倒せって!?
あのクソジジイ、そこらのバイトの月給の方が
よっぽど上じゃねえか、ふざけやがって!!」 |
所持金:120G
銅の剣:180G…………購入できない( ゚∀゚)・∵.
|
|
勇者「最初の町の装備すら揃わねえ……
武器防具全部揃えるのに340Gじゃねえか!
220Gも足りねえよ!!
自分の国の最低限の装備ぐらい揃う金をよこせ
このドアホ国王が!!」 |
その頃、お城では〜
|
|
大臣「国王陛下」 |
|
王様「なんだ?」 |
|
大臣「勇者殿に渡した準備金など
あまりにも少なすぎたのではありませんか?」 |
|
王様「ギクッ!!
ウオッホン!! そ、そんなことはないぞ!!」 |
|
大臣「いや、今……ギクッって言われましたが?」 |
|
王様「か、考えあってのことじゃ、考えあっての!!
ほら、軍資金足りなければ自分で集めるじゃろ?
そのためには………… |
くっそー、スライムでもなんでもいい、
モンスターに人権は無い!!
こいつら狩りまくって金集めるしかねえ!!
|
|
王様「城の周囲のモンスターを狩るしかないだろ?
そうすれば城周辺の治安もよくなるというもの」 |
|
大臣「その理由、絶対後付けですよね?」 |
|
王様「……………………」 |
|
大臣「お答えください、国王陛下。
勇者殿のため、十分な資金を用意していたはずです。
さては陛下……そのお金で町娘達と遊んでましたな?」 |
|
王様「ギクッ!! な、何を証拠に…………」 |
こうして勇者は装備を整えるための軍資金すら
自分で稼ぐしかなく……頑張って頑張ったのでした〜
王様は大臣から詰問され、女遊びにお金を使った事を追及されたのでした〜
|
|
町娘「勇者様!!」 |
勇者がラダトームの町で町人と話していると、
それはそれは可愛い町娘が声をかけてきたのでした〜
|
|
勇者「ん? なんだ? 俺に用か?」 |
お兄さん、素敵♪
私、アナタについて行くわ♪
|
|
勇者「ヘイ、ユー。じゃあ、俺と…………」 |
|
|
勇者「とってもキモチイイ事キメちゃいなYo!!
俺様はベッドの上でもステキだゼー!!」 |
|
町娘「ああー、おにいさーん!!! ああぁぁぁぁーーーー」 |
宿屋の女将
「若い人は盛んでいいわねー。
思わず聞き入っちゃったよー」
|
据え膳食わぬは男の恥。
勇者もまた、男だったのですねぇ〜
最初の「ラダトームの町」ではぁ、
勇者ファンの町娘と
ムフフな事が出来たのですよ〜
みなさん知ってましたかぁ〜?
こうしてぇ〜、勇者もょもとの1日目の冒険は一旦終わるのでしたぁ〜
|
次回予告ですよ〜
2日目:「できるかな? はじめての洞くつ探検」
勇者もょもとのドラゴンクエストT冒険記は続きますよ〜♪
暗闇に包まれた洞くつでは何も見えない。
さあ、どうする。勇者もょもと。
|