4/20(火)

出来事→散髪

特記→男前


どうも、光一です。





ううむ、どうにも更新ができませんね。

めっさ忙しくて時間が……

そうして貯蓄も尽きて、

奨学金の申請が通るだろう6月まで困窮することが確定です。





さて、実は日曜日(18日)のバイト帰り、

いつものように軽食屋に寄って、マスターとママさんとダベった後、

床屋へ行ってきました。






もう4月です。

大学院の授業も始まっています。

私は学部の授業にもアシスタントとして参加しています。

つまりは色んな人と顔をあわせるわけです。

さらに、サークルにはピチピチの女の子も入ってくるわけです。































ピチピチの……













女の子?




















…………











……………………
















光一「床屋に行って髪切ってこよう。













私は……





男前になるのだ」





そのような固い決意の元、

疲れた身体に鞭をうって行きつけの床屋に行ったわけです。


















そこには全く下心などなく、



下心などなく。



単に髪が伸びてきてうざったいと……

そういった実利的な目的から行くことにしたのです。

……女の子ゲーットって実利的だけど。









すでに午後6時半。

閉店30分前の田舎の床屋は、店の人しかいないわけです。

おじちゃんは掃除しているし、

兄ちゃんは雑誌読んでました。










光一「やっほー、来たよー♪」


兄ちゃん「ああ、光一君。今日はもう店じまい」


光一「ふふふん、まだ30分あるぜい」


兄ちゃん「いやいやいや、光一君だから店じまい」














光一君だから……











店じまい?










兄ちゃんの言っていることが理解できないので、

とりあえず強行突破で店に突入するわけですよ。

きっちり靴を脱いで、そろえて。











兄ちゃん「で、今日はどのくらい切る?」


光一「うーん、考えてない」


兄ちゃん「考えとけって。













じゃあ……
















7・3な」


光一「遠慮する。てーか、分けるなよ実際に!!」


兄ちゃん「ワガママだなあ。













じゃあ……














8・2な」


光一「分けるなっつーの」


兄ちゃん「じゃあ……」


光一「9・1にすんな!!」









兄ちゃんが分ける分ける。

私の髪をくしでもって分けるのですよ。

7・3に。

8・2に。

挙句9・2に……。














髪は身体の一部……


つまりは、


人の身体を弄んで喜んでいるワケですよ。



まさに鬼畜ですよ。

私が婦女子ならば、

セクシャルハラスメントで訴えているところですよ。

出るとこでて賠償請求ものですよ。

























裁判長「判決。










原告のメールアドレスは……」






光一「え? なんで原告?



被告人追求するんじゃないんですか?」








裁判長「…(光一を無視)…ponite





つまりはポニーテールで始まっている。








これは髪に対する異常な執着心をあらわしている。











よって原告が有罪!!」



光一「へ?



なんで私が有罪なんですかー!!」













…………










……………………











と、ここで裁判沙汰にしてもしょうがないワケですよ。

よって、建設的にどのように切るか、

切った後のイメージを的確かつ端的に伝えたわけですよ。



























光一「とりあえず男前にしようか」



兄ちゃん「……











はい、終了」



光一「切ってないじゃん!!」



兄ちゃん「いや、素材自体無理だから」





光一「……じゃあ、いつものように切って」



兄ちゃん「分かった。




















坊主な」


光一「違うじゃん!!」


兄ちゃん「スポーツ刈りだっけ?」


光一「それも違うじゃん!!」










床屋の兄ちゃん30代。

私とちょうど10才違いの兄ちゃんは、

私が中学のときから髪を切っているわけです。

すなわち、常連たる私の髪を心得ているスペシャリスト。

これらはほんの些細なコミュニケーションなワケですよ。








もちろん、たわいのない会話の後は、

髪を切る作業もスムーズに進むわけです。















アンチ・坊主的な髪型へ。

スポーツ刈り的な短さでもなしに。











そうして、髪が切り終わって私が言うわけですよ。





光一「いやー、閉店すれすれで来てゴメンね」





とりあえず、私も礼儀を心得た好青年。

社交辞令もジョークもわきまえた人間というわけですよ。

だから、店じまい寸前に来たことくらいは言及するわけです。

人として常識なわけですよ。



















兄ちゃん「いや、過ぎてるから



つーか、俺この後用事があるんだけど」










7:30PM

※閉店は7時です。










人間、細かいことを気にしてはいけない時もあると思いません?



だから、好青年の私は応えてみせるわけですよ。

好青年的おおらかさで。

ゆとりの心でもって……。





















光一「まあまあ、気にしない気にしない」



兄ちゃん「こっちが気にしているけどな」



光一「そういうこともあるかもしれない」





























コス













光一「ぎゃふ……くしで頭叩くなっちゅーねん



単純に痛いつーねん」


兄ちゃん「大阪人か?
















うりゃ、くらえ」


















コス













光一「くしはヤメロー!!





痛い」


兄ちゃん「しょーがねーな」








しょうがなくないよ、兄ちゃん。

痛くてしかたないぜ、セニョール。

お互い大人だぜい。

もっと紳士的に対応しようよう。












さて、そうして代金も払い、

私は髪を切った姿を床屋の中の壁鏡で再度見たわけです。




























光一「よし。男前になった」

兄ちゃん「大して変わってねーから」






おいおい……

冗談きついぜブラザー。

せめてお世辞でも言ってみようぜい。


2004年4月の過去ログへ

4/17へ戻る     今月の過去ログへ     4/22へ進む

TOPへ戻る