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光一「ごめんね……おばあちゃん」
ドイツ一人旅報告真っ最中です♪
第四回目です。光一です。
今までの報告はこちら（４／１１・／１４・／１７）
さて、私はドイツにいる間、
２０箇所ほどの、
美術館や博物館を見てきました。
やはり、ドイツのフランクフルトと言えば、
文豪ゲーテです。
一番最初は、
彼の生家「ゲーテハウス」へ行きました。
そうして、
私は観光案内所で貰った地図を頼りに、
ぐるぐるぐるぐるとフランクフルト市内を歩きました。
１時間経過。
見つかりません！！
どうやっても、
さっき来た場所を、
ぐ～るぐ～る回っています！！
どうしようもないので、
周辺のドイツ人に聞いてみることにしました。
最初から聞けばいいものを、
何を考えて、
市内を
１時間も
さまよっていたのでしょうか？
後々思い出してみて、
私の脳みそがスポンジ状になってることに、
かなり強い疑いが持たれましたが…………
そして何よりも、
私は方向音痴でした。
おいおい……困ったぜ、セニョ～ル。
ともあれ、
偶然通りかかったおばあちゃんに聞きました。
光一「すいません。
ゲーテハウスに行きたいんですが、
どう行けばいいですか？」
（全て英語です）
と英語で聞いてみたところ……
おばあちゃん「ごめんなさい。
英語分らないの」
ドイツ語でした）
あ、ドイツ人って基本的に英語通じるけど、
高齢者には通じないケースも多いんだっけ……
ちょっと困ったなあと思っていたら、
おばあちゃん「それに、私も観光客だから、
よく分らないのよ」
と、ドイツ語で言ってるようでした。
うーんさらに困ったなあと思ってましたが、
ここから先がドイツ人のすごい良いところです。
おばあちゃん「でも、大丈夫よ。
私も他の人に聞いてあげるわ」
と言ってくれたようでした。
……ドイツ語はよく聞き取れないのですが、
ニュアンス的にはそんな感じでした。
で、おばあちゃんが道行く人を、
次々に呼び止めて、
私がゲーテハウスを探していることを伝えてくれました。
５，６人目のドイツ人が、
フランクフルトの人間で、
この人から場所を聞きました。
その人は英語もできたので、
私も安心して場所が聞けました。
光一「おばあちゃん。ありがとう！
場所わかりました♪」
と、私が言うと、
おばあちゃんは、
私の肩にポンと手をかけて、
おばあちゃん「よかったわね♪
じゃあ、良い旅をね♪」
と言ってくれました。
私、本当にこのとき感激しました。
ドイツ人の親切さに、胸打たれましたね。
困っているようだったら、
その人を見捨てないで、
自分がわからなくても、
おまけに言葉が互いに通じなくても、
一緒になって探してくれる……
日本の都会で迷っていても、
ちょっとありえないだろうなあ……
そう思いながら、
ドイツ人の親切心に感激していました。
さて、私も目的地の所在はわかったので、
おばあちゃんに別れを告げると、
ゲーテハウスへ向かって歩き出しました。
光一「ごめんね……おばあちゃん」
えっと…………
つまり、あれですよ……
方向音痴には、
正しい道をいくら教えても
ダメってことですね……
ちゃんと道を聞いて、
理解もしたはずなのに、
それでも道に迷いました……
ごめんね、おばあちゃん……
私、
方向音痴だったの忘れていました……
▼さらに１時間迷いました。
▼迷ったのがバカなくらい、近くにありました。
▼おばあちゃん……ごめんなさい。
▼方向音痴は一緒に来て案内してもらうのが一番です。
▼今日の一言▼
方向音痴……是教不十分也（これおしえるだけではふじゅうぶんなり）
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