光一「あれ!?」
どうも。じんましんに苦しんでいます、光一です。
ご存知の通り、私は高校で働いておりますが、
今年度から職員室の数が増設されました。
私はその増設された方の職員室にデスクがあるんですが……
光一「においはするし…………
なんというか、この部屋に来てからかゆい!」
その部屋、3月までは別の用件で使われていまして、
このたび職員室として改装されたんですよ。
それが、最初のうちはニオイがきつく、
K先生「スッゲー臭いで耐えられないよ!!」
非常に不評でした。
まあ、換気のかいもあって、ニオイはほとんど消えたんですけどね。
でも、私はこの部屋で仕事をし出してからというもの、
毎日のように全身がカユイ!!
皮膚科で薬をもらっても全然回復しません。
シックハウス?
まあ、ともあれその部屋で働いていたときですよ。
光一「K先生もこの部屋来たとき、
かなり大変そうでしたよね?」
K先生「オレなんて、顔真っ赤になったからね。
何? 光一先生も?」
光一「はい。もう全身じんましんが出て……
かゆくて耐えられないですよ」
K先生「あー、じゃあ俺と同じだね。
シックハウス同盟結成かな?
俺と光一先生とで…………」
って、互いに痛みが分かる者同士話し合っていました。
で、この新しい職員室には引越ししたばかりなので、
互いに荷物や棚の整理などもしているのですが……
そのときに…………
K先生「あー、この職員室はツライー!
もう二度と来たくないー!」
光一「まったくです。その通りですよ」
K先生が歌うようにそう言い始めました。
それに適当に応える私…………
独り言か否かはわかりませんが……
上司が自分の近くで突然独り言始めると、
どう対応すべきか、みなさんも困りません?
ほっとくべきか、適当に応えるべきか…………
K先生「仕事キツイー。
もう仕事になんて来たくないー!」
光一「あー、まあ、なんつーか……」
これ、私はうなづいたらマズイですよね?
というか、答えづらいことを上司に言われると困るよ?
光一「でも、光一先生には会いたいなー
だから、学校に来ちゃうんだー」
光一「はいはい」
って、ん!?
なんて言った!?
光一「でも、光一先生には会いたいなー
だから、学校に来ちゃうんだー」
何? いわゆるツンデレ!?(違うか?)
ちょっとちょっと、嬉しい言葉じゃないの?
光一「お? これは嬉しい言葉を……
光栄ですよ、K先生!!」
K先生……シックハウス同盟の同士!!
なんとも嬉しい言葉を言ってくれるではありませんか。
何々? こうなったらツライ思いしている者同士、
互いに仕事頑張ろうじゃないの!!
K先生「やっぱり、光一先生に会いたくないから、
学校やめたいなー♪」
光一「ふむふむ」
って、あれ!?
今、なんつった、おい?
K先生「やっぱり、光一先生に会いたくないから
学校やめたいなー♪」
光一「あれ!?」
ちょっと待ってくださいよ、K先生?
さっき、シックハウス同盟の同士として、
職場での連帯感を得たばっかじゃなかった!?
K先生「でも、生活するしかないから
明日も学校に来ようー♪」
そういいつつ、自分のデスクへと戻るK先生。
おーい、何か不穏当なことを申してませんでしたかー?
それとも、これもツンデレの一種なの?
▼K先生が学校辞めたら、私のせい?
▼今日の一言▼
理由……是真実唯本人知也(これしんじつはほんにんのみしるなり)
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