5/20(日)
出来事→ドラゴンクエストUプレイ日記その2(ムーンブルクの王女は四足歩行)
特記→人間の姿に戻ったら?

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ドラクエUゲームプレイ日記その2
ムーンブルクの王女は四足歩行

その1はコチラをクリック♪




ム国王「ぎょえーー!

国王の類稀なるギャグ要素満載の断末魔で滅亡したムーンブルク王国
その王女は行方不明に。






大神官ハーゴンが邪神を復活させ
世界を滅ぼそうとしているとの報告を受けた、
ムーンブルク王国の姉妹国ローレシア王国






ローレシアの王子は、隣国サマルトリアの王子と合流し、
共にハーゴン打倒の旅に出ようとするも…………






互いに互いを探し合っているため、すれ違い旅に……





ロ王子「散々探したのはコッチのセリフだ!」

サ王子「君こそ気を利かせてくれれば良かったんだ!」

気の利かなさなどが災いして、すれ違いの旅を続けていた
ロ王子とサ王子はようやく出会うことが出来、
ムーンブルク王国の王女を探すため、別大陸へ旅立ったのでした。






ようやくムーンペタの町に到着



ロ王子「ったく、お前は非力すぎて仕方ねえ

    この町の最強武器を手にすれば、少しはマシになんだろ」



ロ王子「…………って、お前…………

    それでもオレの半分の攻撃力!?
サ王子「仕方ないだろ。ボクは武闘派じゃなく知能派なんだ。

    君みたいに王族かどうかも怪しい

    筋肉ダルマと違うんだから
ロ王子「誰が怪しいだ! オレはローレシアの王子。

    たく……この先もう少し強い武器が手に入らないと……

    お前ますます役立たずになりそうだな」

その時、2人は知らないのでした……

冒険序盤のムーンペタで手に入る”鉄のヤリ”が……

サマルトリア王子の最強装備という事実!

(※FC版では驚愕の事実 = 本当にお荷物状態に)

ロ王子「ん、なんだこの犬?」



サ王子「妙に人懐っこいね」



ロ王子「おい、この犬……後ついてくんぞ」
サ王子「あー、アレじゃないの?」
ロ王子「アレって何だ?」
サ王子「やっぱり君に惹かれてるんだよ」
ロ王子「オレそんな動物に好かれそうか?

    やっぱり、王族としての気風がそうさせるのか」
サ王子「…………ぷぷ」
ロ王子「おい、今笑っただろ?」
サ王子「き、気のせいだよ!

    というか、犬が君に惹かれる理由はアレじゃない?」
ロ王子「?????」
サ王子「やっぱり力一辺倒で怪物さえもねじ伏せる君だし、

    その野性味溢れるオーラが、

    野生生物っぽく感じられて

    動物に仲間だと思わせるんじゃない?
ロ王子「……お前とはちょっと、

    拳を交えた話し合いが必要かな?
サ王子「ぼ、ぼ、暴力反対!!

    ほら、犬がおびえてるじゃないか」
ロ王子「たく……よし、ムーンブルク城に行ってみるか」
サ王子「ムーンブルクの王女の行方、手がかりがあるといいね」
ロ王子「そうだな」
犬「きゅーん、きゅーん、きゅーん!」
ロ王子「はいはい。また後で来てやるから」
サ王子「……………………」
ロ王子「どうした?」
サ王子「いや……この犬……」
ロ王子「腹でも減ってるのか? 食い物なら……

    あ、干し肉の欠片があった、ほれ」
犬「……………………」
ロ王子「あれ? そっぽ向いちまった」
サ王子「さ、行こうか」
ロ王子「あ、だな。行くべ行くべ」
犬「……………………」

2人の王子が立ち去った後、干し肉にそっぽを向いていた犬は

犬「ハッハッハッ」

よだれを垂らしながら、10分近くそっぽを向き続け……


犬「ゴクリ

ローレシアの王子が路上に投げた肉に口をようやくつけようと……


ロ王子&サ王子『やっぱり、食べようとしてる』

犬「ハッ!!

2人が物陰から見ていることに気が付いた犬は逃げ去っていきました。

ロ王子「なんだあの犬。素直じゃねえな」
サ王子「あの調子でご飯食べられなくて、

    お腹空いてたんじゃない?」

2人がムーンブルク城に入ると、城内は破壊され、
亡霊がさまよっている状況でした。






ム国王の魂「我が娘は呪いで犬にされたという……」

ロ王子「犬……ねえ」
サ王子「犬なんて世界に何百万頭もいるし……

    どうやって見分けようか?」

2人は城内をまわって、
さまよっている亡霊たちから聞き込みを続けました。






ム国兵士1(遺言)「ああ、私は姫様を守れませんでした」





ム国兵士1(遺言)「真実を写すラーの鏡さえあれば……」





ム国兵士1(遺言)「姫様の呪いを解くことができるでしょう」





ム国兵士2の魂「沼地にラーの鏡があるらしい……」

ロ王子「近くの沼地にある鏡を使えば、呪いが解けるらしいな」
サ王子「真実を写す鏡かあ…………」
ロ王子「なんだよ、オレの事じろじろ見て」
サ王子「それで君を写したら…………

    ギガンテスみたいな伝説の巨人が

    浮かび上がったりしないよね?



↑ギガンテス

ロ王子「……お前の事を鏡に映したら、

    性悪な悪魔神官とかが

    浮かび上がらねえだろうな?



↑悪魔神官


サ王子「失礼だな、君は!

    ボクは伝説の勇者ロトの血を引く魔法戦士」

ロ王子「お前に失礼と言われたくねえ!

    オレだってロトの血を引く勇者の末裔だ」

粗野で王族らしくない!!

非力で王の器じゃない!!

そんな事を言い合っているうちに沼地に到着したのでした。





ぬめぬめした毒の沼地に
手をずぶずぶ突っ込んでは
何か沈んでいないか探す2人


サ王子「ねえ……きっとこの沼地にあるんだろうけどさ」
ロ王子「ああ、そうだと思うが…………」
サ王子「もし鏡が見つかったとしたらさ……

    何で歩く度に生命力を削られる毒の沼地に、

    真実を写す鏡が……放置されてるの?」



鏡、獲ったどー!!

ロ王子「……おい、鏡あったぞ。沼地にめり込んでた」
サ王子「ホント、なんでこんなトコに……

    あ、ちょっとボクに鏡を貸してくれないか?」

ローレシアの王子からラーの鏡を借りると、
サマルトリアの王子は鏡をローレシアの王子に向けてみました。


すると……なんということでしょう、
鏡に写したローレシアの王子の姿は……


サ王子「おかしいなあ…………これ、本物のラーの鏡かい?」
ロ王子「変だよなあ。

    こんな毒の沼地に埋まってるって……

    誰かが捨ててった普通の鏡じゃねえのか?」
サ王子「いや、そうじゃなくて……

    だって、この鏡に映ってるの……」



NOT ギガンテス





BUT ローレシアの王子

サ王子「ギガンテスじゃなくて……

    見たままの君が写ってる!
ロ王子「……どういう意味か言ってもらおうか?

    返答次第では…………

    毒の沼地にお前を埋めてもいいんだぞ」

こめかみをピクピクさせながら、
ローレシアの王子がラーの鏡を奪い返します。
そうして彼はその鏡をサマルトリアの王子に向けて…………


すると……なんということでしょう、
鏡に写したサマルトリアの王子の姿は……


ロ王子「やっぱりこの鏡……普通の鏡じゃねえのか?」

サ王子「君がギガンテスという真の姿で写らないしね
ロ王子「オレは正真正銘人間だ。そうじゃなくて……」



NOT 悪魔神官





BUT サマルトリアの王子

ロ王子「お前が性悪な悪魔神官として写ってねえ。

    見たまんまのお前じゃねえか
サ王子「だからボクはサマルトリアの王位継承者!」

毒の沼地でいい年した男2人が言い争っているのも見苦しいと感じたのか、
2人は取り合えず宿屋のあるムーンペタの町まで戻ることにしました。


ロ王子「しっかし……見つけた犬片っ端から鏡に映してるけど」
サ王子「みんな見たままの犬だよねえ…………」



サ王子「この犬、また寄ってくるね」



ロ王子「試しに鏡で写してみるか」




ロ王子「……おいおい、マジかよ!!
サ王子「え? 何……って、

    鏡に映ってるの女性じゃないか!
ロ王子「しかも…………」

ゴクリとつばを飲み込み、顔を合わせる2人



ロ王子&サ王子『すっごい美人!!

2人がそう声を合わせると、
鏡が砕け散り……写していた犬が瞬く間に人間の姿に。





女性「ああ……人間の姿に戻れた……」

先ほどまで2人の王子の前で犬だったそれは、
妙齢の女性に姿を変えました。
ポカーンとしている2人の前で、
人間に戻れたことを喜ぶ女性




ム王女「私はムーンブルク王の娘です」
ロ王子「え!?」
サ王子「貴女が!?」



ム王女「ええ……ハーゴンの呪いで犬の姿に。

    ムーンブルク城も…………」

ロ王子「道端に放り投げた干し肉を前に

    10分も立ち尽くして……

サ王子「ボク達が見ていないと思ったら、

    それを口にしようとした貴女が!

ム王女「ッ……そ、それは忘れて……

ロ王子あ、もっと言いたい事がある!!

サ王子「ボクも多分同じ事を思ってた!
ム王女「?????」
ロ王子「何で犬から人間の姿に戻ったとき……」

サ王子「裸じゃなかったんだー!!!!
ム王女「えっ……と……」

たじろぐムーンブルク王女の前で、
膝をつき、拳で大地を何度も叩きつける男2人。

まるでその嘆き悲しむ様子は、世界が終ったかのよう。


サ王子「きっと人間に戻ったら……犬だったんだから

    裸に決まってると思ってたのに!
ロ王子「そうしたらオレのマントで身体を隠してあげて、

    その上からギュッと抱きしめて優しい言葉をかけ……」
サ王子「ちょっと待って。

    その役は王子たるボクのすることでしょ?」
ロ王子「何度も言うが、オレだってローレシアの王子なんだよ」
サ王子「いや、君のような粗暴な王子にレディーは任せられない。

    ボクのような紳士的な王子が…………」

年頃の男の妄想丸出しで言い争う2人を、
ポカーンと見ていたムーンブルクの王女だったが、


ム王女「…………」

サ王子「ギブギブ! 魂が抜ける抜ける!

    首、首が!

ロ王子「教会で生き返らせてやるから、

    一度死んでこい!

    少しは性根が直るかもしれねえしな」
ム王女「…………クスッ」
ロ王子&サ王子『ん?』
ム王女「いや、2人とも……ありがとう」

ロ王子&サ王子『へ? あ、うん』

2人の醜い争いを、
自分への慰めと解釈したムーンブルクの王女の笑いに、
呆気にとられる王子達。






ム王女「私も仲間に加えて。

    みんなで力を合わせて戦いましょう!」

ロ王子&サ王子『へ? あ、うん』



こうしてロトの血を引く3人パーティーが結成されました。

ロ王子「しっかし…………」



ロ王子 レベル:9 最大HP:58





サ王子 レベル:8 最大HP:44





ム王女 レベル:2 最大HP:32


ロ王子「お前はどうしてレベル8もあんのに、

    王女にHPで抜かれそうなんだよ!

    王女レベル2だぞ!!

    この先、すっげえ心配になんだろ
サ王子「余計なお世話だよ!

    そんな簡単にボクが死ぬわけが……」



アッー!!


サ王子「アッーーーーー!!

ロ王子「貴様ーー!!

ム王女「言った側からゴリラに撲殺!?



死体プラス棺桶の重いのなんの……


ロ王子「簡単に死んでるじゃねえか!

    教会で蘇生費用に幾らかかると思ってんだ!

    棺桶は重てえし…………」
ム王女「3人とも王位継承者なのに……

    ホントお金が無いパーティーよね」

ザコモンスターの攻撃でも楽々あの世へ旅立つサマルトリアの王子。
ローレシアの王子が危惧するように……吹けば飛ぶような脆さでした。


ロ王子「だから、少しは身体を鍛えろって言っただろ!」
サ王子「う……よ、余計なお世話だよ!

    それに次からはそんな簡単には死なな……」



アッー!!


サ王子「アッーーーーー!!

ロ王子「蘇生した直後に撲殺されてるじゃねえか!

    って、王女までーーー!?

3人も揃っていながら、
ローレシアの王子以外は、
ザコモンスターの打撃にも耐えられない
まさに紙のような薄い装甲のパーティー一向…………






死体は単なる肉塊のため……棺に入れて運ぶと重いのなんの。
それを1人で町まで運ばなくてはいけないローレシアの王子。


ロ王子「このパーティー……オレが死んだら

    即全滅ねえじゃねえか!!」

ローレシアの王子 =打撃力:極大 耐久力:極大 魔法力:無
ムーンブルクの王女=打撃力:無  耐久力:普通 魔法力:極大


サマルトリアの王子=打撃力・耐久力・魔法力:ALL半端

このままパーティーが成長すると将来予測図は……

ローレシアの王子 = 壁役・切込み役
ムーンブルクの王女= MPがある限り、強力な支援火砲


サマルトリアの王子= マスコットキャラ


ロ王子「サマルトリアの将来が見える!

    ヤツを鍛えてやらねえと……

    アイツ……ただのマスコットだぞ!



色々頭を抱えながら、ムーンペタの町に戻るローレシアの王子。
2人を蘇生させると、取り合えず旅の記録を書くことにしました。


『記録:2人貧弱、オレが頑張るしかない』

記録をしてさあ、旅を再開しようとしたところ……





何か違和感が…………

ロ王子「あれ!?」
サ王子「ん?」
ム王女「どうしたの?」



使用前





使用後


ロ王子「お前ら、名前変わってないか!?
サ王子「ふ……ローレ、君は知らなかったのかい?」
ム王女「私達2人は旅を再開する際に、

    名前を好きに変えられるのよ」
ロ王子「え? 何その羨ましい設定は?

    オレも名前を変えてえ!!」

ローレシアの王子……国の名前がそのまま自分の名前。
その安直なネーミングが気に入っていない様子。
彼以外の2人は、
冒険の再会時にLRボタンで名前の変更可能という、
神様(ソフト開発者)の加護があるのです。


サ王子「無理だよ……ローレ……」
ム王女「ええ…………」
ロ王子「え? 2人だけ名前を毎回好きに変えられて、

    オレは名前変えられねえの!?」
ム王女「そう……悲しいことね」
サ王子「君の名前は、

    創造主の呪いで変えられないんだ
ロ王子「呪いなのか、これ!?

    オレの名前呪われてんの!?

地団太を踏むローレ(ローレシアの王子)。
アーサー(サマルトリアの王子)、アイリン(ムーンブルクの王女)
両名の哀れみ・同情の視線が彼には痛く突き刺さる。


ローレ「福引でもして気を紛らわせるか……」



初スロットでハートマーク3つ揃い!


ローレ「お、スロットのマークが揃ったぞ!

アーサー「初めての福引で揃うなんて!
アイリン「何が当たるの?」

ローレ「豪華商品に決まってるじゃねえか!

    きっと数千ゴールド相当の武器防具とか!
アイリン「可愛いドレスとか欲しいなあ♪」
アーサー「ボクがパーティー最強になれる、

     強力な専用武器とかね♪」



ローレ&アイリン『あ、それはない。それはない

アーサー「満場一致で否定!?

一同わくわくどきどき、期待をこめて店主を見ていますと……





や・く・そ・う


店主「5等:薬草(10G相当)が当たりました!

   いやー、お客さんラッキー♪
ローレ「……………………」
アーサー「あのね、ローレ。

     連続で落ち込む出来事があったのは理解できるんだ」
アイリン「だから、市中で抜刀するのは止めた方が」

ローレ「止めてくれるな2人共!!

    男には下がれない時がある!

店主「お、お客様ご乱心〜〜〜!!
アーサー「ちょ、ローレ落ち着けって!」
ローレ「…………拳で語るか? 剣で語るか?」
アーサー「ローレ、目が怖い」

店主「ひひぃぃぃぃ、お、お助けをぉぉ!
ローレ「スロットで記号揃えて……薬草1個?

    どういう事か説明してくんねえか?」

店主「そ、そ、そういう規則なんですぅぅ!
アーサー「色々あり過ぎてプッツンしたんだ。

     これはボク達じゃ止めようが……」
アイリン「うーん、止むを得ないわねえ。

     …………ラリホー!!
ローレ「ZZZ……ズーズー……
アーサー「あ、魔法効いた。

     完全に熟睡してる」
アイリン「ごめんなさい。怖い思いさせちゃって♪

     すぐにこちら回収しますから」
店主「は、は、はひ!

   あ、あの……あなた方は一体……

   ただの旅人とは思えませんが」
アーサー「ふっ、ボクらは…………」

アイリン「可憐な一輪の華である私と、

     ただの旅のお供2人ですわ

アーサー「あれっ!?

次回予告

『孫娘を助けて欲しくば、船を寄こせ』

どうにか3人になったパーティー一行。
しかし、ローレシアの王子におんぶにだっこ……
この先に広がる大砂漠を越えて、
大海原へ漕ぎだせるのでしょうか







▼受信(yukiさん):(受信メール内容全文への返信もあります)
犬だった時……王女って色々どうしていたんでしょうね、ホント、色々な事を……

▼今日の一言▼
真の姿……是不認以外美女性(これうつくしいじょせいいがいをみとめず)


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