6/8(金)
出来事→ドラゴンクエストUプレイ日記その3(孫娘を助けて欲しくば、船を寄こせ)
特記→素人に操艦できるの?

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ドラクエUゲームプレイ日記その3
孫娘を助けて欲しくば、船を寄こせ

その1はコチラをクリック♪
その2はコチラをクリック♪


ローレ「さて……この先どうすればいい?」
アーサー「他の大陸に移動する手段が欲しいね。

     ハーゴン打倒のためにでもあるけど、

     祖先の故郷、アレフガルドにも行ってみたいし」
ローレ「なら……どこかで船が手に入らねえかな」
アイリン「船なら確か……この大陸の一番西、

     ルプガナの町にあったはずよ」
ローレ「よし、ルプガナに行ってみるか!」
アイリン「あ……でも……」



アイリン「ルプガナの町までは……」





アイリン「ムーンブルク城からさらに西で……」





アーサー「といっても、

ムーンブルク城が中間点くらいでしょ?」





アイリン「いや……それが……」





ローレ「熱ッ!! 鎧が熱ッ!

蒸し焼きになるっ!!

アーサー「喉……乾いた……み、水……」





アイリン「やたら遠い上に、

途中に町すら無いって聞いたことが……





ローレ「まだか……まだ町見えないのか……」





アーサー「草原を越えて、

砂漠を越えて……塔まであるの!?」



そんな死ぬ思いで長旅を続け、
塔に入った3人の前に、1人の中年男が






全員が思った…………





ローレ&アーサー&アイリン

アンタ、どうやってここまで来た!?
旅人「対岸の塔とは吊り橋で結ばれていたとか?」
ローレ「あれ? じゃあ今は結ばれてない?」
旅人「どうやって向こう岸に行くんでしょうね?」
アーサー「塔の間に川があったよね…………

     吊り橋が無かったら……

     対岸のルプガナには行けないんじゃ」
ローレ「俺に考えがある!!

    とりあえず、最上階まで上るぜ!!」





アーサー「これだけ休みなく歩いてきて……まだ上があるの?」





アイリン「や……やっと、最上階まで来たわ……」



アーサー「で、ローレ。考えがあるって言ってたよね」
ローレ「ああ」
アイリン「どんな考えなの?」

ローレ「ここで大きく助走をつけて

    対岸へ大ジャンプするんだ!
アーサー「…………」
アイリン「…………」
ローレ「あれ? どうした?」
アーサー「君は筋肉ダルマだと思っていたけど、

     ホントにそれしかなかったんだ……

ローレ「どういう意味だ!?
アイリン「少なくとも力の無い私やアーサーには、

     ここから対岸までジャンプするなんて、

     到底無理よ…………」
ローレ「よし、ならまだ考えがあるぜ!」
アイリン「何かしら?」

ローレ「俺が2人を両脇に抱えて、

    助走をつけて大ジャンプするぜ!
アーサー「ローレ…………

     ボクは不名誉な死に方だけは嫌だ
アイリン「右に同じく」
ローレ「不名誉な死に方って……

    何で死ぬの確定なんだよ!」
アーサー「塔の上から2人抱えてジャンプって……

     どう考えても下に真っ逆さまだ!

     そんなマヌケな死に方イヤだ!」
アイリン「死亡フラグ以外何も見えないわ」
ローレ「でも、川の向こうに渡らないと、

    ルプガナまで行けないだろ?

    塔の上からジャンプすれば、

    そう。大河も越えられる!
アーサー「いや、そこに待っているのは

     単なる重力落下運動だよ
アイリン「右に同じね」
ローレ「……………………」
アイリン「ローレ?」
アーサー「いや、君の頭ではよく考えたんだと思うけどね」

ローレ「よし!

アーサー「え? お、おい!!

アイリン「え、きゃっ!!
ローレ「ここで四の五の言ってても進まねえ。

    一気にジャンプするぜ!!

    俺に任せろ!!

アーサー「ちょ、ローレ降ろせ!!

     別の方法を考えよう!!

アイリン「そ、そうよ、ローレ。

     きっと良い方法が別に……
ローレ「2人とも暴れるな!

    よし……助走をつけて……

    行くぜ!!

アーサー「うわぁぁぁぁぁ!!

アイリン「きゃぁぁぁぁぁ!!

ローレ「うぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!



ひゅぅぅぅぅぅ…………



ドズン!!



ローレ「……………………」
アーサー「……………………」
アイリン「……………………」





アーサー&アイリン『……………………』



アーサー「い、生きてる…………」
アイリン「あの高さから落ちて……生きてた……」
ローレ「あれ? おかしいな、対岸に飛べなかった」

アーサー「あれ? じゃないよ、ローレ!

     というか、まずボク達を降ろしてくれ!」
ローレ「あ、ああ」
アイリン「こ、腰が抜けて……た、立てない。

     ゆ、ゆっくり降ろして…………」
アーサー「ほら、思った通りだ。

     ジャンプで対岸に飛べるわけないだろ!
ローレ「でも死ななかっただろ?」
アイリン「確かに……私達は脇に抱えられてたし、

     ローレが足で踏ん張ってたのはすごいけど……」
ローレ「さすがに少し足がしびれたなー」
アーサー「あの高さから2人抱えて飛び降りて平気って、

     君ってやっぱり…………」





ローレシアの王子は人間? いいえ…………




アーサー「伝説の巨人、ギガンテスだろ?

     人間とは思えないんだけど?
ローレ「お前はホント失礼なヤツだな。

    
前もそんな事言ってただろ!

    飛べると思ったんだが……やっぱあれか?」
アイリン「何?」
ローレ「俺の脚力なら飛べると思ったが……

    抱えてた分の重さだな……

    やっぱり重すぎたのか?」
アイリン「……………………」
ローレ「もう少し軽ければ対岸に飛べたと思うんだ。

    やっぱり重すぎると下に落ちて……」
アイリン「……………………」

アーサー「お、おい、ローレ!
ローレ「ん、なんだ?」
アーサー「何だじゃないだろ、ほら……」
アイリン「……………………」

ローレ「…………あ!
アイリン「重い……重い……重い……重すぎる」

ローレ「あ、違う。アイリン、違う!

    重いってアイリンが重いって意味じゃなくて、

    2人の体重が重かったって意味であって」
アイリン「2人の体重が重い?

     2人とも重い?

     私は重い……重い……重い」

アーサー「ローレ!
ローレ「あ、あー……違う違う!

    えっと、その……すいませんでした」
アイリン「うぅぅぅぅぅ……ヒックヒック」
アーサー「とりあえず……ムーンペタまで戻ってみよ。

     何か手掛かりあったかもしれないし」
ローレ「そ、そうだな」



こうしてムーンペタに戻った3人組
宿屋の食事を


「私、お腹一杯だから」と食べようとしないアイリン

「太ってないから、俺の言い間違いだから」と説得するローレ

「やれやれ」と紅茶をすするアーサー



気を取り直して、翌日。町でさらに聞き込みを進めたところ…………





どこかの塔に空を飛べるマントがあるらしいぜ





高いところから落ちれば、少し空を飛べるんだと



ローレ「空を飛べるマント?」
アイリン「それがあれば、あの塔の対岸に飛べるんじゃ?」
アーサー「……………………」
ローレ「どうした?」
アーサー「ねえ、ローレ……

     ボク、ふと思い出したんだけど」
ローレ「何を?」
アーサー「アイリンと出会う前、

     初めてこの町に来た時にさ…………」





どこかの塔に空を飛べるマントがあるらしいぜ



アーサー「今の人から聞いていたよね?

     空飛ぶマントの話…………」

ローレ「…………あ!!
アイリン「2人とも…………」
ローレ「あ、アイリン?」
アーサー「は、はは……ボクとした事がうっかり……

     あの塔までの長い道のり……

     無駄足を踏んだよね」
アイリン「最初からそれ取ってきていれば、

     私が……私が……

     重いなんて言われなくて

     済んだじゃない!

ローレ&アーサー『すいませんでした!!







ローレ「あ、多分この塔じゃねえ?」
アーサー「多分そうだね」
アイリン「…………重くないもん、重くないもん」







ローレ「やっぱりあった、空飛ぶマント!」
アーサー「これで”ふたごの塔”の対岸に行けるね」
アイリン「最初から持っていけば……重いなんて重いなんて」
ローレ「なんていうか…………」
アーサー「ホント、すいません……」





また草原越えて、長い砂漠を越えて……





アイリン「わ、私……そろそろ体力が……」

アーサー「ローレ早く敵を倒して! アイリンがもたない!!

ローレ「アーサー、お前も少しは戦え!!

俺一人に任せっぱなしにするな!」





ローレ「よーし、じゃあ飛ぶぜ」

アーサー「結局…………」

アイリン「ローレに抱えられて飛び降りるのは

さっきと同じだったりするのね…………」





こうして一行は…………



長い旅路の果てに…………



ローレ「よ、ようやく…………」
アーサー「ま、町が…………」
アイリン「し、死ぬかと思ったわ……」





港町ルプガナに着いたのでした



ローレ「とりあえず、町で情報集めして……

    船の手配が出来るかどうかか」
アーサー「そうだね、あ、すいませーん」
町人A「ん?」





男には用はねーな





後ろのねえちゃん! オレと一杯やらねえか?



アイリン「えっと…………」
ローレ「……………………」
アイリン「えっと、2人とも?」
アーサー「……………………」

町人A「ひ、ひぃぃぃ!

アイリン「町の人に剣を突き付けるのは……

     ね、危ないから?

ローレ「酔ってアイリンに手を出さんとする

アーサー「それで十分、万死に値する行為だね

町人A「ひぃぃぃぃ!
アイリン「ほら、情報を集めるんでしょ。後、船」

2人が剣を収めると、町人Aは泡を吹いて失神しておりました。
3人とも気を取り直して、町を回り始めます。


ウサギ娘「ねえねえ、お兄さんたち♪」





私とイイコト……し・な・い?




ローレ「…………(アーサー!)

アーサー「…………(ローレ!)

2人は無言で目を合わせて、頷きました

アイリン「?????」



アイリンだけ目をぱちくりさせて分かっていない様子
そう……これは何時の時代でも男の浪漫。






ぱふぱふぱふ…………





ローレ「ぱふぱふぱふ」



アイリン「どうしたの、2人とも?」


ローレ&アーサー『はっ…………!!

           あ、アイリン。良い子だから、

           少し向こうを向いててくれる?』
アイリン「?????」
アーサー「どうする、ローレ?

     ちょっとあの先を妄想しちゃったよ」
ローレ「いや、しかしアイリンの手前……というか……」









ははは、この世の女は全て俺のものだー!

※100年前の彼らの先祖(勇者)の女遊びに蛮行の数々…………



ローレ「御先祖の……不名誉な女遊びぶり……」
アーサー「ボク達まで真似るのも……ね……」
ウサギ娘「お兄さんたち♪ 私と遊ばないの?

     たっぷりサービスしてあげるわよ♪」

ローレ&アーサー『あ、今は間に合ってますので』

そう言ってきっぱりと断る2人

ローレ「間に合ってる……とは言ったけど……」
アーサー「アイリンと何かあるわけでも無いんだよね……」
アイリン「2人とも〜、話は終わったの?」


ローレ&アーサー『あ、うんうん!
アイリン「?????」





ウサギ娘「あら? 可愛い女の子ね。

大事にしてあげてね」



アイリン「??? 2人とも、何の話?」
ローレ「気にしなくていいからいいから」
アーサー「うんうん、そうそう!」
アイリン「?????」



こうして思春期の男子が抗いがたい誘惑を
先祖の行った蛮行に対する教訓から耐え抜いた男子2名。
アイリンと町を回ると、船の所有者を見つけました。






ほほお、船に乗りたいと?





しかしよそ者には貸さぬのが習わしじゃ。あきらめてくれ



ローレ「どうしても貸さないと?」
長老「うむ、そうじゃ。あきらめてくれ」


ローレ&アーサー&アイリン『……………………』



船を頑として貸そうとしない長老。
3人が視線を移すと、






町娘「たっ、たすけてっ! 魔物たちが私を!」

町娘が魔物に襲われている最中でした。





ローレ&アーサー&アイリン『……………………』
長老「……………………」

ローレ「どうしても貸さない?
長老「うむ、そういう決まりなのじゃ」



襲われる町娘を横目にして、
再度長老から船を借りるべく説得する3人。
それでも頑固ジジイ、船を貸そうといたしません。






たっ、たすけてっ! 魔物たちが私を!





ケケケ! その女をわたしなっ!





ローレ&アーサー&アイリン

じゃあ助けないよーだ
長老「…………それで困るのはお主たちだぞ?」



こうして止む無く、魔物を惨殺して
長老の孫娘を救い出した勇者3人一行は……






長老「なんと、お礼を言っていいやら」





ローレ&アーサー&アイリン『……………………』
長老「……………………しかし、船は……」


ローレ&アーサー&アイリン『……………………』

長老「…………ちっ!

   分かりました。船はお譲りしましょう。

   廃船にしようと思っていた船があるしの」


ローレ&アーサー&アイリン『……………………』

長老「…………ちっ!

   分かりました。

   普通の船をくれてやりますわ」


ローレ&アーサー&アイリン

ありがとうございます!

長老「…………ちっ!






こうして3人。

孫娘を救い出して長老のハートをゲット!

お礼として彼が所有する船を譲り受け、
他の大陸の探索が可能となったのでした。





次回予告

『ドキッ! 若い未亡人だらけのパラダイス!』

ルプガナの町の長老の好意で船を手に入れた一行。
向かう先は祖先の故郷アレフガルド、さらに世界中へ。
世界には若い未亡人だらけの島があるという。
若い男2人は理性を抑え込めるのか?







▼受信(yukiさん):(受信メール内容全文への返信もあります)
でも、船を丸々貸してくれるって……よく考えたら誰が操艦するんですかね?

▼今日の一言▼
好意……是恩裏返也(これおんのうらがえしなり)


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