光一「何でガン見されなきゃならないの!!」
どうも。最近うまく睡眠がとれません、光一です。
貴女の優しさが必要なんです。
あ、景品付き参加型企画の発表はもう少し待ってくださいな♪
さて、私は朝は基本的に会社に寄りますが、その後はずっと取引先です。
当然食事も取引先でとる事になります。ただし、お金がないので弁当持参です。
光一「あーあ、今日は仕事がうまくいかないなあ……」
その日、仕事がうまく行かなくて悩んでいた私。
こういう日こそ、全国の女性ファンからの声援が私を元気づけるのですが、
さすがに仕事先で「キャー、光一さーん!」って呼ばせるわけにもいかないので、
光一「こんな日はちょっとくらい贅沢してもいいよね?」
豪華にも…………持参の弁当以外に…………
光一「マルちゃんのワンタンスープー(100円)!!」
豪華にも、100円のスープを購入したのです!
なんて……ぶるじょわじい!!
光一君なんて大奮発なお昼休みなの!!
アツアツのスープで身も心もトロトロに癒す……最高の贅沢です。
売店での行列に打ち勝ち、スープを手にした私は、
お湯をここに注ぎ込む事によって、究極の癒しメニューを手に入れ、
まさに午後の仕事へ向け、心機一転せんと……テンション急上昇!
売店前に置いてあるポットでお湯を入れるため、
購入したカップスープの上フタを外し……………………
ガシャ…………
光一「い、イヤー!!!!」
なんと無残にも…………フタを外す時に手が滑り、
スープの中身は売店前の床に撒き散らされました……
お昼の売店前であり、多くの人が行き交う中……
まさにこれは大羞恥プレイ!!
なハズなのに、まるで何事もなかったかのように、多くの人々は無関心。
嗚呼、これが現代社会の無関心な人々ということか……
無情というものを感じ取った悲しいイン・ザ・ランチタイムでした。
光一「なんで私がこんな目に…………」
仕事で行き詰まった自分を慰めようと…………
奮発して買ったカップスープ(100円)…………
それは購入から20秒後に全て床に撒き散らされていました。
泣きそうな気持ちを「だって男の子だもん」とこらえながら、
これを掃除するのも羞恥プレイの一環だなあ……と思いつつ、
こぼしてしまった具材を掃除しようとしたところ…………
多くの人が見て見ぬフリの中…………確かな視線を感じました。
光一「……………………」
この世知辛い現代社会にも、困っている人に関心を持つ人はいるんだ!
そう感じ取った私が、視線を感じた先へ振り返るとそこには…………
インド人が1人「じーっ」っとたたずんで……
私の事……滅茶苦茶ガン見していました……
光一「な……何で私…………」
インド人「……………………」
光一「こんなにガン見されてるの…………」
見て見ぬフリをされているのも嫌な感じですが……
ただ一心不乱にガン見されているのも嫌な感じですよ。
気を取り直して、モップを持ってこようとしたら……
驚きの表情でたたずむインド人が増殖!
光一「なんで増えてるの…………」
しかも相変わらず声をかけてくるでもなく、
2名揃って私をガン見していました……
とにかく気をしっかり保ち、モップを持ってきたところ……
さらにインド人が増殖し3名に!?
光一「そんなにガン見しているなら手伝えよ!!」
とは怖くて口に出せず、黙々と売店前の床を片づけていました。
片付けが終わり、とりあえず取引先での売店前羞恥プレイを終えた私は、
さっさと消えたい気分で出口方向へ…………
退散しようとしたら、出口にもインド人!?
そちらも私を絶賛ガン見中でした…………
光一「何でガン見されなきゃならないの!!」
と叫びたい気持ちよりも、怖い気持ちが優先しその場を離れた私……
みなさん……困っている人間からすると見て見ぬフリは嫌ですが……
声もかけずにひたすら……
「……………………………………………………」
ガン見するのも気持ち悪いので止めた方がよいですよ?
ちなみに後日談…………
光一「今日こそカップスープをー♪」
ジョボー♪
その日は、中身を床にぶちまけることはなかったけれども……
ガフガフガフガフ!!
光一「何で途中でお湯が無くなるの!?」
中途半端にお湯が入り、結局捨てる始末になりました。
もしかして…前世の業か何かで、カップスープを食べられないんですか?
▼こんな私を貴女が癒してください!!(切実)
▼今日の一言▼
不運……是不運呼不運也(これふうんがふうんをよぶなり)
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