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光一「本当に運命ってあるんですね……
こんなにも嬉しい事はない!!」
奇跡を信じますか? 光一です。
景品付き企画についての発動は、もう少しお待ちください。
あ…………くれぐれも言っておきますが……
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とうとう「カルト」に走ったわけじゃないので、ご安心を♪
いやー、先日本当に運命を信じちゃう大事件が……
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奇跡的に食パンをくわえた女子高生と衝突しました♪
なんたる…………奇跡か…………!!
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光一「こんなにも嬉しかった出会いは無い!!」
…………っていう奇跡ではなかったです。
でも、現実的にはすさまじく重要な奇跡が起きましたよ!!
その奇跡的な出来事が起きたのは、この前の金曜日でした。
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光一「あー、今日は残業したくないなあ……
早く仕事切り上げて帰ろうかなあ……」
前日26時近くまで仕事をしていた私は、
さすがに連日遅くまで仕事するだけの気力はなく、早く帰ろうと考えていました。
私は取引先で会社のメンバーとは別に、1人で作業している事が多いです。
そのため、帰宅も当然1人の事がほとんどです。
それがたまたま、この日……金曜日。
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Hさん「光一君、自分は事務所へ戻って作業するけど、
君はどうする?」
と、たまたま工場へ来ていた私のチームリーダーに声をかけられたので、
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光一「あー、じゃあ私も事務所で作業しますかねえ」
残業せずにさっさと引き上げるつもりもありましたが、
リーダーに声をかけられたのもあり、取引先から引き揚げて
事務所で作業を継続する事にしました。
作業量が多くなかった私の方が、リーダーより先に仕事が終了。
私は前日深夜26時近くまで仕事だったので、
もう夜22時半ということもあり、そろそろ帰ろうと思いました。
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光一「Hさん。まだ仕事されていきますか?」
リーダーのHさんがまだ仕事をしていくなら、
さすがに睡魔に抗えなくなっていた私は帰ろうと思い、声をかけました。
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Hさん「あー、自分は明日休出するから、
今日はもう切り上げるよ」
そういうわけで、Hさんが作業を切り上げるのを待ち、事務所を2人で後にしました。
私とHさんは車を停めている駐車場が違うので、
いつもはここでお別れとなるのですが…………
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Yさん「あれ〜、Hさん達、今から帰りですかぁ?
飲み行きましょうよぉ!!
女の子に自分らの飲んでもらいに行きますぅ?」
と、たまたまそのタイミングで飲みから戻ってきた
先輩Yさんと事務所の入口で遭遇しました。
ヤツは完全に酔っぱらっていました。
お前はナニを飲んでもらうつもりだ!?
そうして、酔っ払いのYさんを含めた3人で、
何故だかその後40分近くも事務所の駐車場で話し込んでいました。
Yさんがやたらと、女の子のいる店に行きたがっていました。
ヤツは相当酔っていたようですが、でも普段からそんな話ばっかりだ!
時計を見ると夜23時半近く…………
さすがに帰りたくなってきたのですが……
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Yさん「Hさん達って、普段一緒にメシとか行きます?
あー、彼女欲しいなあ…………」
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Hさん「いやー、全然行ってないね」
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Yさん「光一さん。ダメじゃないっすかぁ!!
リーダー放っておいちゃぁ!!
そしてオレ彼女無し! オレに女を紹介して!!」
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光一「いやー、別製品で仕事しているから
なかなかそういうタイミングが…………
変態に女の子は紹介しませんよ!」
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Yさん「よし、じゃあ今から3人でメシ行きましょう!!
2人とも彼女いて羨ましい。分けてください!
ストライクゾーンは0歳から85歳です!!」
と、まあ……先輩の手前もあるし、後半部分の戯言はともかく……
たまには一緒に御飯も良いかと。そう思って、カバンの中を見て…………
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光一「あれ…………」
そこには……………………
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Yさん「どうしたんですか?」
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光一「いや……そんなハズは…………」
まさかの大事件が…………そこには…………
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光一「ない……ない!! 財布がない!?」
姉さん、事件です……現金のみならずカードが入った財布が……ない!
その後、事務所や自分の車を探すものの……ない!!
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Hさん「工場に忘れてきたんじゃないの?」
考えられるとすれば、取引先の工場に忘れてきたぐらいしかないです。
そこで、リーダーの車で工場へ向かい、守衛さんに事情を話して
急いで日付も変わろうとする工場内に…………
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光一「どこだ……財布どこだ…………」
深夜で人気もほとんどなくなった工場内を走り回る私。
財布が見つからないと大変な事に……だって……
1.現金は全て財布の中。
2.貯金下ろすためのカードも財布の中。
3.明日からシルバーウィーク開始でお金も必要。
そして何より…………
4.車が給油しないと自宅まで戻れないガス欠状態……
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光一「アレがないと自宅まで戻れない…………
連休中なにもできない…………」
それだけに地獄へ突き落された気分でした。
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IKさん「あれ? 光一君。こんな深夜にどうしたの?
血相変えて何かあった?」
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光一「財布を忘れてきたようで……
開発室ってまだ開いていますかね?」
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IKさん「あ、ちょうどさっき閉めたところ。
何なら今から開けるよ。
いやー、オレも今ちょうど帰るところでさ」
と、先ほど閉められたばかりの開発室を空けてもらうと……
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光一「あ、あったよぉー!!!!」
なんと私の財布がPCの脇に転がっていました。中身も全部無事!!!!
財布を回収して、工場の外で待っててくれていたHさんとYさんに報告。
3人で近くのココスへ行き、遅い晩御飯をとりました。
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光一「今日残業しなかったら…………
Yさんが私達が帰るタイミングで来なかったら……
駐車場で予定外に話し込んだり、
ご飯行く話しなければ…………
帰宅直前のIKさんに工場で会えなければ……
財布が無いのに気がつくの連休中だったかも。
帰りガス欠になってGS寄ったときとか……」
あらゆるところで全てが絶妙のタイミングでした。
どれか1つでもタイミングが5分とずれていれば…………
私は帰りにガス欠で給油できずに立ち往生か……
よしんば帰れたとしても、お金を下ろせずに連休中ひきこもりとか……
最悪の事態が考えられましたよ!!
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Yさん「何、もしかしてオレのおかげ?
オレ、もしかして神様?」
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光一「早く帰りたかったのに正直なところ
『あー、うざってぇ!!』とか思いましたけど。
結果的に助かりましたよ、ありがとうです!!」
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Yさん「あれ? オレもしかしてヒドイ扱いされている?」
そりゃあアナタは私と違って変態ですからね。
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光一「本当に運命ってあるんですね……
こんなにも嬉しい事はない!!」
それもこれも、私が好青年だからこそ起きた奇跡なのですよね?
▼奇跡はあるんですよ!!
▼今日の一言▼
奇跡……是重偶然也(これぐうぜんのかさなりなり)
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