|
鳴島
「重大発表ー!!」 |
|
光一
「え?」 |
|
鳴島
「……………………」 |
|
光一
「……………………」 |
|
鳴島
「明日、
免許を取りに行きます!!」 |
|
光一
「……………………」 |
|
鳴島
「車を運転したいのです♪」 |
|
光一
「どうやって取るのか
知ってるのかね?」 |
|
鳴島
「り、理論は知っています」 |
|
光一
「理論…………
理論知ってるのか、すごいなー」 |
|
鳴島
「えっとぉ…………
教習所行ってぇ」 |
|
光一
「教習所」 |
|
鳴島
「車に乗って」 |
|
光一
「車」 |
|
鳴島
「県知事に会いに行くんです!」 |
|
光一
「おおー!!」 |
|
鳴島
「ふふぅー♪
明後日からは、
ドライバー・ウェイトレスとして、
新たに生まれ変わるのです!」 |
|
光一
「そうか……がんばれよ」 |
|
鳴島
「は〜い♪」 |
|
|
光一
「というのが…………」 |
|
鳴島
「……………………」 |
|
光一
「昨日のことでありました」 |
|
鳴島
「受付のお姉さんとか、
待合室にいた人に…………
ものすっごい笑われましたぁ」 |
|
光一
「そりゃそうだろうねえ」 |
|
鳴島
「マスターもマスターですぅ!」 |
|
光一
「何がかね?」 |
|
鳴島
「マスターは
車の免許持ってるんですからぁ、
間違ってるの教えてくれれば!!」 |
|
光一
「くれれば?」 |
|
鳴島
「教習所にお金持って行ったし、
あんな間違いしなかったのにぃ!!」 |
|
光一
「いや…………
あまりにすごい事言うから、
冗談だと思って聞き流していたよ。
いやぁ…………あれは、
小学生でも間違っていると気づくだろ」 |
|
鳴島
「まさか…………
20万円もかかるなんて……
免許もAT、MT2種類あるなんて……」 |
|
光一
「……………………」 |
|
鳴島
「車乗って即日免許!
だと思っていたのにぃ……」 |
|
光一
「半世紀くらい前は
そうだったらしいが……」 |
|
鳴島
「明日から乗ろうと思って、
車のカタログ調べまくっていたのにぃ」 |
|
光一
「その前に、何故
教習所の事を調べなかったのかね?」 |
|
鳴島
「うう…………
私の愛しいランボルギーニ……」 |
|
光一
「初心者の車ではないねえ……」 |
|
鳴島
「はぁ…………」 |
|
光一
「……………………」 |
|
鳴島
「そもそも、
20万なんてお金…………
一体どうすればぁ……」 |
|
光一
「それでどう、
明日からランボルギーニに
乗るつもりだったのかね?」 |
|
鳴島
「あ!?」 |
|
光一
「それに、
車買っても
即日乗れるわけじゃないぞ」 |
|
鳴島
「ふえ!?」 |
|
光一
「…………少しは調べたまえ」 |
|
鳴島
「はぁ…………
車の運転はしばらくお預けですねぇ。
……………………!!」 |
|
光一
「……………………」 |
|
鳴島
「この手がありましたぁ!!」 |
|
光一
「…………言っておくが、
私の免許を強奪して、
私の車を運転するのは無理だぞ」 |
|
鳴島
「ま、まだ何も言ってないですぅ!!」 |
|
光一
「免許は個人個人が所有するもので、
他人が使うことはできないぞ」 |
|
鳴島
「うそっ!?」 |
|
光一
「…………強奪考えていたな?」 |
|
鳴島
「んぅ〜?」 |
|
光一
「ごまかすな」 |
|
鳴島
「はいはい〜。
真面目に取りに行きますですぅ〜」 |
(補足)
→綾香君の『運転免許』は、
今日のマスターの日記にあるように、
『閲覧者からのネタ提供』で出てきた企画です♪
この後、数ヶ月間、時折免許の話が出ると思いますよ!
|