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鳴島
「……………………」 |
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光一
「綾香君、おは…………」 |
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鳴島
「ぶすー…………」 |
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光一
「綾香君?」 |
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鳴島
「ぶっすー!!」 |
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光一
「何? 自分がブスだと嘆いていているの?
それとも、何、その変な擬音?」 |
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鳴島
「ブスじゃないもん!!」 |
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光一
「おお……なんという自信過剰……」 |
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鳴島
「むぅ〜…………」 |
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光一
「というか、何で朝からこんな不機嫌なのかね?」 |
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鳴島
「前回更新日…………
11/20は記念日だったのにぃ」 |
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光一
「?? 何の?」 |
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鳴島
「えー……
マスターが分からないんですかぁ?」 |
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光一
「私が知っているような記念日なのかね?」 |
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鳴島
「そのはずですよぉ…………」 |
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光一
「えー…………11月20日だろ……
私の誕生日は過ぎているし、
このサイトの開設日は3月3日だし、
嫁の誕生日は7月だし…………
11月なんて何もないように……」 |
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鳴島
「もっとよく思い出してくださいよぉ……」 |
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光一
「えー……私が分かるような日なんだろ……
うーん…………
…………あ、そうか!!」 |
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鳴島
「お!!
分かりましたかぁ♪」 |
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光一
「なるほど。分かったよ!!
あー、せっかくの記念日だったのに失敗したねえ」 |
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鳴島
「ですよねぇ…………」 |
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光一
「そうそう。11月20日は……」 |
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鳴島
「そうそう。11月20日は……」 |
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光一
「『ピザの日』ではないかね!!
私の大好物だよ、うっかりしていた……
イタリア王妃マルゲリータの誕生日に由来している日。
ピッツァ・マルゲリータ由来の人物だね」 |
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鳴島
「えっ!?」 |
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光一
「ちなみに上記の画像はマルゲリータ。
しかも日本で唯一、イタリア・ナポリ政府に公認された
マルゲリータを作っている
『トラットリア・エ・アミーチ』のピッツァだよ!!
私が既に『茨城県の飲食店紹介』で紹介済の店だが、
ここはとても美味しい!!」 |
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鳴島
「あの〜…………」 |
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光一
「なに?」 |
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鳴島
「そんな記念日は初めて知りましたぁ……」 |
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光一
「え? なに?
ピザの日の事を言っていたんじゃないの?」 |
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鳴島
「全然違いますよぉ…………」 |
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光一
「じゃあ、一体なんだったのかね?」 |
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鳴島
「この、私が主役の日記…………
『あやかのTagebuch』の更新回数が、
333回のゾロ目だった記念日ですよぉ……」 |
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光一
「へー、ふーん」 |
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鳴島
「え? 反応それだけぇ!?」 |
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光一
「ちなみにサイトTOP日記は前回578回目。
今回は579回目だねえ。
来年の夏前には600回行くねえ」 |
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鳴島
「何で自分が主役の日記に関しては
更新回数覚えているんですかぁ!!」 |
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光一
「そんな事言われたって…………
第一、回数がゾロ目だから何だというのかね。
…………何をしろと言いたいの?」 |
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鳴島
「そんなのマスターが考えてくださいよぉ」 |
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光一
「何で君の記念日なのに、
私が考えてあげなくてはならないんだね!
それぐらい自分で考えたまえ!!」 |
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鳴島
「むぅ…………マスターに頼んでも何もしてくれない。
日本語で意思疎通できないマスターでは
仕方ないのですかねぇ…………」 |
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光一
「その点に関しては君に言われたくないよ!!」 |
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鳴島
「まったく…………
こんな可愛い女の子の記念日を覚えていない。
マスターは女好きの風上にもおけないですねぇ」 |
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光一
「自分で自分の事を可愛いなんて……
一度鏡を見た方が良いんじゃないのかねえ」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「何かね?」 |
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鳴島
「鏡……あー。鏡ですかぁ…………」 |
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光一
「何かね?」 |
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鳴島
「鏡と鏡を向かい合わせると…………
あの世と繋がるらしいですよぉ?
何でも、霊の通り道になるとかならないとかぁ?」 |
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光一
「ふーん」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「何で私の向かいと背中に鏡を置いているの?」 |
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鳴島
「……………………
マスターが行方不明になっても、
鏡を通じてあの世に行ったと思えば……」 |
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鳴島
「およぉ?
マスター?
マスター?
どこへ逝かれましたかぁ?」 |